本能に抗えない鬼×自己犠牲な美青年「べな」2巻 感想レビュー

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

話題の「べな」をようやく読みました~!

これ・・・1巻が出た時「令和イチオシ新人」とか・・・「大型新人」とか・・・すごい期待値をあげる煽りが入っていたのよね~

なのに!未読!!!!

まあ、なんで未読だったかと言うと~・・・・

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表紙のコレ・・・・コレがね・・・ヅラが落ちかけているように見えたんですよ(笑)

ヅラが落ちかけておでこが見えて・・・ってわりには変なおでこだな~・・・と期待値があがらなかった!

それが、読まなかった理由です!!!(笑)

でも!

すっごい高評価がついているからずっと気にはなっていて!

2巻の配信と同時に1巻から読んでみた!

で、読んでみたら!

これ・・・「おでこ」じゃなくて「ツノ」だと判明~!!!

 

爆笑!!!!

 

そう知ってから表紙を見たら・・・あ!!!ツノ!!!ツノに見えるわ!!!(←今更!!!!)

まあ・・・こんな見間違いをしたのはわたしくらいでしょう~!

人外BLです!

では!1巻のあらすじを振り返ってから、2巻の紹介にいきたいと思います

作品紹介

見世物小屋を抜け出し、穏やかな暮らしを手に入れたべなと壱。
しかし日々のちいさな幸福が降り積もるほど、べなは自分が鬼であること、人間とは違うことを強く意識するように。

そんなある日、お奈緒から駿河府中まで手紙を届ける”お使い”を頼まれる。
初めての旅路に昼も夜も仲睦まじく過ごす二人だったが、壱は「べなが自分の元から去ろうとしてるのでは」と不安が募り…?

近づくほどに遠くなる。だけど、その痛みすら愛おしい――
既刊続々重版のお江戸人外ボーイズラブ、待望の続編!

今までのあらすじ紹介

時は江戸時代・・・

見世物小屋で働いていた双子の壱と二三(フミ)

兄貴分であるダンゾウからひどい仕打ちを受ける日々だったが、兄である壱は体の弱い弟の二三を必死に守って生きてきた

けれど、二三が亡くなり・・・

守れなかったことを悔やみ続ける壱

そんな壱に任された仕事が、見世物として取扱っている化け物の世話

言葉が通じず凶暴な獣のような生き物を動物扱いし世話をする壱だったが

その化け物が「人間」だと気づいて、「べな」と名付けて、見世物小屋から逃がしてやる

壱は、べなを親の元に返してやりたいと髪結屋に身を寄せ、べなの親探しをしだすが、言葉が喋れない幼いべなは、自分に名前をつけてくれた壱のことを好きになって!

だけど・・・・べなは、人間の姿カッコウをしているけれど、もやもやした感情を爆発させると額にツノが生える「鬼」だったんですね

壱とべなの恋・・・それを取り巻くやさしい人たち・・・

人情モノと人外ラブが見事に共存している作品です

作者様が描く繊細で巧妙なタッチに引き込まれます!!

1巻では、壱が弟の死を乗り越え、鬼であるべなからの求愛を受け入れるところまでが描かれています

「べな」2巻のここが面白い

ストーリー紹介

1巻の幼いべなは、はじめて自分にやさしくしてくれた壱にべったり懐く姿がむちゃくちゃかわいかった!

そして、図体が大きくなっても一途でかわいい心は健在のまま!

にこにこして壱を見る顔や、壱を心配してぐずぐず泣いちゃう姿がむちゃくちゃかわいい!

そんなべなが、2巻では、自分が持つ鬼の力で壱を傷つけるんじゃないかと不安を持ちはじめます

心は幼いままなのに、自分の持つ大きい力に怯えるべな!かわいそう!

「人間になりたい」とお世話になっている髪結屋の亭主とおかみさんに相談したべな

べなの鬼の力は、心の中にあるもやもやが爆発したときに出るもの

だから、そのもやもやの原因を解決すべきだと、べなを育てた鬼たちに会いにいくことを勧める

壱とべなは、べなを育てた鬼たちに会うため旅をはじめるのです

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Renta!「べな 2巻」

幼いべなの不安な心!本当ことを言う怖さ!

遠くに住む髪結屋のおかみさんのお兄さんに手紙を渡すため旅に出ると聞く壱

だけど、べなの様子から、旅の本当の目的は別にあって

べなが自分から離れていくんじゃないかと不安になっている

旅の途中で、何度も、「本当のことを言ってほしい。お前のためならなんでもしてやれるから!」と必死に伝えるんですね

でも、べなは、自分の過去を知られたら壱に嫌われてしまうと本当のことを言わない

頑ななべの態度に、壱の不安は募るばかり・・・

でも、ある日、ふっと、目の前のべなの姿が、壱の目には、幼い姿に見えるんですよね!

ここね~・・・

改めて、べなは、体は大きくなっても、心は幼い子供のままなんだよな~・・・と胸にグッときました

怒られたくない!嫌われたくない!って壁を作るべなの姿は、ほんと、幼い子供そのものなんですね・・・

本当にかわいいな

で、このべなが攻めってところがミソ!(笑)

脇キャラにスポットが当たったお話がよかった!

髪結屋の亭主や、その奥さん・・・そして元気な子供たち

見世物小屋にいた頃、壱と二三の面倒をみていたダンゾウ

このコミックの脇キャラたちは、むっちゃ個性が光ってて、むちゃくちゃ魅力的なのですが!

ダンゾウが主役となったお話が1話収録されていました

1巻の前半では、壱や二三のことを手ひどく扱っていたダンゾウですが・・・1巻の後半で「実は・・・」って展開があります

その「実は・・・」の部分にスポットが当たったお話で、ちょっとせつないお話になっていました

ダンゾウのことを好きって人って、けっこう多いと思うんですよね

壱に対して、相当ひどいことをしていましたが、「実は・・・」の部分に胸が鷲掴みされたファンがたくさんいそう!

実は、わたしもその中のひとりなので・・・

ダンゾウがメインのお話が読めて、とってもうれしかったです

海ホタルの感想まとめ

江戸と鬼とラブと人情がミックスされていて、すごく新鮮な作品です

画の描写がむちゃくちゃ巧み!

べなのことが幼い子供に見えちゃうシーンとか!

心情が手に取るように伝わってくる

最後の花火のシーンも!すごく綺麗!

しかし・・・実は・・・わたし、けっこう、読むのに時間がかかったんですよね~・・・(笑)

朝から読み始めて、途中で何度も休憩を挟んで、なんとかお昼に読み終えたって感じ・・・

でも、記事を書くため、もう一度、読み直したら、「あ!ここいいな!ここ綺麗だな!」ってシーンがすごくあって!

たぶん・・・文字が多くて、目が疲れて、読むのに時間がかかったようです(笑)

私にとっては、2度目からが楽しい作品かな!

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