「アオハル」・・・
素敵な言葉ですよね・・・
うちにはもうすぐ中学生になる娘がいますが・・・
暗黒寄りの孤独なオタクな10代を送った私は、常に「アオハルしろ!!!!」と本気で言い聞かせています
ほんまな・・・
10代のきらめきはな・・・10代でしか味わえないものなんですよ
しかし!!
そのきらめきの中にいるということに、本人自身が気づかけないという歯がゆさ・・・・
いや・・・
だからこそ・・・「アオハル」には価値があるんでしょう・・・・
おっと!!
話が逸れてしまいましたが、本日の紹介は「俺のアオハルは渡さない」です
加藤スス先生のコミックは、読んだ直後は、「ふーん・・・」って感じのものが多いんですけど・・・
読み返すと・・・・「あれ?これ面白いやん・・・」って、後からじわじわくるかんじなんですよね!(←個人的にね!)
「俺のアオハルは渡さない」も、読み返すたびにニヤニヤできる!うふふ
電子化はまだですが、面白いので紹介したいと思います
電子化されました!!
目次
作品紹介
クールな王子様系キャラで、学校イチのモテ男グループに属する昴。ところがその実態は、少女漫画のような胸キュンv恋愛を夢見る、超純情ピュアボーイ!?少女漫画オタクだったことを隠し、無事に高校デビューを果たしたと思っていたある日、そんな昴の本性を知っている旧友・陣内が転校してきて大慌て!アオハル計画を阻止されないよう、陣内相手に奮闘する毎日だったけれど…!?
「俺のアオハルは渡さない」のここが面白い
少女漫画のような恋にあこがれる受けが登場!
少女漫画は好きですかーーーー!!!!
わたしは「好き」です!!!
10代のころは、自分には絶対に起きない出来事だからこそ少女漫画に陶酔し・・・
40代になった今は・・・「こんな素敵なヒーロー・・・どこにいるねん・・・」と漫画の中でのみ出会える王子様と、胸ときめかせています
だからね!
「俺のアオハルは渡さない」の主人公の昴が、少女漫画が好きで、少女漫画のような恋愛シチュエーションにあこがれているのがよくわかる
しかも、昴は、「少女漫画好き」である姿をひた隠しにし、女の子たちから憧れの王子様的ポジを自分で一生懸命演出しているのです
でも!!
ただの「少女漫画好きのオタク」であることを知る攻めの前では、どんなに、女の子をキュンとさせるイケメンぶりを発揮しても意味がなし!!
女子をときめかすはずが・・・自分がときめいてしまって・・・どうすりゃいいんだ?と悩む昴の姿がただただ面白かったです
とにかくね!受けの昴が、だれが見ても・・・どこからどこまでも「受け」なんですよ!!
それなのに、少女漫画の中のヒーローポジを目指しているというのが面白い!!
最後はもちろんハピエンだよ!!
この部分はどうなの?って思ったところ
自分が少女漫画の王子様のごとく女子をときめかせるはずが・・・
なぜが攻めにときめかされているって流れが大変面白いこの作品!
少女漫画とBLのコラボ作品的要素があるので・・・・
当然、「当て馬」が登場します!!
少女漫画において、ストーリーを盛り上げるために絶対的必要な「当て馬」役
しかし・・・この「当て馬」が・・・突如現れる感じが・・・ちょっとストーリーの流れに違和感がありました・・・
この当て馬・・・必要だったのかな?って思うんですが・・・
いや・・・まあ「少女漫画的」流れを重要視するのであれば「必要?」って感じなの?
ここの部分においては、「必要である」って人と、「必要ない」って人が分かれそうだと思います
最後は「スパダリ」を目指す受けに注目!
ストーリーの最後には、受けが「オラオラなスパダリな攻め」を目指しちゃいます!!
ここが、個人的は、むっちゃ「おもろいやん」って思った!
受けなのに「オラオラなスパダリ攻め」を一生懸命目指す姿がひたすらかわいかったし・・・
そんな受けを、実は中学から好きだったという攻めが執着心を見せるシーンがこれまたGOOD!!
海ホタルの感想
高校生BLを読んでいて、その甘酸っぱさにキューンってくることがあるんですが
ここまで、包み隠さず堂々と「キュンできるでしょ?」っとグイグイくる作品も面白いよなって思いました
どこからどう見ても「受け」でしょ!って受けが、少女漫画的ヒーローポジを目指したり、スパダリを目指すのも滑稽だったしね!
エロは極薄です
登場人物の個性を楽しむBLだと思われます
大変、心穏やかに楽しめる一冊です
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