人外淫乱受✕精液供給攻!!!!!
このインパクトある帯にビビビってきた方もいるんではないでしょうか?
こちらの作品・・・
帯のインパクトから、エッロエロな作品を期待して読んだのですが・・・
いつもの日野雄飛先生のエロを期待して読むと、ちょっと肩透かしな感じが・・・ごにょごにょ・・・
でも、異形の人外に上に乗っかかられ、好きなようにセーエキを搾り取られる攻めのマグロぶりを楽しめます!笑!
(途中から積極的に攻めも上に乗っかっています!ご安心を~!!笑!)
ではどんな作品なのか?
紹介にいってみましょう
目次
作品紹介
登場人物
日野雄飛先生の描く「幻想怪異譚」BLは詰め込み要素が多かった!
不思議な怪事件を解決していく事件簿的面白さ有り
異形の姿のビッチ受けに呑み込まれそうなエロスあり
従兄弟間の打ち明けることのできないせつない片思いありと・・・
いろんな萌え要素がパンパンに詰まっています
よろず屋を営む「月森藍次」
飄々として何事にも執着しない彼は、実は人の形を借りた異形の者なのですね
人の精(セーエキ?唾液?)を食って生きています
その藍次の助手である未散は、藍次にとって特別な人間で・・・
そして未散の従兄弟である巌(いさお)は事故で部分的記憶がない警官です
藍次から未散を守ろうと、身代わりで藍次と身体を重ねることとなった巌(いさお)
エロ中に異形の姿に变化しはじめる藍次とのセックスに最初は驚くのですが、この藍次とのセックスは甘くて・・・淫靡で・・・尻尾で自分の後穴も刺激され、今まで味わったことのないような快楽に呑み込まれてしまうのです
そして、何度も身体を重ねることで、巌の身体は藍次でなければダメになっていく・・・
それを複雑な気持ちで見ているのが未散
未散は子供の頃から、巌(いさお)のことが好きなのです
だから、藍次ではなく自分を抱いてほしいという醜い感情が生まれだす
三人の複雑に入り組んだ心情を描きつつ、次から次へと起こる怪事件
かなり読み応えがある作品となっています
好きだったシーンをピックアップ!
巌と未散の子供時代。好奇心から触りっこするふたりがエロい
「上巻」に掲載されている巌(いさお)と未散の幼い頃の話はすごく好きですね
子供時代に誰もいない森のなかで触りっこしているってお話なんですけど、ここに不気味な現象が起こるってお話です
このふたりだけの甘い秘密を大人になった巌(いさお)は忘れてて、未散だけが覚えているっていうのがほんと切ない・・・
寂しさと背徳感を含んだお話となっています
藍次のエロ中の姿はグロ?淫靡?ジャッジし難い!
巌(いさお)とのエロ中にコーフンしだした藍次の姿は少しづつ異形の姿を見せ始めます
はじめは手や足に鱗が見え始め・・・大きな尻尾が生え・・・頬のあたりにも鱗が見え始める
鱗を見て・・・ゾワゾワする人はちょっとダメかも!!
わたしもどちらかというと苦手な人なので・・・
背筋にザワリと冷たさが走るんですよねー
しかしその一方で、どこか淫靡さがあるエロシーン・・・
それは、きっと、受けがビッチだから!!
わたしが「これはいいな」って思ったのは、上巻でコーフンした藍次が自分の鱗を剥ぐよう巌に言うシーン
言われるまま鱗を一枚・・・一枚・・・と剥ぐ巌
すると、剥ぐたびに藍次がさらにエッチな悲鳴をあげてよがりだすんです
ほどよい痛みが快感になるんだ!って、すごくエロいなって思いました
藍次はいろんな人間の器を借り物としています
異形の身である藍次ですが、実は、いろんな人間の器を借りて生きているんですね
本当の姿はワニのような(?)姿をしていて、鱗を持っています
そして、「藍次」の身体は、もともと本物の「月森藍次」のものだったんです
この本物の「月森藍次」と、別の人間の姿を借りている時の異形のものの出会いを描いたお話がすごく好きです
これもとっても切なかったですね・・・
海ホタルの感想
正直・・・いろんな要素を詰め込みすぎて・・・レビューが書きづらい作品です
でも、巌が何度も身体を重ねることで異形の身である藍次のことを好きになっていく流れがほんとよかったと思います
これもいわゆる体から始まる関係なんですかね?
エロシーンがインパクトありすぎて、そういう「普通」の感覚を忘れそうになっちゃう!
あやかしとか、異形BLがお好きな方におすすめの作品です