ハーレクインBL!攻めのかっこよさにドキドキ!「唇はエゴイスティック」上下巻 感想レビュー

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

藤河るり先生は作家買いしているので、こちらの作品も発売と同時に読ませてもらいました!

読みながら・・・

「このテイストは・・・・ほら・・・あれ!“シンデレラストーリー”じゃなくって・・・ほら!あれよ!あれ!!!」とずっと出てこない言葉があって!

ずっと悶々・・・

そしたら、作者様の最後のあとがきで「ハーレクインBL」とあって!!!

「ああ!ハーレクインだよ!!!!」とすごくすっきりしました(笑)

ハーレクインBLです

え?なにそれ?って思う方もいると思いますが、読むと、ハーレクインBLだとわかります

ハーレクインはお好きですか?

わたしは、正直に言うと、あまり読まないジャンルなのですが、攻めのカルロがかっこよすぎて~

もう胸キュンでした~!

どんなお話なのか?

紹介したいと思います

作品紹介

上下巻同時発売です

小さな工房である美杉カバンの優秀な営業マン・吉野は、売上が下がっていることに悩んでいた。そんな時、取引先から有名ブランドとのコラボを提案され、世界的なブランド・オルシーニへ出向く。壁は高いと思われたが、商談中にあらわれたのは、なんと社長のカルロで――!? 上下巻でお送りする、王道ラブストーリー!

「唇はエゴイスティック」のここが面白い

設定と内容の説明

イタリアにある老舗ファッションブランドの若きCEOであるカルロ

彼の口癖は「美しいものが好き」

これは、ナルシストって意味ではなくて、生き方そのもののこと

カルロの言う「美しいもの」には、視覚から入るもの、気持ちを向上させるもの、人そのものや努力も含まれている

そんなファッション界の若き帝王カルロの目に、日本の老舗カバン店で営業をしている日本人の姿が留まる

日本人の名は「吉野直純」

直純は、亡くなった父が勤めていた「美杉カバン」で働いているのだが、「美杉カバン」は、職人の腕こそあれ、デザインそのものは懐古的

時代に合わないと、売り上げが低迷状態に陥っていた

直純は、店を立て直すため、一流ブランドとのコラボ企画を考える

その一流ブランドと言うのが、カルロがCEOを勤める「オルシーニ」だったのです

カルロは、直純の書いた提案書類を見て、その美しさに一目ぼれ

直純が自分の秘書になることを交換条件に美杉カバンへの融資話を持ち掛ける

その取引の持ち掛け方がこれまたスマートで!

強引なんだけど、嫌味がないというか・・・

この人に逆らっても無駄なんだろうな・・・って気持ちになると言うか・・・

とにかくかっこいい!

読み答えがあり!じわりと進んでいく二人の関係性!

上巻は、お仕事部分重視でストーリーが進むので、エロはありません・・・

ラブの部分は、ほのかに・・・って感じ!

そして、下巻からは、お仕事をしつつ、ラブの部分が強くなります

お仕事の部分がしっかり描かれている分、ラブの部分に深みが出る展開となっています


 

強引に、直純を自分の秘書にしたカルロ

だけど、これは、直純の生き方そのものに惚れただけであって、恋ではない

それに、カルロは、完全あるヘテロ

恋愛においては、「本気」といいつつ、その場限りの情熱で、女性相手にいくつもの浮名を流している男なのです!

だから、直純がゲイだと知ったときも、女性が好きな自分にとっては「関係ない」って顔をしてる!

 

なのに、真面目で堅物でストイックな直純の澄ました顔が、崩れる表情を見て、心惹かれていくんですね

これ・・・直純が、本当にきれいな男だからこそ説得力があるというか・・・・

カルロは、わかりやすい伊達男なのですが、直純は、内側から湧き出るような色気がある男なんですよ・・・

 

見どころは、直純を口説くカルロの強引さ

口説き方も、バラの花束を贈ったり、ブランド物をプレゼントしたりして!ゴージャス!

最初は突っぱねていた直純も、カルロの色気の前に陥落!

身体の関係を持ったことで、一層、愛が深まり、直純は心からカルロのことを愛するようになる

そして、彼の役に立ちたいという気持ちを膨れ上がらせるのです

 

しかし・・・

ふたりの気持ちが通じ合ったところでハピエンにはならない!

ここから、試練が訪れるのです!

これは、完全にカルロが悪いのですが・・・

誰かを本気で好きになったことがないカルロが、本気の恋を知るための試練みたいなもので!

この試練が描かれたことで、物語が一層ドラマチックに仕上がっています

 

最後はハピエンです

「美しいものが好き」と言いながら、誰かを本気で愛したことがなかったカルロが、直純と出会い、本気で人を愛することを知るって展開は、まさに王道!

しかし、その王道さが心地よいって作品

海ホタルの感想まとめ

「シンデレラストーリー」って言葉を使ってもいいかな?って気もするんですが

でも、それじゃ、この作品のよさを伝えることができないって感じなんですよね!

もうね!「ハーレクインBL」という言葉がぴったり!

ゴージャスな生活を送る有名ファッションブランドの若きCEO

日本でしがないサラリーマンをしている受け

で、昼間は、仕事で対等な関係でありつつ、夜は・・・ってラストが最高です

ぜひ!ドラマチックなBLがお好きな方はチェックしてみてね!

試し読みはこちらから

上下巻となっています

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