パンパカパーン!!!
「ミスター・フィクション」のスピンオフ「ダブル・スタンダード」の電子配信が先日からスタートしています
もう?読んだ?
「ミスター・フィクション」で登場した主人公の男を寝取った精神科医の佐伯先生が主役です
「ミスター・フィクション」では、別の男のものになった元彼を脅して関係を強要するという・・・気持ちが通じ合う甘いエロには興味がなかったキチク・佐伯!!
そんなカレがどんな恋愛をするのか?
むちゃくちゃ興味津々で読ませていただきました
「ミスター・フィクション」を未読でも楽しめます
でも・・・
「ミスター・フィクション」のメインカップルふたりも登場するので、読んでいたら、さらに楽しめる内容だと思います!てへ☆
作品紹介
佐伯が働くクリニックにキャバ嬢の付き添いで来た黒服は、ピアスだらけな見た目の割に、純粋で騙されやすそうな若い男。もう会うこともないと思っていたのに、その男・リクが酔い潰れて佐伯の部屋の前に倒れこんでいたせいで仕方なく介抱することに。おまけにマンションの隣人だったという厄介な事実が判明。ただただ面倒臭いとしか感じていなかった佐伯だが、明らかに調教済の身体に似合わない純朴さを併せ持つリクはからかい甲斐もあり、興味を持ちはじめた佐伯だったが――?絡めとられ、深みにはまる、落ちるつもりのなかった恋
精神科医の佐伯先生の愛は少々歪んでいる
甘くて気持ちの通じ合う恋愛よりも、自分好みの男を自分の思うように支配していくのが好きな男です
そんな佐伯がすでに誰かに調教され済みのリクを拾った
誰かのお手つきになっている男には興味がないはずなんだけど、すでに調教されている身体を持っているのに、初心かわいいリクに興味を持ち始める佐伯
心なんて後回しの佐伯は、とにかくリクに他にご主人様がいるとわかっていて手を出す。言葉責めをしながらも、自分のエロテクにトロトロにして、朝まで抱き潰すというキチクぶり
もう!!ほんと、サイテーです!!!
でも、こんなにキチクなのに憎めないのは・・・時々、すっごく甘いんですよ
痛みと甘さの緩急に、受けもだけど、読んでいるこちらもハマっちゃうんですよ
なにより、彼の場合、自分に自信があるっていうのが魅力のひとつですよね
上から目線で「“ご主人様”の影がチラつくと燃えないんだよ」と受けに言ったり・・・
ちょっと甘く「最高のキス教えてあげようか?」と軽くキス
受けを試すかのように「オレとご主人様のセックスどっちが好み?」とピロートークで聞いちゃう!!
いやー・・・自分に自信のある男はコワイな!!
そりゃ、受けもあっと間にその悪い魅力の虜になるわー!!
一卵性双生児から重い執着愛!ハラハラする展開に目が離せません
佐伯が拾ったリクにはすでにご主人様がいるんですけど、このご主人様が、リクの一卵性双生児のロク
ロクはリクが働くセクキャバの経営者で、ヤバイ人たちとつながりも持っている人
おんなじ顔しているのに、リクに対しての執着愛がむちゃやばい!
身体を重ねちゃうほどの執着愛なのだ!!
そして、リクは過去に自分のせいでロクをひどい目にあわせたことがあって、ロクの命令に抵抗ができないんです
このロクのリクへの執着がとにかくコワイ!!!コワイ!コワイ!!
ストーリーとして・・・
1・佐伯がリクを拾う
↓
2・佐伯がリクに手を出す
って進むんですけど・・・いつ、ロクに佐伯とリクの関係がバレるのか?
むっちゃ!ハラハラする!!!
さらに!!!
1・ロクが佐伯の存在を知って、嫉妬で狂う
↓
2・ロクは佐伯の弱みを握る
↓
3・リクを拉致して、佐伯を呼び出す
もうね!!やばい!!やばい!!やばいよーーー!!!!と、心臓がバックバクです!!!
ここは・・・碧本さり先生だから、絶対、ハピエンで終わるはず!!と信じて読み進めるのみです!!
エロ描写はバッチリ
碧本さり先生は、エロシーンがいいですね!かなり濃厚な感じだし、佐伯の言葉責の数々がすごくいい!
ときに甘さも含んで、リクの感じやすく調教された身体が気持ちよさでどろどろになっていくって感じです
あとね!!
注目したいのはチクビにはめられたボディピ!!
ロクが自分の所有物の証として、リクのチクビにはめているんです
チクビ開発されているリクの反応がほんとすばらしい!!
そして、そのロクがはめたチクビのボディピを自分が用意したボディピにつけかえる佐伯先生!!
はぁぁぁー!たまらん!!!
海ホタルの感想
「ミスター・フィクション」もNTRでしたが・・・よく考えれば、こちらもNTRですねぇ・・・!!笑!!
ふたりの気持ちがじっくり歩み寄っていくって描写は一切ありません!!
体から始まるボーイズラブです!!
しかし!!ラストには、あの!!佐伯先生の「つきあう」宣言も拝めます
あのキチク!!佐伯先生が!!ひとりの男に陥落した!!という驚きが楽しめます
でも、よくよく読んで、考察してみると・・・
佐伯先生は、プライドの高い承認欲求が強いタイプの男性なんだと思うんですよ
自分からはお願いはしたくない
だから、わざとリクからお願いをさせるようにいじわるをする
そして、リクが願えばなんでも叶えてくれると思うんですよね
リクの良さは、そういう佐伯先生のスパダリ感にあぐらをかかないところ
ちょっと生意気で、なかなか本音も言わない野生のネコのような思い通りにならない部分に佐伯先生も面白さを感じているんだと思います
そう思うと・・・なかなかお似合いのカップルですよね!!
ひとつ残念なのは・・・ロクが、なんで一覧双生児のリクにここまで固執したかが描かれていないところ・・・
また、ロクのスピンオフが楽しめるといいなー・・・と願望を書きつつ・・・・
感想記事はこれにて終了です
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