受けになったとしても心はバリタチ!?「エクストラヴァージンアディオス」赤根晴

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オトクにBLが読みたい!

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こんにちは!海ホタルです

赤根晴先生はほぼ初読みです!

今回、なにゆえ読んでみようと思ったかと言うと、表紙をめくったページにあった、おじさんがエロちく舌絡させながらバックから抱かれる絵面にビビビッツ!ときたから!

ぶっちゃけ!

バックからエロれている時、キスするのってむちゃくちゃ首を伸ばさなければできないから!

絶対に首がむちゃくちゃ痛いと思うんですよね!!

でも!

この痛みを乗り越え快楽を求める姿が好き!!!

麗人さんのコミックと言うことで!

なかなかエロいい作品でした

では紹介に行ってみましょう

作品紹介

ページ数188P
設定 趣旨替え
テイストコミカル
レーベル麗人uno!コミックス
エロ度数 ←ほぼ各話にエロ有り

超勝ち組なベンチャー会社の社長・渡海は美少年好きのバリタチゲイ!
でもフラれてばかりな失恋の日々…。
愛が欲しいと部下の野々宮に愚痴っていると
「俺が慰めましょうか?」と口説かれて…俺がネコなの!?
バリタチのつもりがお尻の奥まで愛されちゃって…!!!

「エクストラヴァージンアディオス」のここが面白い!

濃いキャラクターの受けと攻め!とにかくバカバカすぎて面白い!

大学生時代に仲間とたちあげたベンチャー企業が波に乗り、タワマンの上層階で夜景を見下ろし、ジャグジー風呂で体を癒し、好きな子にどんな高価なものでも貢げるほどのお金持ちになった渡海(32歳)

この渡海!

なんつーか、嘘偽りがないとってもチャーミングな明るい性格の男性で、大学生時代から、自分はゲイでバリタチで美少年が大好き!と周りに公言している人なのである

物腰が柔らかいから、オネエではないけど、ちょっとオネエが入っているようにも見えるキャラクターで・・・

この作品を面白いと思えるか否かは・・・

ぶっちゃけ!

この愛されたがりで!

美少年が好きで!

お人よしの甘えたがりというかなり濃いキャラクターである渡海をを受けいられるか決まると言っていい!

 

美少年が好きで、貢ぐだけ貢がされ、いつも最後は振られる渡海

一体!自分のなにがいけないの!!!と愚痴るのは、会社の創立メンバーである後輩の野々宮(通称:ののちゃん)

傷心の渡海が「誰でもいいから僕を慰めてほしい・・・」と弱音を吐くと、ののちゃんは「じゃあ・・・僕が慰めましょうか?」と顎クイをしてくる

美少年好きの渡海は、そこそこタッパもあって、美少年とは程遠い大人の男性であるののちゃんの口説き文句を「あっはっは!」とスルーするのだが!

渡海のことを昔から好きだったののちゃんは、このチャンスを逃すまいと、渡海の入浴に乱入!

バリタチの渡海は、グイグイくるののちゃんの雰囲気に、「あれ?これはもしかして、自分が抱かれる側?」と焦り、ののちゃんを先にイかせようとアレを舐めようとする

しかし!ののちゃんのアレは、美少年のアレとは別物で!

 

どーーーーん!!!

 

ヒッ!!!!

 

かわいくないアレを見て顔がひきつっている!笑!

 

でも、とにかくイカせてしまえば、ののちゃんも諦めるだろうと、がんばってののちゃんのブツを口にするのです

 

しかーーーーーし!!!

 

この渡海の態度を、「イエス」という答えとしてとるののちゃん!

容赦なく!

渡海さんのおしりをもみもみしだして!穴をぐいっと広げ!

指で渡海の前立腺をマッサージしちゃう!!!

いつも自分が美少年相手に甘いセリフを吐きながらしていることを自分がされる側になり、困惑しちゃう渡海だが、ののちゃんの指テクでフィニッシュしていまう

ののちゃんは、恋愛経験が少ない分、駆け引きができないタイプ!渡海の態度を、すべて、自分のいいように解釈するのです!

恋愛経験の多い渡海と、そうじゃないののちゃんの勘違いの数々も面白い!

 

美少年好きの渡海が、長年一緒に会社をやってきた信頼する相手に、処女を奪われるって展開がこの上なく面白いのですが

なにより!

渡海の脳内の困惑ぶりが、むちゃくちゃコミカル!!

「絶対特別不可侵部位」と書いて「エクストラヴァージン」と叫び!

「一夜のオトナのたしなみ」と書いて「ワンナイトアダルトプレジャー」と叫ぶ!

社長!!その語彙変換!!!かなりおかしいです!と思わずつっこんでしまう!!

ちなみにタイトルの「エクストラヴァージンロスト」は、「絶対特別不可侵部位喪失」ということを言いたいそうです!

つまり・・・「処女喪失」ね☆(笑)

そして、こんな社長のことが好きと言うののちゃんも負けず劣らずの濃いキャラクターで!

無表情なクールキャラなのに、大学時代から渡海の損するお人好しな性格に惹かれている

ずっと、渡海がいろんな美少年とつきあうのを見守ってきたののちゃん

そんなののちゃんの「最後に残るのは僕です」という告白は、まじでかっこいい!

だけど・・・

かっこいいけど、どこか残念さがあるのがこれまたよくって~!

ようやく気持ちが通じ合ったクライマックスエロのあと

「今後はもっと熟れていくんだろうなと期待を膨らませ、ピストンのリズムに呼吸を合わせようと必死な様子は守りたい泣き顔1位です」って感じのながーーーーい愛の言葉を吐いている

渡海だけじゃなく!ののちゃんも残念な濃さがあるキャラクターだった!!!
とにかく!

受けも攻めもむちゃくちゃキャラクターが濃い!!

で!エロシーンがむちゃくちゃエッチで素敵!

長年、近くで渡海を見守り続けたののちゃんの愛もすごく重くて!

とっても楽しい作品でした

受けになっても、心は「バリタチ」

渡海は、自称バリタチで、ののちゃんに処女を奪われても、「バリタチ」であるというアイディンティティを失いません

だから、なかなか、ののちゃんとの関係がスムーズに進まないんですが

渡海は、そんなにののちゃんが自分を求めているなら、自分は、美少年専門だけど、ののちゃんを抱いてもいいかな?と思ったりする

毎回、けっきょく、ののちゃんに抱かれていますが!

ののちゃんに前立腺を開発され、ののちゃんの重い愛を受け入れることにした渡海は

抱かれていても、バリタチとしてのアイディンティティを失わないようがんばっています

最後は愛し愛されてハッスルするふたりが楽しめます~

海ホタルの感想まとめ

全体にすごい軽くてコミカルで楽しめる1冊

一見、おじさん受けのように見えるけど、渡海は、まだ32歳です

ちょび髭を剃ったら、きっと、若く見えるはず!

美少年専門だった渡海が、ののちゃんの愛を前に趣旨替わりする展開も面白いし

渡海の抵抗の数々を、すべて、自分の都合のいいように捉えるののちゃんもすごく面白かった!

会社の女の子たちもすっごく素敵!

こんな会社にいたら、毎日、ネタが多彩にありすぎて!

きっと、会社帰りに絶対に飲みに行ってネタを肴にして楽しむわ~!

ほんと、ぶっとんだセリフの数々に笑わせてもらいました

とにかく濃い作品です!

勢いのある楽しい作品が読みたいときにおすすめです

試し読みはこちらから

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