こんにちは!海ホタルです
楽しみにしていた少年の境界 2巻!!
さっそくポチして読んでみましたーーー!
1巻は不安要素を残しつつのハピエンだったこの作品
「どうなるの?どうなるの?」と思いながらドキドキしながら読んだのですが・・・・
もう!むっちゃ!よかったぁぁぁぁ!!!!
もしかして「アンハピ?」では?とドキドキハラハラしたけど・・・「ハピエン」です!涙!
オメガバース特有の「運命の番」設定が、上手く生きている良品!!
さらりと1巻のおさらいをしてから2巻のレビューを書きたいと思います
目次
「少年の境界」1巻のおさらい
登場人物
あらすじをおさらい
1巻のなにが面白いって・・・・
中学のバースの性別検査で幼馴染ふたりの関係ががらりと変わっちゃうところ!
目立つグループにいて、オメガのことを「生殖の道具」として「かわいそう」扱いしていたゆかは中学の性別検査でオメガだと判明
しかも、すぐにヒート(発情)現象が起こり、自分の身体が自分の意思とは関係なくオメガだと主張しはじめる
身体の変化だけでも怖いのに、つるんでいた友達達との間に急にラインを引かれた気分になり絶望しひとり苦しむことになるゆか
子供の頃いつも一緒だった薫のことも、「地味なやつとはつるめない」と中学から距離を取っていたのに、薫もオメガだと勘違いして、“仲間”だとすがりつこうとする
しかし!
同じグループ内の大我がゆかのフェロモンにヒートを起こし襲いそうになったところを薫が助けてくれるのです
その時、薫がアルファだと判明!
しかも、面白半分にゆかを抱こうとするゆかを助けるために、薫は大我の前でゆかを抱きます
そして!さらに、ゆかのうなじに噛み付いてしまう!!
まるで、嵐のような展開で薫と番になってしまったゆか
しかし、ゆかは薫に、「自分たちは運命の番」ではない気がする。といいます
だから、いつか、薫に「運命の番」が現れたら、自分は捨てられると言うのです
でも、薫のゆかが好きって気持ちがすごーーーーく強くって!
ゆかは薫に対して恋愛感情を持っていないけれど、その薫のやさしさを受け入れることにします
1巻は、ゆかと薫の気持ちにしこりを残しつつも強く結びついたところでENDです
「少年の境界」2巻レビュー
作品紹介
「あれは俺のαだ」
学生時代に番関係になったゆかと薫、αとしての人生をそれなりに謳歌する大我、Ωであることを諦観する倫――
4人の人生がこの一時交差する。その出会いはだれかの不幸であり、だれかの奇跡だった。運命に翻弄される大人気オメガバース作品、第2シーズン開幕!
新キャラの登場!「運命の番」登場で変化する3人に注目
2巻では、中学生だった3人が大人へと成長し、“倫”という新キャラが登場します
倫くんは中学時代にオメガだという理由だけで友達に犯され、今では、居酒屋でバイトをしながら、アルファの家を渡り歩いているような開き直りタイプの割り切り系ビッチタイプのオメガ
そして、今は、大我の家へと居座っている
倫くんは誰かと番になって早く発情期の煩わしさから開放されたいと、恋愛感情もなく大我に番にしてもらいたいと言う
けれど、大我は「運命の番」にこだわりがあり、「誰でもいい」という浅はかな倫のことをバカにしている
つまり、この時点で、倫くんは「運命の番」なんて信じていないし、相手は誰でもいいって感じなんですよね!
しかし!
この後、倫くんに「運命の番」が現れてしまいます
身を持って「本能部分で強烈に相手に惹かれる」という疼きを体感してしまった倫は、その「運命の番」に異様な執着をしはじめます
今までアルファなら誰でもいい。と股を開いていたのに、自己防衛のために発情を抑える抑制剤を飲みまくる倫
抑制剤を飲みすぎて、どんどんおかしくなっていく倫くんの姿がかわいそうすぎて!!
倫の浅はかさをバカにしていた大我も、倫のために、自分がヒートを抑える薬を飲むことで、倫の抑制剤の量を減らそうとします
傲慢さがあり、自分の言っていることが正論とばかりに倫をバカにしていた大我の心の変化がすごい見ごたえがあった2巻です
幸せだったゆかと薫。けれど、薫に「運命の番」が現れたら?
倫くんの運命の番は・・・・薫でした
薫は、大好きなゆかと番になれて幸せそう!
そして、幼馴染の関係を壊したくない。というゆかの気持ちを尊重し、子供を作らずにいる薫
とにかくゆかの幸せが一番!ゆかの幸せが自分の幸せと言う薫ですが
けれど、そんな薫でも倫くんが側にいると、倫くんへヒートに煽られてしまう
そこには薫の意思は一切ないのに・・・欲情しちゃうって・・・
けれど、ゆかのことが好きだから、ギリギリの状態でその本能を抑え込む薫
そんな薫を見ていると、ゆかもすごくつらい
倫に「薫さんのことを愛してるの?」と聞かれ「愛している」と即答できないゆか
そして、ゆかは自分が身を引くべきでは?と悩む・・・
いやー・・・ほんと、つらいですよね!
好きゆえに・・・相手の幸せを願うがゆえにって展開が、むちゃくちゃ胸に刺さる展開です
どうなっちゃうの?と、最後まで一気に読んじゃいました
海ホタルの感想
リアルの世界においての「運命の相手」っていうと、どちらかというと甘くてこの上なく幸せなイメージがあるじゃないですか?
でも、オメガバースの中で描かれる「運命の相手」って決していいことだけじゃないんですよね
それが、オメガバースの面白さだと思うんですよ
この作品の面白さって、その部分を、ほんとハラハラ・ドキドキする展開で描いているところだと思います
登場人物みんながいい子ゆえに、みんなに幸せになってほしい!と、ずっとハラハラさせられっぱなしでした!
ラストは、ちゃんとハピエンで終わっています
「運命の相手」に出会っことで、半分おかしくなっちゃった倫も幸せになっています
人を見下した嫌な野郎だった大我も大きく成長しました
薫とゆかも幸せそうで・・・・
クライマックスシーンの薫のセリフがむちゃくちゃ胸を打つんですよ!!!
「運命」って言葉は、ほんと甘くて魅力のある言葉だけど、そこに自分たちの意思があるかどうかって部分が重要なんですよね!
が!!!!
ここまで、まんまるハピエンなのに!!!!
シーズン3が始まるという告知が最後にあります!!!!
ええええ!!!!!
えええええええ!!!!!!
ほんと幸せになってほしい4人なので、これ以上、苦しませないであげてほしいのですが・・・
告知を見ると、テーマは「妊娠」のようです
頼むから!!4人を幸せにしてくれー!!!!
こんばんは〜海ホタルさん
私、akabekoさん大好きなんですが結構容赦無い展開の作品が多いのでオメガバースの「少年の境界」は怖くて読めなくて今日やっと1・2巻纏めて購入しました。何冊か読んではいますがオメガバースは基本的に苦手です。あのΩが虐げられている感じが辛くて…。運命の番=好きな人になってる作品は多いけど、顔も性格も知らないのに本能で身体が求めて「愛してるんだ!」っていうのがピンとこないんですよね。2巻で倫が薫の事を愛してると言いながらもゆか経由での情報しか知らない事に気づくシーンがとっても自分の中でしっくりきて好きな場面です。
丸く収まったのに続き無くていいのに〜。これまた絶対に倫が辛いパターンだよなと思うとまた怖い。
ちなみに1番好きなのは単話配信の「タケトコタトアオト」です♡
うらさんへ
この作品、表紙とタイトルから、わたしも読む前、容赦ない痛みのある作品かな?って思っていたんですけど、読んだら、1巻も2巻もハピエンなんですよね・・・倫が相手のことを何もしらないって気づくシーンはわたしも好きです。相手のことを何もしらないのに「運命だから好き」だと思い込んでいるのがよくワカル!
「オメガバース」BLは、わたしも「好き」と「イマイチ」っていうのがはっきり分かれます。本能で求め合うって部分をどう展開していくかで、説得力がない場合もありますよね。
きれいにまとまっているのに、まだまだ続くと知りびっくりしちゃいました・・・「妊娠」って・・・もう、この告知からある程度のストーリーが予測できてしまう・・・
ほんと、この4人には幸せになってほしい!
「タケトコタトアオト」は未読なんですよ!おすすめなら読んでみようと思います(^^)