こんにちは!海ホタルです
千葉リョウコ先生の「月の街、花の都 1巻」読みました
「カチCOMI」さんで連載を追いかけていたのですが、連載を追いかけきれていない部分があっていつからか迷子状態になっていたんですよねー
だから、コミック化されるのを楽しみにしていたんですが・・・
一冊にまとまって一気に読むと・・・・
けっこうわたしの地雷がてんこもりに詰まってたわ~!!わはは!!
まあ、「自分の地雷は他人の萌え」という名言もあることですし・・・
ぜひ!このままレビューを読み進めていただきたいと思います
好きな人は絶対に好きな作品だと思う!!
では紹介いってみましょー
目次
作品紹介
廃墟の街「月光街」に流れ着き、身体を売って生計を立てる一葉。彼は少年自警団のリーダー・ケイに保護されていた。少年たちは不可解な行動をとる一葉を訝しむが、ケイは状況を静観する。一葉の目的とは? そして秘められたケイの正体とは…? 明日なき少年たちの、デストラクション・ラブ・アフェア!!
無法地帯である廃墟の街が舞台。暴力・レイプ・幼児虐待
舞台は完全なるファンタジーワールドです
設定はこんな感じ!
がれきが散乱している荒廃した街「月光街」
「月光街」は、ノースブロックとイーストブロックに分かれている
治安は悪く、子供の売買など当たり前
弱者は虐げられその命はゴミのようなもの
ノースブロックから逃げてきた子供が「俺のこと勝ってよ。俺、セックスうまいよ」と生きるために必死にお願いするシーンは、けっこう心が痛い
そして・・・
この世界には富裕層もいて、その人たちは「花都」に住んでいる
近未来とも思えるSFチックな特殊設定です
個人的には「北〇の拳」を思い出した!(笑)
身体の関係はあるのに片思い?さらに裏切り?着地点の見えないハラハラ感
荒廃したイーストブロックの治安を少しでもよくしようと自警団を作ったリーダーのケイが主人公
ゴウやイサミなどの仲間と力を合わせて、荒廃したこの街でも安心して過ごせる場所にしようとしている
でもある日突然このイーストブロックに迷い込んできた一葉にケイがメロメロに~!
ゴウは一葉のことを「得体のしれないやつ」とケイが一葉を特別扱いするのを気に入らないんだけど、ケイはそんなのおかまいなしで一葉と身体を重ねる仲に!
だが!しかし!!
一葉は、イーストブロックで生きていくためと身体を売っているんです
一葉と身体の関係があるつつも、ほかの男との関係を許容しているケイ
この一葉の得体の知れなさが前半けっこうハラハラするんですよね
ケイ!こんな得体のしれない男にハマって本当に大丈夫?って感じで・・・
しかも、一葉が現れてからイーストブロックでは、飲み水が変色する。貯蓄している食料が盗まれるなどのトラブルが起こりだす
どう考えても、怪しいのは一葉!
ケイだってそれに気づいている。なのに、一葉を好きにさせている
なんていうか・・・読んでいてとっても不思議な気持ちになるんですよね・・・
身体の関係はあるけど、ケイの片思い。しかも一葉は、堂々とケイを裏切るマネをするし・・・・
今のところ・・・着地点が見えない・・・
この着地点が見えない感じを「面白い!」って思う人と、「不安だ・・・」と思う人が分かれそうです
ダークな設定ぶち込みすぎ?タチネコスイッチ!
あと、この作品、タチネコスイッチがあるんですよ
攻め役のケイが後半では、別の男(養父)に受け扱いされています
実は、ケイ自身が子供のころ、養父に性的暴行を受けた側の人間で、大人になった今でも養父から執拗な愛を注がれているんですね
ケイが養父に初めて犯されたのが9歳・・・
ちょっとこのシーンは、つらすぎますよね・・・
だって9歳って・・・まだ精通していないよね?
この養父が、ほんと最低最悪のくそゴミ野郎で、読んでいてむちゃくちゃ胸糞悪かったです
海ホタルの感想
なんかねー・・・
今後の展開がまったく見えないんですよね!!
ここまで、先の展開が見えない作品って・・・・今までなかったかも!?
1巻の段階では、ケイと一葉のラブ部分がいまいち不安定だし、わたしの地雷もあって、読んでいて「ええ?!」ってドン引きする気持ちが大きかったんですけど・・・
同時に先が気になって仕方ない!っていうのも正直な感想
展開次第では、「むっちゃ面白いやん」ってなりそうな予感があります
「主人公が追いつめられる」「裏切りを描いている作品が好き」「あるあるBLには飽きた」って方にはおススメできます
わたしも、先の展開が気になってしゃーないので、今後の展開を見守りたいと思います