こんにちは!海ホタルです
今月の10日に、コミックを2冊同時発売された麻生ミツ晃先生
早く電子化されないかなー?って待っていました
「夜の落下」は本日より電子配信
「きっと、幸せな結末」は2月8日より電子配信予定となっています
では、本日は、「夜の落下」の紹介記事を書きたいと思います
前情報で「エロい」と聞いていましたが・・・・
これはなかなか・・・大胆なM字開脚が拝めます
エロいなー・・・しみじみ・・・・
では紹介にいってみましょう!!
目次
作品紹介
大学生の多田氷室は企業で長期研修生として勤める一方、ゲイ向けのデリヘルでバイトをしている。ある夜ホテルで待っていたのは、目隠しをした上司の九鬼だった。社内では優しく紳士と評判の九鬼が告げたのは、淫らで切実な願い。自慰すらしたことがないという九鬼が震えながら自分の言いなりに乱れる姿は、氷室の嗜虐心を煽った。決して目隠しを取らない九鬼は酷く快楽を植え付ける男が氷室と知らないまま、不埒な逢瀬は続き――。
「夜の落下」のここが面白い
セックス恐怖症の相手は会社の上司だった
「私をセックスができる身体にしてください。」
なかなかドキッとするセリフですよね
攻めの多田は大学2年生
夜はゲイ向けのデリヘルでSの攻め役というバイトをしながら、昼は企業でインターンとして働いている
そんな多田がある日相手にした客は、母親が敬虔なクリスチャンで性的なことに厳格だったゆえに、自慰さえもしたことがない男
性的なことに対して恐怖を覚える九鬼は、目隠しをし、自分の両手をしばり、「わたしをセックスができる身体にしてください」とふるえながら依頼してきたのです
セックス恐怖症
自分ですることも、されることにも恐怖を覚えるという男に、快楽を教えるS役にプロとして徹する多田だが・・・
ここで起こった問題は
男が、多田のインターン先での上司の九鬼だったということ
九鬼は目隠しをしているため、自分に快楽を教え込んでいる相手が自分の顔見知りだとは気づかない
会社では、誰にでもやさしく、尊敬される清潔感あふれる人気の上司の九鬼
その上司が恐怖におびえ泣きながら、多田に命令されたとおりに性的な行為を受け入れていく姿はなんとも痛々しく、きれいなものを汚すかのような背徳感があり、なんともそそるのです
「気持ちのやりとりなんて面倒だ」と仕事としてセックスできる多田だったが
次第に、店から九鬼からの予約オーダーが入ると、口元が緩むようになり
九鬼を相手していてひっかかる気持ちの理由を追いかけてしまいます
九鬼のことを注意深く見る多田
そして、「セックス恐怖症」なのに、「セックスができる身体が必要」な九鬼が持つ事情に気づくんですね
多田は「おれは結婚とかする気はないし、棲み分けて使い分けていく。あんたは、全部を手に入れたらいい」と九鬼の持つ狡さや事情をまるごと受け入れ関係を続けようとするのですが・・・
最後はちゃんとくっついています
カップル成立!
だからハピエン
だけど、どこか悲しさがある最後
「あんた幸せになれないな」ってセリフがなんとも切ない
快楽を教え込んでいくエロシーンがむちゃくちゃいい
時に叱りながら、ほめながら、性的快楽を九鬼に教えていく多田
さすがプロのS攻め!
「叱る」「ほめる」の塩梅がむちゃ絶妙!!
すっごくいいんです
そして、受けの九鬼の姿もなかなか大胆に描かれています
依頼は「セックスできる身体にしてほしい」
だから、九鬼にダッチワイフを抱くように指示をする多田
ダッチワイフ相手に泣きながら腰を振る九鬼の後ろ穴をいじり、同時進行で快楽ポイントを教えるシーンは、まじでドキドキしました
麻生先生は細かな描写がすごく巧いんですけど、この時、多田は後ろ穴を刺激しながら同時に会陰も刺激しているんですよね・・・
九鬼のブツがダッチワイフに挿入される描写も入り、もう、なんかいろいろすごかった!!
九鬼の顔も涙でぐっちょぐちょだしさ!!
その九鬼の反応をなにひとつ逃すまいとする多田の目がこれまたよくてさ!!
ほんとうっとりさせてもらいました
同時収録作品あります
同時収録で「やがて、恋になる」が入っています
こちらは7年前に描いたポジティブ後輩×仏頂面院生のお話
表題作と同じ大学生の年下攻めですが、「夜の落下」とは違うタイプの年下攻めで楽しめます
こういうワンコタイプの年下攻めも好きです
海ホタルの感想
いや・・・
ほんと、表題作の「夜の落下」は一コマ一コマ、丁寧に読ませてもらいました
麻生先生は仕事がとても丁寧で・・・
登場人物の心の機微をじっくり描いてくれるのがいいですよね
ただ・・・
星5つかどうか?と聞かれたら・・・・
星4つってところ・・・・
星をひとつ減らした理由は、「えええ!!!ここで終わり!!このふたりのこの先をもっと読みたい!!!」って気持ちになったから!!!
完璧なハピエンとはいいがたいラストに、モヤっと感が残ったかな・・・
この厳格なお母さんがふたりのことを許すとは思えないしさ
攻めの多田も恋愛については器用とはいえないタイプだしさ
ああ!!ふたりのこの先を読みたくて仕方ない!!!って感じなんですよね・・・
いや・・・でも、麻生ミツ晃先生の既刊作品を考えると・・・これ以上、深追いしたらアンハピ寄りのエンドになる可能性もある?
じゃ、ここで終わるのはむしろ正解なのか?!
巻末にはその後のふたりが描かれた「描きおろし」も収録されています
こんな普通のエロシーンじゃ物足りん!
もっと、エロ調教しろーーーー!!!
(笑)
いやいや・・・
そう思うほどいい作品だったということで!!
ほんといい作品を読ませてもらいました
コメントはこちらから