こんにちは!海ホタルだよ!!はらだ先生の「やたもも」の2.3巻が同日発売になったのがつい先日のこと!!電子配信が始まったいることもあって、すでに読んだって方も多いかな?
やっぱり、今回、大注目したいのは、凶悪なほどかわいいポップなカバーでしょ!!並べてみたらこういう感じ!!
うわーん!!むっちゃ、かわいいやん!!カラフルでキュートな感じがサイコーだわー!!
んで、表紙で並べてみたらこんな感じ!!
なにこのラブラブ、イチャコラ、ラブ炸裂な感じ~!!うぎゃ~!!かわいすぎる~!!
なのに、このシリアス全開の帯はどういうこと?!
あ・・・帯を読むと、どうやらクズな母親が登場って予感が・・・・やべ・・・乗り越えられるかな?・・・って思いながらいそいそとレジに持っていきました・・・では、レビューに行ってみよう!!
目次
作品詳細
生活能力ゼロ、究極ビッチでクズでろくでなしのモモ。
オカン系男子で面倒見のいい純朴青年、八田(やた)ちゃん。
公衆トイレでの〝事後処理〝中に遭遇、という最低最悪の出会いから、八田ちゃんの人の良さにつけこんで、家に転がり込むことになったモモ。
彼と過ごすうちに、ろくでなしなモモに少しずつ変化が…。そんな矢先、モモの過去のパトロンが表れて―――。エロコメディ! なのに、胸を抉る切なさもある。はらだワールド炸裂の1冊!
引用:アマゾン「やたもも 1巻」
登場人物
オカン系絶倫男子
生活能力ゼロのビッチ
「やたもも」のここが面白い!!
生活能力ゼロのクズでビッチのモモと、絶倫オカン系男子矢田ちゃんの関係が面白い!
まあ、この受けのモモがこの上なく、だらしなくクズでビッチです。「フェラするからお金ちょーだい!」とニコニコ笑いながら、寝起きの八田ちゃんのブツをパクリと咥えちゃう節操の無さ・・・
セックスがお金になることを知っているモモ。八田ちゃんは、そんなモモを放っておけず拾ってくれるのです。
しかし、この八田ちゃんが、「遅漏絶倫噛み癖」の性欲バカでして・・・毎回のエチが命がけというオチつき・・・そうなるとモモも、ちょっとでも八田ちゃんの性欲を抑えようと必死なわけです。
おバカなモモと、面倒見はいいけど性欲バカの八田ちゃんは、割れ鍋に綴じ蓋のベストカップル。繰り広げられる命がけエチは、ただただ、エロくて面白いんです!!
モモの元飼い主須田がいい味を出している
1巻の始めは、ただただ、おバカなエロコメって感じだったんですけど、モモの元飼い主(パトロン?)の須田さんが登場したことで、ちょっと展開が痛くなる・・・
私は、モモの元飼い主の須田は好きなんですよ。モモを飼いながら、別の女性と結婚して、子供も作っちゃうというサイテーさなんですけど、自分のシナリオ通りに「全部がうまくいっている」と思っていたら、全て足元からひっくり返ったって滑稽さがね・・・
「ふ・・・ざまーみろ・・・」って感じでね・・・真っ黒な私のハートは、むっちゃすっきりしたわ!!
3巻まで、チラチラと出てきていましたが、最後は、この人も幸せになれたようでよかったです。
隣人「栗田」もいい味を出している
2巻から登場の栗田くん・・・むっちゃ、いい人でした!!最初は、エロ騒音の被害者だったのに、最後は、すごく順応してるし!!笑!!
モモの母親にも綱渡ししてくれるし、わたしは、この常識人の栗田くんがいるおかげで、第三者的目線で、モモと八田ちゃんとモモ母を見ることができました。
2巻、3巻のカバーをめくった表紙も逸材です!!最初、カバー裏表紙を見た時「は・・・?」って思って・・・大爆笑したもん!!
カバー裏表紙は、栗山くくり(栗田ペンネーム)名義のブック表紙があるんだよー!!笑!!笑!!
もう・・・こういうユーモアがサイコーだわ!!
母親は、許せない・・・けど、必要登場人物!
2巻.3巻は、モモの母親が登場することで、シリアスな部分が出てきます。
この母親と再会したことで、八田ちゃんのモモへの大きな愛がクローズアップされたし、モモも、無くした「寂しい」って感情を取り戻していきます。
だから、この母親は、役どころとしては、ほんとに、必要な役だったんですよね・・・でも・・・
子供を捨てちゃう。子供にウリをさせる母親は、私には地雷要素でして・・・
もう、この母親の出て来るシーンは、まともには、読めなかったです・・・母親なりに、いろいろ複雑な気持ちがあったって感じで、きれいにまとまっているんですけどね・・・物語を盛り上げるための「毒」であるとわかっているんですけどね・・・そして、この「毒」があるからこそ、主人公たちの絆が一層深くまとまったのもわかるんですけどね・・・この母親に関しては、やっぱり「許せない」って気持ちが残りますm(_ _)m
ここは、モモが、八田ちゃんと出会って、幸せになってくれた救いがあったから、乗り越えられた部分かな・・・モモが無くした「寂しい」って感情が戻ってきて、本当によかったと思います。
勢いあるエロ描写がすごい!!
まあ・・・今となっては、遠い昔の思い出ですが・・・BL初心者だったときに、この「やたもも 1巻」を読んで、あまりに激しいエロ描写とシチュに、真っ青になった記憶があります・・・ふふふ・・・ピュアでしたねぇ・・・私・・・
そのくらい、激しいんですよ!!八田ちゃんとの身長差もあるせいか、モモが一方的にひたすら攻められているからね!!こんだけ喘がされたら、もう、一週間は声が出ないんじゃない?ってくらいなんだよ・・・(汗)
あと、気になったのは、穴描写ね・・・紙書籍で読みましたが・・・「これ、修正かけてないけど大丈夫?」というリアル寄りの連続コマがあったのがヒッジョーに気になった・・・
あまりにリアルだったので、八田ちゃん、ゴムなしで指つっこんで大丈夫?って心配になった・・・(笑)
あ・・・BLはファンタジーだからいいのか?みなさん!!BLはファンタジーですよー!!決して真似しないようにしてくださいね(なんの注意喚起じゃー!?笑!!)
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まとめ
1巻のような愛あるエロコメを期待したら、2.3巻は、シリアス要素が入ってきて驚きました。
モモが「寂しい」って感情を取り戻していく描写の数々は、かなり鬼気迫る圧倒感があります。はらだ先生の絵に叙情のような部分が加わったせいもあって、こう・・ぐぅぅぅぅってくる物語に入り込ませようとする気迫を感じます。読み応えはばっちりです!!
3巻には、「よるとあさの歌」の主人公ふたりが出てくる短編も収録!!
激しいエロの読者サービスあり、笑いあり、シリアス有り、ユーモアあり!!はらだ先生の本領発揮ともいえるコミックだよー
BL初心者の方で、これから読むぞ!!って方は、いろいろ心づもりをしてから読んだほうがいいかもしれません!
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