こんにちは!海ホタルです
BLにはまった当時に買った「茅島氏の優雅な生活」
すごくスローなかんじでのゆったりとしたストーリーの作品
「むっちゃ面白いやん!」ってショーゲキはなかったんですが、もう 何十回と読み返したのに どうしても 手放せないシリーズなんです
何が好きかって言われたら・・・やっぱり 受けの澄人さまの無垢さと一途さ・・・?
攻めの好みに染まっていくって感じも好きです
あと 読み進めるごとに 攻めの気持ちが受けの気持ちに追いついていくのもよかったー・・・
何十回も読んでいるので 書庫の一番奥の・・・それこそ 気合を入れないと出せない場所に収納されているのですが 定期的に読み返して楽しんでいます
目次
「茅島氏の優雅な生活」について
作品紹介
「茅島氏の優雅な生活」は 原作が遠野春日先生
小説版の挿絵は あの人気BL漫画家の日高ショーコ先生です
マンガでは無表情で なんとも感情がわかりにくい受けですが 小説版では 実は この無表情な顔の下でぐるぐるしているんだぞ!!って部分が楽しめる内容となっています
コミカライズ版の作画担当は麻々原絵里依先生
シュッとしたスタイリッシュで足の長いイケメンを描くのが上手い先生ですよね
エロシーンは 1シーンずつ切り取ったものを並べていくような感じ・・・だから エロの流れそのもは楽しめる感じではないんですが それにセリフをのせることで 濡れ場がおしゃれな感じになるから不思議!
「茅島氏の優雅な生活」はシリーズ3作品出ています
シリーズ1作目「茅島氏の優雅な生活」
シリーズ2作目「茅島氏の優雅な生活~英国旅行編~」
シリーズ3作目「茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~」
「茅島氏の優雅な生活」のここがオススメ
生まれながらの大富豪・・・ほしかったのは庭師の心だけ
両親に先立たれ、若くして、その全財産を相続した大富豪の澄人
生まれながらにしてお金の不自由したことがない彼は、なにかに執着することもなく、趣味もなく、じゃあ、暇つぶしに働いてみようという意欲もなく・・・
生きているという強い実感がなくとも何も疑問を感じない浮世離れしたところは、ある意味、本物の大富豪
そんな澄人は、いつも無表情で、心の中がまったくわからない人・・・
ある夜、パーティで会った人物から「好きだと思ったら寝たいと思うものだろう」と言われます
たぶん・・・これ 口説かれていると思うんですが・・・それには気づかず「そういうものなのか・・・」と 澄人は、自分の心に唯一いる自分の家の庭師の住むアパートへと雨の降りしきる中、ひとり向かうのです
突然訪ねてきた雇用主に驚いたのは庭師の方で・・・
突然の雇用主の訪問に「俺には あんたのわがままをきく義理はない」と冷たく言い放ちます
すると 澄人が「理由はある・・・好きだ」と告白
話の通じない主人・・・でも その様子は、とっても真剣で・・・素直で従順・・・
庭師は、とても傲慢な男なのですが、「怖いもの知らずほど 強いものはない・・・」と、条件付きで澄人とつきおうことを承諾するのです
浮世離れしている澄人が、ほしいのは庭師の彼の心だけ
好きすぎて、時々、わがままもするけれど、澄人は、そのわがままも愛おしく思える魅力で溢れた男なのです
特筆すべきは、いつも無表情の澄人がベッドでは、人間らしく快楽をねだったり、表情を歪めたり、赤らめたりして、とっても魅力あふれる受けになること
何度読んでも「はああああー・・・キューーーーン!!」ってなる・・・
「体から始まる関係はごめんだ」と言っていた攻めが、夢中になっていくのも納得できる魅力なんですよね・・・
傲慢でオレ様な攻めの心の変化がいい
庭のことを愛し、仕事熱心な庭師の彼
受けをベッドで愛する時は、いじわるな言葉を吐き、征服欲に満ちたエロをする
何も知らず無垢だった澄人を、自分好みに育てていきます
読んでいると「処女性」にこだわる男性の征服欲を実感できます
シリーズ一作目から、澄人のことを徐々に好きになっていく流れがちゃんと描かれている
でも、性格が傲慢なオレ様なので、澄人の「好き」って気持ちの上にあぐらをかいちゃっているんですね
だから、自分から「おれも好きだ」なんて絶対に言わない
それが、大きく覆るシリーズ3作目が、わたしは一番好きです
最後はBLらしく ラブラブな着地点
このふたりは これからもこの大きなお屋敷で一生を共にし、一緒に年老いていくのだろうなと思わせるラストが素敵です
海ホタルのまとめ
この記事を書くに当たり・・・書庫の一番奥から引っ張り出して読み直しましたが「やっぱり 好きだなー」って思いました
従順な澄人さまの浮世離れした存在感も・・・その澄人さまのわがままを愛せるほどに 夢中になってしまう攻めも・・・とっても夢があると思います