やあやあ!!こんにちはー!!海ホタルだよー!!
本日は、「SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)」の11巻のネタバレ記事だよー!!
この「SUPER LOVERS」ね・・・
ネカフェの少女漫画コーナーで「あすかコミックス」の棚に並んでいるのを、よく見かけるのよね~。
いっつも、うちの娘とネカフェに行くとき、手にとるんじゃないかと横から見てるとドキドキさせられてるよー!!
そういう意味では、きっと幅広い層の女子が楽しんでいるBLコミックだと思うわ!!
そうそう。10巻がヒッジョーに気になるところで終わっていたんですよね。
あとね、アテンション出します!!
ネタバレ要素多めでーす!!
読んでも大丈夫な人は、このまま読み進めてくださいね!!
目次
作品紹介
あべ美幸
階段から落ちて意識を取り戻した海堂家4兄弟長男の晴。しかし、目が覚めた時晴は、両親を亡くした17歳までの記憶しかなく、末っ子、零(れん)の記憶を失っていた。生意気で可愛げのない零の存在は晴を混乱させるが・・・
「SUPER LOVERS」のあらすじをおさらい
まずは、このコミックが未読のための方のために、ざっくりあらすじ紹介を致します。
すでに、このコミックを熟知している方は、ここ、飛ばしてね!!
このコミックは、海堂家4兄弟の長男、晴(ハル)と末っ子、零(れん)が主人公です。
一人っ子の晴が小さい時、父親の再婚で、双子(亜樹と蒔麻)の弟ができます。
自分を必要としてくれる家族を持ち、幸せになった晴は「家族」と「その他」をきっぱり区別して考える人になってしまいます。(家族が第一!という男に!)
そして、晴には、当然産みの母親がいるのですが、この母親との関係も悪くありません。
15歳の夏、カナダにいる実母の元へ遊びに行った時、そこで、野生児のような9歳年下の男の子の零(れん)と出会います。
なんと!晴の実母が、施設に慰問に行った際に、惹かれるものがあって引き取ったというではありませんか!
そして、海堂家で引き取る手続きも済んでいるというのです。
そうなると、晴にとっては、血の繋がらない弟となるわけです。
けれど、この零が、野生児同様で、誰にも懐かない子供で、愛想笑いもしない無愛想ぶりで・・・しかし、晴は持ち前の面倒見のよさで、時間をかけて、零を手なづけていきます。誰にも懐かない小さな子供が自分に懐く満たされた感じに「大事なものを見つけた」と晴は思っちゃうんですねー。
その後、晴の両親が事故死したり、晴自身が記憶喪失になったり、離れ離れの時期もあれば、晴が転職したりと、常にトラブル!常にふたりのラブが迷走しています。
ちなみに、こちらの作品、長男晴と末っ子零の関係は、11巻の時点で、兄弟と呼ぶには甘く、恋人と言うには、兄の晴が自覚をしていない状況(手は出すのに、恋愛未満っぽい!晴にとっては、度が過ぎる兄弟愛のスキンシップの延長?)で、絶賛、零の片思い状態(といってもいいのかー?でも、いっつも悩んでるもん!!)となっています。
ワタシ的に何が美味しいって、やっぱり子供だった零の成長の過程かな?
キスはするし、お互い触りっ子もするのに・・・それ以上は進まない・・・ひたすらジレジレするBLコミックなのです!!
「SUPER LOVERS(11)」のここが面白い!
またもや、晴が記憶喪失に!
階段から落ちて救急車を呼ぶシーンで終わった10巻ラスト!!
そして!?それで!?どうなったーーーー!!!の11巻!!!
病院で目覚めた晴が零をみての第一声が、「お前、ダレ?」
はい!!再び、晴は、記憶喪失状態になってしまいます!!
前回(1巻後半)の記憶喪失騒ぎのときも、すごく胸が痛かったんですけど、なにしろ、二度目ですからね・・・
多少のことでは、心、痛めたりしませんよーって甘く見て読み進めていったんだけど、零の一途さと涙に心が痛い展開が待っているんです。
今回の晴は17歳で記憶が止まっていて、両親を亡くした時まで時間が戻っています。
零も一度目の記憶喪失時とは違い、晴の「お前、ダレ?」発言に、スイカをぶつ切りにするほどキレています。
双子弟の亜樹から「弟」として零を紹介される晴。
じゃあ、弟なのか?と状況把握に精一杯なのに、零から「俺はただの弟としてお前の側にいた訳じゃない」と言われ、さらに大混乱。
そして、零のいつもの無表情&直球の言葉の数々に、「可愛げがねぇ!」と歯をギリギリ言わせています。
晴の胸にある悩みを心配する周囲
一度ならまだしも、二度も記憶喪失になる晴に、なにか心因性の原因があるんじゃないかと心配する主治医
10巻の後半、晴は「あの時ああしていれば・・・あの時、こうしていれば・・・」と両親を事故で亡くした前後のことを「たられば」でずっと考えているんです。
そういう心境だったから、記憶を失っちゃったんですかね?
でも、気になるのは、やっぱり、古高先生ですよね・・・
児童心理学の研究をしている古高先生と話すと、晴も零もなにかしら変化が起こるんですよね~
零も、記憶のなかった6歳未満の記憶を取り戻し始めているし・・・
晴も、昔のことを「たられば」で考えるようになっちゃって・・・
このなんとも胡散臭い古高先生が、11巻でふたりにどう関わるのか気になっていたんですけど、古高先生、シアトルに出張中で出てきませんでした。
ん?
シアトルに出張?
なにかの布石のようで、ちょっと不安な響きですね・・・
17歳の晴は、大変失礼な男でした!
家に帰ってきた晴と、記憶がなくなる以前のように接する零なんだけど、エロいキスをしたら、17才の晴が、怖気づいてしまいます。
17才の晴は、女の子が大好き。自分の中には踏み込ませないけど、女性に対し、大変、失礼な価値観をモノローグで語っています。
そして、零とキスすることで、湧き上がる説明の付かない感情から逃げるように、零に向かって「物欲しそうな目で俺のこと見んのやめろ!」と言っちゃうんですねー・・・
ひどい・・・ひどいよ・・・晴。
いくら記憶を無くしているとは言え、あれだけかわいがっていた零にそんな暴言吐くのが、許せん!!
でも、周りから「零に嫌われちゃったの?」って言われると、グサリと傷つくし、避けられていることに気づくと、ショックを受けてしまう・・・
面白いのは、17才の晴の心の奥底には、ちゃんと25才の晴がいることなんですよね。
でも、17才の晴は、心に湧き上がるその感情を打ち消すように、一層、零に冷たくあたってしまうのです。
零は、相変わらずのポーカーフェイスなんですが、傷ついていない訳ないですよねー・・・
郁芳が、夜、泊まりに来る提案をしたら、零は2つ返事で「OK」してしまいます
郁芳を見直した!とても、真意をついているセリフがよかった!
器用でモテて、何でもソツなくこなすイケメンの晴にとって、愛情は、後から後から沸いてくるようなものなんですね。
大安売りのビッグセールみたいなものなんでしょうか?
思わず、「イケメン滅びろ!」って言いたくなりますよね・・・
もとから持っているものが人より多いんですよ。
でも、零は違う。もとから、なにも持っていない。
そして、晴がくれたたったひとつの感情を、晴に捧げているんですね。
郁芳が晴に説教するシーンは、とても、グッときます。郁芳が、読者の代弁をしてくれている感じです。
このシーンの後に、零が晴に「好きなんだ」って言うシーンがあるんですけど、郁芳の説教シーンがあることで、零の告白の重さがグッと増しました。
零をどこまでも傷つける晴。ふたりを見てるのがつらい・・・でも・・・
記憶を無くした晴の零への無礼ぶりは、ほんと、ひどいです。
「好きです」って言ってきた零相手に「体だけならいくらでもくれてやる」といい、指でイカせた後に「何ならキヨ(晴の友人のゲイ]にその手の男紹介してもらう?」とまで言い放ちます・・・
ムッキー!!やっぱり、晴、許せん!!!
泣き出す晴の涙がほんと痛い・・・
「絶対に晴の手を放さない」って言っている零だって、この扱いには心が折れちゃいますよ・・・
そして、零は、家を飛び出すんですね・・・
まとめ
すごく、盛り上げるだけ盛り上げて、最後は、あっさり、記憶が元に戻っています。
これを、突然の幕引きのように感じる人もいるかもしれないですけど、零が大好きな私としては、これ以上、長引かせられるとつらかったので、タイミング的には、ここで、記憶が戻ってよかったです。
記憶が戻った晴が、零に謝り倒すシーンが見たかったんですが、11巻にはその部分まで収まっていません。
12巻に収録されると思われます。
描きおろしは、記憶を無くした晴が、零のことを体で覚えてて、つい近づいちゃってってお話でした。
零は、ほんと、いつだって晴のことが大好きなんだねーって、ニヤニヤできる内容となっています。
11巻では、今まで落ちている布石はなにひとつ回収されなかったので、それは、次巻に期待って感じかな?
こちらの作品は「プレミアムアニメDVD付き限定版」が発売されています。
▶SUPER LOVERS 第11巻 プレミアムアニメDVD付き限定版
ご興味のある人は、ぜひ、チェックしてくださいね!!
ふたりの仲が、今後、どう進展してくのか、まだまだ見逃せない!これからの展開が一層期待高まる「SUPER LOVERS(11)」でした!!
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