『舌先から恋』感想｜甘さも痛みも、ぜんぶ本気の恋。【達成×稔世編ついに完結！】大人気ケーキバース！

こんにちは、海ホタルです。

百瀬あん先生の大人気BL『舌先から恋』が、ついに完結しました！

完結巻となる第3巻は「描き下ろし32P小冊子＆ボイス付き特装版」も登場し、ファンにはたまらない仕様になっています！

この作品の舞台は「ケーキ」と「フォーク」という独自のバース性を持つ世界。そこで描かれるのは、切なくて、時に胸が締め付けられるほど痛いのに、とびきり甘い恋！

ケーキバース初心者さんでも安心して読めるBLコミックです。

「気になってはいたけど、バース設定が難しそう～」という方も多いのでは？！

この記事では、1巻から3巻までを一気読みした感想を、ネタバレを交えつつ語っちゃいます！

ぜひ最後までお付き合いくださいね♪

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作品紹介

「俺のこと、欲しくないですか？いいですよ…食べて」
憧れの先輩×優等生の図書委員くんのケーキバースBL！この世界には「フォーク」と「ケーキ」と呼ばれる者たちがいる。「フォーク」は捕食者、「ケーキ」は被食者。どちらも、見た目も生活も普通の人間と変わらないが、唯一違うのは、フォークには味覚がないということ。
ただし、ケーキの体液に対してのみ味を感じ、その味はとてつもなく甘美なもので、欲求に抗えず犯罪を犯してしまうフォークもいるらしい。その為、フォークは犯罪者予備軍だと言われることも多く、校内でも人気ものの達成は自分がフォークであることを隠して生活していた。
そんなある日、ザ・優等生な後輩の図書委員くんを事故から助けた際、口に入った彼の汗を「甘い」と感じて…。美味しくて、気持ちよくて…愛しくて止まらない――
百瀬あんが描く、うぶでエッチなとろとろケーキバースBL！

キャラクター紹介

「舌先から恋」のここが面白い

ケーキバースって何？設定が魅力的すぎる世界観

『舌先から恋』の世界では、「フォーク」と「ケーキ」という2つのバース性を持つ人々が存在します。

フォーク：普段は味覚がないけれど、ケーキの体液に触れた時だけ、とてつもない甘さを感じられる。この「味覚」が彼らにとっての絶対的な快楽であり、同時に制御しがたい「本能」でもあります。

ケーキ：フォークが舐めると、その体液に甘味がある。ごく少数しか存在せず、フォークに襲われるリスクがあるため、常に緊張を強いられる立場にいます。

少々、わかりづらいかもしれませんが…

実はこの「味覚を通じてしか愛を実感できない／される」設定が、恋の切なさをぐっと引き出すんです。本能に逆らえない「フォーク」と、いつ襲われるかわからない恐怖を抱える「ケーキ」。お互いを強く求めるのに、「捕食者」と「被捕食者」という関係性。この危ういバランスが、物語に深い魅力を与えています。

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もどかしい恋が最高！偏見と秘密の中で育まれる恋！

主人公・達成（フォーク）は、自分がフォーク体質であることを周囲に隠しながら生きています。

なぜなら、「フォーク＝加害者予備軍」という偏見が社会に根強く存在しているから。

でも、達成は「自分は絶対にそんな存在じゃない」と強く信じているんです。

そんな彼が出会ったのが、ケーキ性の稔世。ふたりは高校で出会います。最初は達成が稔世を“食事”としてペロペロ舐めるだけの関係でした。

そして、高校を卒業し、離れ離れとなり、縁も切れたかと思われました。

しかし、大学で再会！！！

再び距離を縮めていく中で、いつしか達成にとって稔世の存在は、バース性を超えてかけがえのないものへと変わっていきます。それはもう、「恋」としか言いようのない感情でした。

一方で、稔世のほうは、達成にずっと片思いをしていたがゆえ、「達成が自分に惹かれているのは、ケーキだからなんじゃないか――」という不安を抱えていて…

“好き”という気持ちと、“本能”や“偏見”とのせめぎあいが、じんわりと胸に迫る展開が切ないんです！

甘くて痛い、「本能」と「理性」のすれ違い

テレビをつければ、フォークがケーキを襲ったというニュースが流れる日常の中で、「絶対に、俺は他のフォークとは違う」と強く思っていた達成。

しかし、コミック2巻では、ふたりの恋を揺るがす展開が起こります。

別のフォーク性の人物が登場したことをきっかけに、達成が理性を飛ばし、稔世を強く噛んでしまうのです。

「俺は他のフォークとは違う」と思っていた達成の自信はぐらつき、激しく後悔と自責の念にかられます。

けれど、そんな彼を受け止めたのは――他でもない、稔世。

「怖いのは、噛まれることじゃない。先輩と離れる方が怖い」という稔世の一途で熱い思いには、思わず涙が・・・

どんな状況でも自分を信じてくれる相手がいるって、どれだけ心強いことでしょうか。二人の絆がグッと深まるコミック2巻は、読者の心まで救ってくれる、感動の一冊です！

ふたりの絆がグッと深まるコミック2巻は、読者の心まで救ってくれます。

誰にも傷つけられないために社会と向き合うふたりの選択（コミック3巻）

最終巻では、世の中の偏見を買えたいと、“バース性と向き合う当事者”として社会に向かい合う姿が描かれます。

真剣な治験のための行為なのに、行為の最中に「どこなら甘い…」「さっきの場所より…」なんて実況中継状態になったり、抑制剤を処方されているのに感度が上がっちゃったり…！

真面目なテーマとBLならではの肌色率の高さが絶妙に絡み合ってて、もう最高でした！ 百瀬あん先生、天才すぎです！

「ケーキだから好き」じゃない。「君だから好き」

『舌先から恋』の本質は、きっとここに凝縮されていると思います。

最初はバース性に縛られた出会いをした二人。悩み、葛藤し、傷つきながらも、最終的に「バース性」など関係なく、「この人が好き」という純粋な気持ちでいっぱいになる展開は、本当に胸がときめきました。

甘いだけじゃない。苦くて、切なくて、でも愛おしい――。

そんな感情がギュッと詰まった、“恋を超えた愛”の物語です。

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購入前にチェック！リアルな口コミ・評価まとめ

実際に読んだ人たちはどんな感想を持ったのか？

良い点も気になる点も、リアルな読者の声をピックアップしました。購入の参考にしてみてくださいね！

🌟 読者も夢中！『舌先から恋』の「ときめきMAX」口コミ

• 食欲と恋心が交差する“ケーキバース”にハマる！

  「ケーキの稔世の“味”を堪能する達成にドキッ。遠ざけたのに追いかけてくる稔世の健気さが刺さりました。本能以上の感情に目覚める恋が切なくて甘い！」

• 正反対なふたりのギャップが尊い…！

  「チャラい先輩×黒髪メガネの優等生ってだけでも最高なのに、稔世が達成を誘惑する流れが予想外すぎて…！蠱惑的ケーキ、最高！」

• ただのエロに見せかけて、めちゃくちゃ深い

  「エロメインかと思ったら大間違い。2巻では属性ゆえの葛藤や、社会の目線、立場の違いがリアルに描かれてて読後の満足感がすごい。なのに重すぎないバランスも神！」

• バース設定に最初は戸惑うかも

  「“味を感じるのが体液だけ”って設定が最初は理解しづらかった。でも読んでいくうちに納得。好みは分かれるかも」

• 設定の独特さに最初は戸惑うかも

  「“味覚は体液でしか得られない”という世界観に驚きました。でも読み進めるうちに、それが恋心の象徴のように感じられて納得。設定に込められた意味が深いです」

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こんな方におすすめしたい

バース設定が好きなBLファンにはもちろん、初めての方にも読んでほしい一作――それが『舌先から恋』です。

本能と理性、そして社会の偏見に揺れながらも、真実の愛を育んでいく二人の姿が胸を打ちます。

1巻で始まった切なく甘い関係は、2巻、そして完結巻となる3巻で深く結ばれていく――感情の積み重ねが尊くて、ページをめくる手が止まりません。

特に、こんな方に全力でおすすめします

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描き下ろし小冊子「数か月後の二人」が読めます。いつもはあまり表情がでない稔世のとびきりかわいい笑顔にクラクラしました！ああ～！本当にかわいいです！「だめ❤」が最高ですよ～

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