添い寝以上のことしてみない?「添い寝ラヴァーズ」イイモ

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オトクにBLが読みたい!

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本日も「今日何ときめいた?」を覗いてくれてありがとうございます。海ホタルです!!

一応、このブログ、ときめきを求めて読んだコミック(時々、小説)のレビューサイトのはずなんですが、時として、ときめき部分は「?」だが、「面白い!」と思ったコミックも紹介しているブログです。

んで、今日のレビューはイイモ先生の新刊「添い寝ラヴァーズ」

全4篇の短編が収録されていますが、どれも体先行のBL作品です!!てへ!!

体から始まる愛なんて、まさに大人女子だから楽しめるコミックですよね!!

どの作品も、短編ながらに一捻り聞いてて、楽しめました。

では、レビューに行ってみましょう!!

本日の記事は大人女子向けの表現が含まれます、NGな方は、閲覧の際、ご注意ください

作品紹介

添い寝ラヴァーズ (バンブーコミックス 麗人セレクション)
イイモ
幸原克也は大手タレント事務所に所属するデビュー7年目の落ち目アイドル。デビュー当時の人気は見る影もなく、CD売り上げ貢献のために抽選で選ばれたファン1名と企画で添い寝をすることになってしまった。当選者「いちご」ちゃんのお宅を訪れ、現れたのはいい歳をしたガタイの良い男・鵜田一吾!そして、会ったばかりの一吾と一夜を共にすることになり…!?ーードキドキキュンな表題作他3編を収録!

▶詳しく見る

「添い寝ラヴァーズ」のここが面白い

短編が4篇収録されています。各話毎にレビューを書いていきます!

表題作「添い寝ラヴァーズ」

34Pの短編です。

少々落ち目のアイドルのユッキーが、CD売り上げの企画でファン1名と添い寝することになり、当選者の家にテレビ局スタッフを引き連れて行くと、ドアから出てきたのは、男(一吾)だというお話。

企画サイドとしては、女子と添い寝させるわけにはいかないと男性であるファンを選んだらしいけど、自分よりガタイの大きい男のファンと添い寝するというのも、ユッキーとしては不本意なもの

昔は、アイドルとしてちやほやされていたこともあるのに、今では、すっかり人気も体の方も枯れ果てちゃって・・・って、添い寝しながら、悲しくなっちゃうんだけど、一吾が、本物の自分のファンと知って、自分から、誘ってしまうというお話です。

この場合、大好きだったアイドルと一夜をともにできる一吾のポジションが一番美味しいのではないかと楽しませてもらいました。

 

「アンチヒーローエゴイスト」

34Pの短編です。中学生の時、同じクラスに大金持ちの泉原が大嫌いだった黒田くん

おとなになり、黒田くんは父親が作った借金の取り立てに追われる身になり、さらに、住んでいるボロアパートを泉原くんが買い取ってしまう。

住むところさえも失いそうな黒田くんに泉原が、自分の願い事を聞くごとにお金を手渡そうという提案をしてくる。

泉原のお願いは、むちゃぶりなこともあれば、ささやかなこともあったりで、黒田くんは、泉原くんに買われる形で言うことを聞き続け、一週間で1000万円というお金を貯める

黒田くんは、泉原くんがこんなバイトを自分に持ちかけてきたのかを考えるんだよね。

最後のお金を渡し、「もう、これきり」とばかり出ていこうとする泉原になぐりかかり「俺に言うことがあるだろ!」と怒る黒田

泉原くんは、顔を強張らせながら「だってそれは、絶対金じゃ手に入らない」というんだよ。

このセリフがグッときます。

素直になれず、こじれた関係でしか相手を繋ぎ止められない泉原くんの不器用さに萌えました。

 

「監禁25年生活」前後編

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出典:「添い寝ラヴァーズ 」より

なかなか、痛そうな内容の予感をさせる表紙ですよね・・・

痛い話だったらどうしよう・・・と思いつつ読んだんですけど、痛さの中に、救いようのない悲しさと底なしの愛を感じられる作品でした。

ある日、妻に三行半を突きつけられた気の強い主人公の前に現れ、拉致し、監禁生活を強いる攻め

体の関係を無理やり結び、主人公は、平穏な毎日からいきなり非日常とも言える監禁生活を送ることになります

攻めは、「25年間で君は僕を愛すようになる」という意味不明の言葉を言いながら受けを監禁し続けるんだけど、あまりに物事を知らなさ過ぎる攻めに、受けはある種の情を湧き上がらせていく。

ストックホルム症候群か?とも思える感情なんだけど・・・でも、攻めが受けを監禁した実の理由は・・・ってお話です。

これは、ラブラブ関係のふたりの現在から、監禁当時の過去を振り返るって構成でできているので、痛みのある部分も乗り越えて読むことができました。

愛の形は、人それぞれ。きっかけは、どうあれ今が幸せならそれが正解だと思える作品です。

 

「天国の特等席」

全48Pの作品です。クローンが当たり前のようにいる時代のお話。

ある日、クローンとして目覚める主人公

どうやら、攻めの失った恋人の代用品としてクローンとして生まれたらしいけど、攻めは「復讐」という名の下、クローンの主人公を手酷くしか抱かず、クローンは、混乱するんです。

痛みしか与えない攻めの切なく、苦しむ表情に、とてつもなく惹かれる主人公のクローン

そして、攻めの元カレのことを詳しく知ろうと、自分を作った人間の元へと行き真実をすべて知るという感じのお話です。

これも、一捻りきいたお話で、とても読み応えがありました。

まとめ

表題作以外は、どれも、ちょっと痛みと切なさが含まれたお話です。イイモ先生の絵のタッチのせいか、えぐるほどの痛みはない感じに仕上がっています。

でも、表題作はコミカルで面白いけど、受けがなぜ攻めのことが好きになったかがちょっと不明な感じで、残り3つは、ガツンとくる感じがあります。

どれも体先行とあって、エロ描写は容赦なしな感じです。受けの表情が歪む感じや、うっとりしている表情が美味しいし、きわどい描写も多めなコミックだと思います。

ときめきいっぱいのキュンが詰まっているコミックもいいんですが、時には、こういう切なく痛みのある中に愛を感じられる作品を読むのもいいものです。

気になる方は、下にあるストアボタンの方から、試し読みでチェックしてみてくださいね!!

電子書籍

「Renta」先行配信です。「限定ページ付き」です。内容は、表題作カップルで4ページです。

>>この欲望の惑星で、それでも美しいものがあるとするなら―—「パーフェクトプラネット」イイモ

本日の記事はいかがだしたか?痛みのある中にも愛が感じられる短編BLコミックだったと思います。あるあるじゃないのがいいと思いました!

シェアしてくれたらうれしいです!

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