わーい!!前から読もう!読もう!って思っていた「10DANCE」をようやく読めたよー!!
当ブログの読者様からも、おすすめしていただく機会が何度かあって、ずっと、気になっていたんですよね・・・・
なのに、なんで読んでなかったって・・・この作品を私が知ったときって、休載していたんだよね・・・
その後、「ヤングマガジンサード」に移籍することになり再開されて、こうして無事、私も読むことができて、本当、うれしいです。
クチコミだけは、読んでいたけど、想像以上に面白かったです!!なるほど・・・こういうテイストのコミックなのね・・・ふむふむ・・・
では、レビューに行ってみよう!!
目次
作品紹介
「10DANCE」のここが面白い!!
「10DANCE」ってなんぞや?って方のために説明をすると・・・
「10DANCE」とは競技ダンスの種目のひとつなんですね。
競技ダンス種目には、いくつかの種目があります。
まず正統派のスタンダート(モダン)
ワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップの5種目のダンスを踊ります
そして、次に、ラテンアメリカン
チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブの5種類のダンスを踊ります。
そして、そのスタンダートとラテンをあわせた10種類のダンスを踊るのが「10DANCE」
コミックの方から引用させていただくと
スタンダードとラテン 両方を極めたダンサーたちが10種類のダンスで競い合うワールドカップ
一日に40曲踊る体力 長時間何にも惑わされない精神力
実にゴージャスなトライアスロン それが10ダンス
競技ダンスには詳しくないですが、話を聞いただけでも、かなり大変で過酷なスポーツであることは想像できますよね
そして、この物語は、その「10DANCE」に、スタンダード種目においてワールドチャンピオンシップ2位の帝王の異名を持つ杉木信也(表紙:黒髪)が、ラテン種目において国内チャンピオンの鈴木(表紙:茶髪)を誘うことから始まります。
最初、ラテン鈴木は、世界に挑戦するようなやつとは一緒にできないと断ったんですが、勝ち気な性格から、売り言葉に買い言葉で、一緒に挑戦することになってしまうんです。
長い間恋い焦がれていた相手と踊る「10DANCE」
とにかく絵が上手いです。骨太といいますか・・・本格派といいますか・・・
青年雑誌で描いてて違和感がまったくないクオリティです。
ただ、逆に少女漫画テイストのデフォルメされた絵がお好きな方には、ちょっととっつきにくい絵かもしれません。
けど、ストーリーがほんとに面白い!!
ラテンの踊りを杉木に・・・スタンダードの踊りを鈴木にレクチャーし合うんですけど、競技ダンスですからどちらかが女役になるわけです。
それぞれのパートナーである女性陣が帰った跡も、ふたりの練習は続きます。
でも、ふたりで夜通し練習していることを誰にも教えたくないという「秘密」めいた関係をお互いが望みます。
離れていてもお互いのことを考えたり、やきもきしたり、冗談でキスしたり・・・
あと、美味しかったのが、ラテン鈴木は、3年前にTVモニターで杉木のスタンダードの踊りを見て、その迫力に心奪われるんですね。でも、実は、それ以前に帝王杉木は鈴木の踊りを競技会場で見て、その踊りに感動していて、鈴木のデビュー戦のDVDを大事に持っているんですよ。
なにそれ・・・ある意味、もう、相思相愛じゃん!!しかも、かなり長い間、片思い状態だよ?
尊敬、憧れ、異念・・・ダンスを一緒に踊り続けることで、そういった感情の形が徐々にまとまっていき具体化していく流れがほんとにたまらなく美味しんです!!かっこよくて、シビレて、かなり萌えられます!
好きなシーンベスト3!!
ベスト3!!(1巻より)
スタンダードのワルツで、女役の帝王杉木を振り回し踊るやんちゃな鈴木。呆れた杉木が、女役を交代するんですね。
んで、帝王杉木のリードの踊りやすさに、ラテン鈴木はお姫様気分になっちゃうんです!!
もうね!!そのシーンは、「キャッキャッ」って感じって、とっても愛らしい感じのラテン鈴木が拝めます。
あの一見華やかに見える競技ダンスの女性役の方は、見た目以上に無理な姿勢を強いられるようなんですね。
その女性がすこしでも踊りやすくなるようリードするのが男役にとって大事なことなようです。
踊り終わった後の、ラテン鈴木の一言がサイコー
「今なら、子供いっぱい産めそうです」
いいね!!鈴木!!かわいい子供を産んでくれ!!応援しているよ!!
ベスト2!!(2巻より)
ワールドチャンピオンシップのためイギリスに行く帝王杉木についてイギリスの大会へとついていくラテン鈴木
そしたら、このラテン鈴木、英語がかわいいにゃんこちゃん喋りのようで、「その甘ったるい声とハニカミ上目遣いはラテンの男の子特有よね」と周りにからかわれちゃいます。
そして、そのお色気いっぱいの喋り方に目が点になっちゃうのが帝王杉木
ラテン鈴木は、心の中でかっこよく「オレは世界へ出る」ってキメているのにさ!!
プププ・・・
この後、そのお色気たっぷりに喋り方を杉木にお説教されています。「他の人間と喋るな!」だって!!なにこれ?嫉妬ってやつ~!ニヤニヤ!!
ベスト1!!(2巻より)
ワールドチャンピオンシップの華やかな会場で踊る帝王杉木。スポットライトが当たるフロアからは真っ暗な観客席は見えないはずなのに、杉木の視点は、ちゃんと、鈴木を捉えているんだよね。
まさか、見えてないだろ?ってラテン鈴木は思っているんだけど、踊り終わった杉木はパートナーの女性にではなく、鈴木に一礼をするんだよ。
もうね!!このシーンは、ズッキューーーーン!!!ってくる!!
鈴木も、心臓バクバクになっちゃって、会場を飛び出しちゃうの。体中が心臓になったのかってくらい胸が高鳴って、真っ赤な顔を覆う鈴木
「これこれ・・・・この感覚知ってら・・・」
あれれ・・・これ、恋に落ちちゃったってやつぅ!?うふふふー!!
新装版はいろいろ美味しいぞ
新装版ということで、描き下ろし表紙や読み切り、おまけ漫画、巻頭口絵にカラーページ収録などが新たに収録されています。
たしかに「おまけ」とか「番外編」がいくつか収録されてて、カラーイラストも楽しめるコミック内容ですが、わたしは、旧版を持っていないので、具体的にどこがどう新しく収録されたかは不明です。
1巻の方には、「マガジンサード」に移籍後、最初に収録した「10DANCE」を一度も読んだことがない方でも楽しめるショートが入っています。ストーリーは、ダンスマガジン編集者の向井くんが、鈴木と杉木の伝記本を出すって内容です、
伝記本の方に、満面の笑顔で写る鈴木と杉木の姿があって、このマンガの終着点はこのふたりなんだなって思いました。
編集者向井くんが、過去形で喋っているのがちょっと寂しかったです。
でも、ぜひ、この終着点までの道のりを一緒に楽しんでいきたいと思いました。
まとめ
ラブラブでムフフな少女漫画テイストのラブきゅんコミックではないです。
でも、ものすごく読み応えがあるコミックです。BL要素は濃くないけど、散らばっているキュン要素は盛りだくさん!!
BL雑誌から、青年誌に移ったことで、恋愛要素はなくすのかな?って思ったんですけど、ネットで調べたら、移籍の際、マガジンサード編集部の方に恋愛として描くことを確認し、そこは大丈夫だとご返答を頂いているそうです。
ただ、青年誌コミックらしく、他のキャラクターやダンスの事など話を広げていく予定とのことで・・・深みを出していくってことかな?
ぜひ、この作品のことが気になった方は、下のストアボタンから中身をチェックしてみてくださいね!読み進める毎に面白くなるコミックです。
電子書籍
お好きなストアボタンをクリックしたら、試し読みができます。
予約したい方は、amazonのボタンでストアの方からお願いします。
海ホタルさん
こんばんは〜(≧∀≦)「もっと早く読めばよかった、私のバカバカ!」ってなりましたか?(笑)
私は調子に乗って、「子連れオオカミ」と「オオカミの血族」も買っちゃったよ〜面白かった♡
購入した途端、リニューアルされちゃうなんてね〜いや、出るとは思ってたんですけどね。hontoって「読割50」ってサービスあるじゃないですか。紙の本を購入してから5年間、同一タイトル電子書籍が50%OFFで購入できるってヤツ。電子で買って、別の出版社から出た時もやってくれないかな〜?だってBLってマンガも小説も別の出版社から表紙だけ変えて出すって多いじゃないですか。ただ表紙が変わっただけなら買わないけど、なんか書き下ろしがプラスされちゃうとね・・・悔しい(T_T)
あ、8/15の新刊情報のところにもコメントしてるので読んでね〜
みかりんさんへ
前回のお返事を書こうと書こうと思いつつ書けずじまいですみません(汗)コメントは、ちゃんと読ませていただいています。いつもありがとうございます!!
「10DANCE」むっちゃ面白かったです!!「面白い」「面白い」と聞いていたのに、それを上回る面白さでしたよ。3巻も楽しみです!!
、「子連れオオカミ」と「オオカミの血族」も、今、気になっているとこですが、読むのは来月になりそう・・・
hontoさんの「読割50」サービス、初めて知りました。そういうサービスやっているんですね。
砂原糖子先生の「愛になれない仕事なんです」は表紙を見て気になっていたんですよね。バディものなんですね。
続巻がでてるってことは、面白いんだろうな~。