こんにちは!!海ホタルです!!せいか先生の「親友ってそこまでしなくちゃいけないの?」が面白いよって聞いて読んでみました!!
いや~。今まで、様々なテイストのBLコミックを読んできましたが、病気の治療に前立腺マッサージが必要でそれを親友に頼むという、これまた、新しい展開で~!!
読んでいるとね・・・冷静な自分が、「治療として前立腺マッサージをするのであれば、これは、医者がすべき事なのでは・・・?」とツッコミを入れてるんですけど、乙女思考のもう一人の自分が、「友情を超えた行為から恋が生まれるなんて!!なんか素敵~!!」って言っちゃってる・・・
おいおいおいおい・・・騙されるな。自分・・・
騙されるな・・・自分・・・・と言いきかせているはずなのに、最後、ラブラブになったふたりを見て「うわー!!よかったねー!!」って、心のなかで拍手喝采してしまった!!
もうね・・・
「単純に面白かった!」としか言いようがない読後感!!
では、感想に行ってみよう!
目次
作品紹介
登場人物&あらすじ
表紙後受:田中一星・・・陸上に打ち込む明朗快活な大学生。
「男の大事なシンボルが小さくなる」奇病にかかってしまった幼馴染みで親友の一星。病気の進行を抑えるため、賢人は一星に前立腺マッサージを施すことになるが……!? お尻からはじまるピュア(?)ラブ!
「親友ってそこまでしなくちゃいけないの?」のここが面白い
ハラハラしたり、ジーンときたり・・・読んでる読者の心を揺れ動かす面白さ
一星は、小学生の時からスポーツが得意で、陸上のランナーとして大学でも活躍中。とても明るくて快活な青年なのね。
その一星の親友の賢人は、一星とは真逆タイプ。誰かに特別好かれたいなんて思っていない内向的かつクールなタイプ。
お互いが自分にない部分を尊重し、一星はいつだって賢人の輝くヒーローで、一星も賢人の応援があってこそがんばれるという仲なわけ。
しかし、一星が、男の大事なシンボルが小さくなっていくという奇病にかかってしまうんです・・・一星!大ピンチ!!
投薬治療は、ドーピング検査に引っかかる可能性があるので、直接、前立腺マッサージを施す治療を選び、自分の前立腺を親友にたくそうとするんです!!
しかし!!それを、それを全力で拒否する賢人!!
プププッ・・・そりゃ、そうだよ・・・いくら、親友の治療のためとはいえ、尻に指は入れられない!!
しかし、結局は、やっぱり、親友のためにとがんばって一肌脱ぐんだよね・・・賢人はさ、走っている一星のことが大好きなんだもん。
途中、子供の頃からの、ふたりが絆を深めてきたエピソードなんて挟んできてさ・・・「いや、病気なら親友じゃなくて医療機関を頼ろうよ。」と思っている読者を、有無を言わさず、感動の渦に巻き込もうとする作者の力技がコワイ・・・
一肌脱ぐと決めたものの、前立腺を一生懸命探す賢人の表情はこの上なく嫌そう・・・!!笑!!
そんな賢人の心情が移り変わりが上手く描かれていて、ハラハラしたり、ジーンときたりして楽しめます。
どんな状況であれ、相手の事を「特別にカワイイ!!」って思ったら、それが恋の始まりなのかもしれませんね!!
簡単にはくっつかない!親友同士ゆえにこじれるのが面白い
一星の治療には、前立腺マッサージをしながら20分イクのをガマンすればいいらしい・・・
はて?20分・・・・
男性が理想とするタイムかなにかなのでしょうかね?
でも、20分って、むっちゃ長くない???相手をする方も大変なくらい長くない!?
おっと・・・話が脱線したぜ!!
まあ、治療行為ということで、最初は、淡々と、前立腺マッサージをしていた賢人なんだけど、身悶えしながら感じている一星の表情を見ている内に、そんな彼の姿を独占したい気持ちが芽生え始めるの。
そこですぐに「好きだ!」ってならないのがこのマンガのいいところ!!
親友歴が長すぎて、心に芽生えた感情も、一星との関係もこじれちゃうんです。
大切な親友だからこそ、どう修復していいかお互いが悩んじゃう。凹んで、反省して、ちゃんと話し合って、一線を超えちゃうのが、ほんとに、よかった!!と思えた。
コミカルなだけじゃなく、登場人物の心情を丁寧に描いているのがよかったですよね!
まとめ
派手さはない絵柄だからこそどこかにリアルにいそうだなって思える等身大の学生って感じもよかったです。
なんか、一線を超えてからも、いろいろすごかった!!
だって、いちいち、心の中で感想を吐くんだもん!!DTならではの驚きの気持ちよさが上手く表現できてて、読んでてドキドキしたわ!!
ときめく作品というより、ほんとに面白い作品。
個人的には、前立腺を探すって下りがなかなか見ものだと思いますね!!
ちょっと、リラックスして面白おかしくBLを楽しみたい時にオススメできる作品です!!