こんにちは!海ホタルです!
じゃのめ先生の新刊が紙書籍と同時電子配信されています
すでに読んだって方も多いのかな?
ちなみに・・・わたくし・・・この作品・・・連載を追いかけていたのですが、心情部分を文字化するのが難しくって、ギブアップして途中までしか書いていません(笑)
コミックで読んで、ようやく自分の中で納得できる道筋ができたって感じです
じゃのめ先生らしいドラマチックなふたりの恋を楽しんでほしい作品です
では!紹介に行ってみましょう!
目次
作品紹介
ラーメン屋店長の丘は、高校時代からの親友・朱巳と長年セフレ関係を続けている。お互い好き合う気持ちは確かなはずなのに、丘は不完全燃焼だった初恋の思い出を引きずり、朱巳はヤクザの息子という立場からか人を寄せ付けず、孤独の影をまとって生きている。こんな関係いつかは終わる、終わらせなきゃ――そう思っていた矢先、ラーメン屋に丘の初恋に関わる男・駿河が現れて…!? 共依存めいた二人の両片想いアダルト・ラブ。
「お伽噺は泡と消え」のここが面白い
初恋の相手がいながら、親友とセフレになる主人公・・・どっちとくっつく?!
中高時代・・・ゲイであることを独りで悩んでいた丘
誰にも相談ができず孤独を抱える中・・・学校の図書室で涙を流している男子生徒を見かけて、その涙を流す彼の涙にとてつもなく心惹かれてしまう
顔もよく見えない相手なのに、その男子高校生の涙に恋をした丘
これが、丘の「初恋」になるのだが、その相手の顔はわからないまま・・・
そして、心は、図書室で見た男性生徒に惹かれたまま卒業式を迎えた丘
18歳の孤独は大きくてつらくて踏みつぶされそうで・・・卒業式の日、親友の朱巳に、ゲイであることを告白する丘
きっと、自分は一生誰とも繋がれずに終わるんだと、心の中にあった孤独を吐き出すと、朱巳は、「じゃあ、自分としよう」と言ってくれる
親友相手にそんなことできないという丘だけど、ヤクザの息子であった朱巳も、誰ともつながることができない孤独を抱えていた
卒業式の日・・・体を繋げる丘と朱巳
その関係がその後も何年も続き・・・
朱巳と過ごす時間が心地よくなった時に、丘の初恋相手である図書室で涙していた男子高校生が現れるのです
丘はその相手とデートをするんだけど・・・頭の中は朱巳のことでいっぱいで・・・・
そして、さらに、途中ではさまれる朱巳視点の話が、ストーリーを盛り上げていくんですよ~!
ゲイとヤクザの息子・・・
他人とちょっとだけ違う部分を持っているがゆえに孤独をかかえているふたり・・・
最初は、慰め合っていたような二人の関係が変化していく流れがなんともいい!
とにかく攻めのかっこよさにムズキュンの嵐!
受けの丘はラーメン屋さんで働く正社員で、比較的常識人で明るいキャラ
受けの明るさもすっごくいいのですが、それ以上に、攻めの朱巳の魅力にクラクラしました!
ヤクザの息子として周りのクラスメイト達から距離をとられた寂しい幼少時代
その中で、能天気な丘だけが朱巳にとっての光だった
だけど、ヤクザなんかになる自分の人生に丘を巻き込むわけもいかないとわかっている
卒業式の日・・・丘のことを誘ったのは、手を出しちゃダメだと思いながらも、手を出さずにいられなかったという・・・なかなかつらい心情からだったんですね
タイトルの「泡と消え」っていう部分は、朱巳のことなんです!
朱巳は、丘に他に好きな人ができたら、いつでも身をひくつもりでした
自分の気持なんか、いつか泡となって消えてしまう・・・と思いながら、丘を求める朱巳の気持ちが、エロターンでうまく表現されているのにも注目してほしい!
本当にせつない!!
さらに!
注目してほしいのは、朱巳のかっこよさ!
もう!
朱巳の一挙手一投足に胸がキュンってなる
タバコ吸う仕草とか・・・
丘に顔を寄せる時の角度とか・・・
受けの姿をじっと見てないようで実は見てるって視線とか・・・
強い執着を持ちつつ、それを見せまいとする朱巳の姿に胸がときめきました!
ラストのクライマックスエロでは、ようやく丘への「好き」って気持ちを何度も口にします
そこも、すっごいよかったですね!
海ホタルの感想まとめ
とっても素敵なお話でした!
特に、自信がありそうで、実は弱さも抱えている攻めがすっごくよかった!!!
ただ・・・図書室で泣いていたって初恋エピをもう少し盛り上げてほしかった気もしたかなー・・・
でも!
攻めのかっこよさを見れるだけで読む価値ありのコミックです!
こういう攻め!みんな好きでしょう~!!!
あと!じゃのめ先生は、ちょっとした仕草が超絶うまいんですよね・・・
朱巳との初めてのエッチのシーンで、丘の手は胸のあたりでぎゅっと結ばれていますが、その手から、丘の緊張が伝わってくる・・・
そういうちょっとした仕草にも注目して読むと深みが出る作品です
ぜひ!試し読みをチェックしてみて!