こんにちは!海ホタルです
この作品!むちゃくちゃ表紙がきれいで~!
本屋の平台でも、一際目立っていました~!
しかし・・・過去に、表紙買いで期待値を上げて読んで裏切られた経験が何度もあるわたし・・・
あまり期待値を上げずに読んでみました
そしたら!
あら!けっこうおもしろい!続きが気になる!って作品で!
面白かったので、どんな作品か紹介したいと思います
目次
作品紹介
自動車整備士の蓮とパン屋で働く悠。
同居生活を始めた2人は「β」の友人同士。優しく穏やかな蓮に密かに恋心を抱く悠。
一方、蓮も悠を愛おしく思いながら、
言葉には出せないでいた。というのも、悠には決して
知らせてはいけない理由があって…!?
「αでもΩでもない僕らは」のここが面白い
秘密を抱えているアルファが登場!
オメガバースBLです
1巻の表紙の子が悠
2巻の表紙のイケメンが蓮です!
悠は一定の周期で強烈な睡魔に襲われるという病気の持ち主で、倒れているところを蓮に助けてもらいました
蓮に助けてもらった時の悠は、自分のことをなにひとつ覚えておらず、悠という名前も蓮に名付けてもらった名前
蓮は、記憶をなくした悠にやさしくしてくれ、自分の住むアパートの隣室に住まわせてくれる
仲良くなったふたりは、いっそ同居しちゃう?と同居をスタートさせる
悠は、記憶を失っている自分にやさしくしてくれる蓮のことが大好きで!
「おれたちベータ同士だけど、好きになってもいいよね?」と蓮へのほのかな恋心を募らせているのです
しかし!!!!
一定の周期で強烈な睡魔に襲われるという病気なんてあるわけない!!!
その設定が出てきた時点で、読んでいる読者みんな「うん?怪しいな・・・」と思うのですが
明らかに、蓮は、なにか悠に嘘をついている
物語が進むにつれて、少しづつ明かされる蓮の過去
アルファに生まれたのに、アルファとして認めてもらえない蓮は、大人になってつらい日々を送っていました
そんなある日、公園でアルファたちに襲われそうになっている悠を助けるのです
悠は、オメガなんだけど、オメガであるがゆえにつらい経験したようで、自分がオメガであることさえも忘れてしまいました
蓮は、悠の中に自分と同じ第二次性に苦しめられる生きづらさの共通点を見つけます
悠に、自分たちはベータだと嘘をつき、ふたりでベータとして生きて行く決意するのです
秘密の上に作り上げた世界で幸せになれるのか?
蓮にとって、悠とすごす毎日は幸せなものであり、なにがなんでも、この幸せを壊したくないと思っている
それゆえ、その幸せに忍び寄る気配に気づいた時・・・すっごい冷たい顔をするのですが、その顔が、むちゃくちゃゾクゾクするんです!
途中で、悠の過去を知るオメガの男娼であるナツが登場~!
蓮は、悠との幸せを失いたくないとナツを訪れるのですが・・・・
悠との幸せを壊したくないと必死になる蓮の姿がすごくよくって!
ナツは、蓮が悠と作っている世界を「箱庭」だと例えている
幸せで満ちている箱庭の中にいる蓮と悠
でも、それは蓮が悠のことをだまして作った世界なんですよね・・・
このふたりが幸せになれるか?
今後の展開がむちゃくちゃ気になる作品なのです
エロ担当は脇役たちがしています
発情して意識混濁状態でソロプレイをする悠の姿などが楽しめますが
悠と蓮のエロシーンは皆無状態です☆
ただ・・・
ナツとその恋人の小説家である有藤さんがエロ担当でがんばっていてくれています(笑)
ナツと有藤さんは、ツンデレ受けと両思いなのに片思い状態の攻めって感じでなかなか楽しいカップル
ナツを溺愛する攻めの二枚目ぶりが微笑ましいです
2巻には「夏緒と有藤編」の描きおろしがたっぷり収録されています
男娼のナツと小説家の有藤さんの出会いが楽しめる描き下ろしでした!
海ホタルの感想まとめ
徐々に真実が明るみになっていくって展開が好きなので!
大変楽しめました!
あと、気になるのは、蓮のおっちょこちょいぶり!
欠陥品のアルファだと親からも思われていますが、わたしは、「もしかして色盲じゃない?」と疑いを持っています
蓮が、焼き物を見て、深い青のグラデーションを 冬の夜明け前と比喩するシーンがあって・・・
冬の夜明けを深い青に例えるって珍しい例えだなって思ったんですよね・・・
うーーーん・・・これフラグ?
あとね、蓮が、ずっとなぞの咳をしているのも気になっていて!
まさか、なにか大きな病気とかしていないよね?と心配しています
画がきれいで、とっても優しい気持ちになる作品です
蓮が作った箱庭が、実は砂で作った箱庭であったとしても、壊れないことを祈りたい気持ちでいっぱいになる!
どうか着地点はハピエンでありますように!と祈らずにいられない作品です