こんにちは!海ホタルです
1999年よりスタートしたBLコミック業界の名作中の名作である「春を抱いていた ALIVE」が!!
ついに完結してしまいましたぁぁぁ!!
うわーーーーん!!!
うそだーーーーーー!!!!
最終回を掲載している「BE・BOY GOLD 2020年4月号」を読みましたが・・・
もう・・・読後・・・真っ白になりましたね!!わたくし・・・灰になりましたヨ!灰に!!!
想像もできなかったラストに思考停止しちゃって!!
最終巻の6巻を手に取ったのもののなかなか開くことができなかったのです・・・
けれど、ファンの方たちのあつーい口コミをたくさん読んで、ようやく、受け入れる決意が固まりまして!
昨日から今日にかけて、「春を抱いていた」の1巻から最終巻までを一気読みしました
もうね~・・・
ほんと、よかったです!
ラストを知ってから読み返すと、あのシーンやこのシーンの登場人物のセリフの重みが変わってくる!
ある意味、このラストに向けての布石がゴロゴロ落ちていたんですよね・・・
その布石に気づいて涙が出たわ~・・・
では!紹介に行ってみましょう!!
でも、聡い方はラストのオチに気づくかも・・・
ネタバレNGの方は、6巻を読んだ後にこちらの記事を読んでいただければ・・・と思います
目次
作品紹介
岩城の主演映画『キャッチボール』の慰労会に招待された香藤。
そこで、不自然なくらい岩城を褒める持宗監督の様子から、わざと香藤を悔しがらせて、何か企んでいることを察知する。
そんなある日、監督からとある作品の脇役のオファーが舞い込む。
事務所方針により、主役以外のオファーを受けない香藤が出した回答とは?
BL屈指の不朽の名作、ついに最終巻。
描き下ろし番外編収録。
「春を抱いていた ALIVE 6巻」のここが面白い!
酸いも甘いもかみ分けてきたふたりの表情が素敵すぎた!
連載当初、AV男優だったふたりが、俳優として共に成功し、家族のこと、仕事のこと、プライべートのトラブルを一緒に乗り越えて、時にぶつかり合い、求めあいながら、絆を深めていく姿が本当にすばらしかった作品!
夢見るご都合主義展開だけじゃなく、芸能界に生きるふたりの生々しい厳しい現実も突き付けてきて、それが、よりリアルに近い世界観を生みました
「春を抱いていた ALIVE」6巻では、持宗監督が撮った岩城さんの映画を大絶賛している香藤からスタートです!
作品そのものの感想じゃなくて、岩城さんを嘗め回すカメラワークを絶賛する香藤!
それを見たくて映画予告見たさに映画館に通い詰めたって!
もう!本当に、どんだけ岩城さんのことが好きやねん!
自分のだんなである岩城さんへの愛を語る香藤に、持宗監督が、君たちも長いのに・・・普通、会話がなくなったりしませんか?って聞くシーンがあるのですが・・・
いやね・・・
わたしも、それ、常々、思っていましたよ!
だってね・・・コミック6巻で生まれた洋介(←香藤の甥っこ)が6巻では大学生になってるわけです
ということは・・・このふたり!20年近く一緒にいるわけですよ!!
普通さ・・・そんなに一緒にいてたらマンネリ化しない?
なのに!
このふたりは、今だに、やきもちを妬くし、ベッドの上で喧嘩しながら、ラブラブ展開してる!
ベッドの上でマウントを取った香藤の満足そうな顔といったら!
ほんと!理想のカップルなんですよね~・・・・しみじみ・・・
あの1巻の出会いから、およそ20年かけて、この人が隣にいるだけで本当に幸せだって顔をするふたりの顔に心が満たされました
酸いも甘いもかみ分けてきた長いふたりだけの時間があるからこそできる表情だと思います
しかも!このふたりがむちゃくちゃイケメンという冥福!!
すばらしすぎる!
みんな大人になった!としみじみした!
6巻では、「愛してるでは重すぎて」で登場した翔や天樹くんも登場します
安定した感じの翔が見れてよかった!
宮坂くんは、まだ岩城さんに対していわだかまりが残っていたみたいだけど、その部分も無事回収されています
宮坂くんも大人になった!
小野塚くんは最後までいい味出していました!
あと!吉澄さん!
わたし、吉澄さんが好きだったので!
最後に元気に俳優を続けている姿が見れて安心した!
なんか・・・本当に最終巻なんだ・・・としみじみしました!!
好きなのは桜の木を植えるシーン!
6巻にはふたりで桜前線を追って旅行するってシーンがあるんですが、そこで、香藤が、旅の記念に桜の木を庭に埋めよう!ってシーンがあるんですね
この回では、岩城さんが、いつだって前向きな考え方をする香藤の一言に救われるシーンがあるんですが
このふたりは、いつも、こうやって、いろんな問題や悩みを乗り越えてきたんですよね
似てないふたりだからこそ、ひとつの物事を違う視点で見ることができたわけです
庭に桜の苗を植えながら、木が育ち花が開く日を楽しみにするふたり
連載を読んでいる時は、このシーンがすごく好きで!
何年たってもラブラブなふたりを予感させるふたりの顔に心癒されたんですよね・・・
描きおろし番外編「秋詩譜」
口コミで、この番外編が「むちゃくちゃよかった!」って感想が並んでて!
ドキドキしながら読みました!
ページ数は20Pです
本編最終回のその後が描かれいる番外編なのですが、岩城さんの強さを再確認できる涙なしでは読めない番外編になっていました
実は・・・わたし・・・正直にいうと・・・
本編のラストは、洋介(←攻めの甥っ子)の存在は、岩城さんにとってつらいものじゃないのかな?って思っていたんですよ
岩城さんは笑ってるけど・・・わたしなら、顔も見たくないってなりそう・・・
(洋介は何一つ悪くないのに!ごめん!洋介!!)
でも、この番外編を読んで、「そうじゃないんだな・・・」とようやく思えて!
岩城さんと香藤が出会って、いろんな人たちと出会い、仕事をし、恋をして、一緒に過ごした時間のすべてが意味があると思えました
番外編まで読んで、はじめて、幸せなラストだったと思えました
この番外編が、本当の意味での最終回と言ってもいいのではないでしょうか?
この番外編のラストがあるからこそ、1巻からのふたりの歴史にさらに重みが増したと思います
海ホタルの感想まとめ
記事を書きながら、涙が止まらなくって~・・・
ブログを書き続けて長いですが、こんなの初めてかも!!(号泣・・・)
ふたりの男の生きざまを長きに渡って楽しませていただきました
社会的に地位があって、きちんと自立している色気のある男ふたり
ほんとね!どっちの男もむちゃくちゃ魅力的なんですよ!
岩城さんのシュッとした目とか!香藤の髪がゆれる感じとか!
ふたりが白シャツにネクタイしているだけの姿にだってキュンキュンできる!
そんなふたりが対等な立場(←リバカップルです)でエッチする濡れ場がすごくよくって!
あとね・・・
パーフェクトに見える岩城さんは真面目すぎて時に頑固で不器用で!
全女性のハートを鷲掴みにしそうなイケメンの香藤は感情が態度に出やすくて子供みたいな一面がある・・・
このふたりは、お互いのいい部分ばかりじゃなく、ダメな部分を許容し、時に正しい道に導いてくれる同士ってところが最高に素敵なんです!
いい時ばかりじゃなく、つらいときも、常に相手の傍に寄り添って熱を分かち合ってきたふたりの恋を見届けることができたと実感できた6巻でした!
本当に、素晴らしい作品をありがとうございました!!
6月27日(日)発売の「BE・BOY GOLD 2020年8月号」では、洋介にスポットが当たった漫画が掲載される予定になっています
洋介の恋が読めるのかな?
でも、岩城さんと香藤という理想のカップルを生まれたときから見ていた洋介は、恋愛に対するハードルが高くなっていそう!
大丈夫かな?ドキドキドキ・・・
期待したいと思います(^^♪