akabeko先生の新刊出ました!
読んでみたのですが、akabeko先生の持つ痛みとかエロを求めたていたら、「うん?あれ?」って思う作品かな?
作者様もあとがきでも「平穏なボーイズラブ」にしたかったとありますし・・・
まあ・・・その平穏さの中に、生きているならだれもが持つ過ちや後悔ってやつをテーマにしている重さがあるって感じ
では!紹介に行ってみましょ!
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組み敷かれ、壊されて、汚された…… 想いと身体。 高校時代に好きだった、いつも正しく優しい先生。 ぺこからの告白も“男同士だから”ではなく、“先生と生徒だから”という理由で断られた。 たとえ、その先生が女子生徒を妊娠させていたとしても、ぺこの中で“先生”という存在は特別になっていた。 そして現在、仕事帰りのバーで“先生”と呼ばれる男性に出会い、再び“先生”への想いが再燃し…?
「ぺこと先生」のここが面白い
年下のぺこに戸惑う先生とぺこのかわいさ!
中学校時代に大好きだった先生がいたぺこ
同性であるぺこから告白されても、傷つけず、やさしく振ってくれた先生
思い出はそのままきれいなままだったらよかったのに
後々、その先生が女子生徒を妊娠させたって噂を聞いてしまったぺこ
これをきっかけに、ぺこは、中学校時代の好きだった先生に心を囚われてしまうわけです
「人を好きになる気持ちに間違いはない」
「勇気を出してくれてありがとう」
あんなに正しくやさしかったぺこの先生
成人してからも、ぺこの心は先生でいっぱいのまま・・・
一夜限りの関係を誰かと重ねることはあっても、心を動かされることがなかったのです
そんな時、家の近所のバーで、大学で教鞭をとっている光樹に出会う
バーのマスターに「先生」と呼ばれる光樹
中学校の時好きだった先生への気持ちを光樹にスライドさせたぺこは光樹にドキドキしてしまう
けど・・・
実は、光樹の方は、生徒に嵌められた経験があって、ぺこのことを、また、自分を嵌めに来た相手だと勘違いしているんです
ぺこのドキドキした初々しい態度を、すべて自分をハメるための罠だと思っている光樹は
ある日、怒りに任せて、暴力的にぺこのことを抱いちゃうんです
あれ?
最初に「痛みはない」と書いたのに
こうして、文字にして書くと、「あれ?けっこうハードだな・・・」って思うな?
でも、akabeko先生ならではの、体から相手を落とす。って展開は一切ないんですよ
結局のところ、誤解していたことを知った光樹は誠実にぺこに謝罪しつづけるし
ぺこも光樹のことを嫌いになれず、最後はハピエンですしね!
くっついてからの、ふたりの姿がよかったです
ペコのかわいらしさに戸惑う年上の光樹と、初めての恋にかわいい反応をするぺこがむちゃくちゃかわいい「最終話」を楽しめます
ここがいまひとつだったかも・・・
なんというかねぇ・・・
ちょっと宙ぶらりんなんですよね・・・
描きおろしの「ぺこと先生のその後」を読むと
「人は間違えながら生きるけど、生きている間にそれを許せるようになればいいね」ってテーマがあったっぽいんですが
ちょっと、そこの部分がわかりづらかった・・・
個人的には、光樹をハメたモブ生徒には制裁を加えてほしかったと思ったしさ!!
うーん・・・そこらへんは、わたしの心が狭いせいですかね?
罪を憎んで人を憎まずってやつですかね?
でも、ぺこと先生が幸せそうなので・・・
まあ・・・それがすべてですよね?
ハピエンだから、それでよし!ということで!!!
海ホタルの感想
akabeko先生8冊目のコミックだそうです
個人的にはわき役で出てきたトモくんが、いい味だしてたな!って思います
この空気の読めなさ!いいやつや~!!!
akabeko先生の痛みの中に救いがあるって鮮烈な展開が好きな身としては、少々、物足りなさもありましたが
akabeko先生のファンならば、ぜひ読んでほしい作品だと思います
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