本日より「4月の東京は・・・上」の電子配信がスタートしました
いや・・・
これはね・・・ほんと、胸にグッとくるせつないい作品なんですよ～！！
ハル先生の描き方がほんとーにすごい！！
登場人物の表情の描き方もうまいんですけど
情景描写からも登場人物たちの不安な気持ちやコーフンする気持ちを伝えてくるところがほんとグッと引き込まれるんです！
読んで損はないコミックです
では紹介に行ってみましょう！
作品紹介
「嫌か？ 俺とセフレになるのは？」
新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、会社で中学時代のクラスメイトで、今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。
中学３年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。
親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。相変わらず綺麗で、強くて、和真は蓮と一緒にいるだけで幸せになれた。
けれど、蓮は不自然なほど中学時代の話題を避け、仲のよかった元クラスメイトとして振る舞った。
それは蓮がゲイであることに負い目を持っており、和真に拒絶されることを何より恐れていたからだ。
でも、ある夜、ふたりは再び関係を持ってしまい!?
「4月の東京は・・・上」のここが面白い
画像出典：コミック帯より
中学生時代の同級生。自分にとっての世界は彼がすべてだった
アメリカ帰りの転校生だった中学生の和真
離婚した両親
慣れない日本の生活
不安と緊張でいっぱいだった和真にキラキラした笑顔を向けてくれたのがクラスメイトの蓮だった
成績優秀でクラスでも人気者の蓮
そんな彼と出会えたこと。友達になれたこと
「東京へきてよかった」と思うキラキラした和真のピュアな気持ちが眩しい！！！
蓮の存在が和真の小さな世界の中心になるんですね！
この和真と蓮の中学生時代はほんとうにキラキラと輝いているんですよー！！
お祭りの時の花火のシーンとか・・・ほんと素敵！！
けれど・・・
そのキラキラした日はある日突然、一転暗転へ・・・！
ゲイだった蓮は、和真への片思いをこじらせて自暴自棄になり、自分を粗末に扱います
出会い系の相手と知り合った相手とホテルへと入ろうとする蓮を必死で引き止める和真
「誰でもいいなら、俺が相手になる！」と蓮をホテルへと連れ込んじゃうんですねー・・・
ふたりには心の中に少なからずとも、お互いが大事（好き！！！）に思う気持ちがあったのに！！！
そこの部分を伝えるタイミングがないまま
和真と蓮は、中学三年の雨の日・・・
安ホテルの一室で一線を越えてしまうんです・・・・
10年にも及ぶ勘違いターン！早く、この勘違いを解いてほしい！
和真にとって蓮は自分の世界の中心で
蓮にとって和真は初恋の相手だったんです・・・
けど・・・
この一線を越えた夜から、ふたりの勘違いターンがスタートします
和真にとって蓮は光り輝く存在なのに・・・
彼に似合わない場所で、ときめくものもなく・・・心躍るものもなく・・・好きでもない相手（←和真はそう勘違いしている！）に大事なハジメテを捨てるわけです
その事実が和真はつらくて・・・せつなくて・・・涙を流します
そして、蓮は、その涙を、和真の同情と自己犠牲の涙だと思うんです
ノンケの彼に無理をさせていると勘違いし
やさしい彼が断われずに自分の相手をしてくれたことを申し訳なく思っている・・・
何度も言う蓮の「ごめん」ってセリフが胸にいたい・・・
そして・・・
それから10年後・・・
蓮と和真は同じ会社の社員として再会します
10年前の別れから、和真は、ずっと蓮を探していた
だから、会えてうれしくて・・・うれしくて・・・
蓮をひとりじめしたくてたまらない
けど、蓮の方は、10年前、ノンケの和真に無理をさせたと勘違いしたままで・・・
こじれにこじれて・・・
次巻へと続いています！
海ホタルの感想
中学生時代・・・一線を越えたふたりは、大人たちの手によって引き離されることになるんですけど
そこのシーンも、ほんとに胸が痛いんです
冒頭、和真が空を眩しそうに見上げるシーンがあるんですけど
きっと、和真にとって蓮は空のような存在なのかも・・・
手が届きそうで届かない。見上げるだけの存在
身体をつなげた経験はあるのに、手に入らない相手・・・こういう展開に弱い人はほんとおススメです！
そして・・・
10年間・・・どちらも狂おしいほど相手に「会いたい」と思っていて
ようやく、念願かなって、再会できたのに
即ハピエンとはならない・・・このこじれ具合・・・
好きな人と体をつなげているのに、あふれる涙の描写がほんとうにつらすぎる・・・・
描きおろしは「告白」の部分だと思います（←「描きおろし」の文字はないので・・・）
16Pです
蓮と和真の二度目のエチシーンが描かれています
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