こんにちは!海ホタルです
「on BLUE vol.41」読みました!
今号の特集は「蟷螂の檻特集」です
4巻を読んだ後に読んだのですが
4巻のラストが衝撃だったでしょ?
この作品、どういう方向に向かっているの?と思っていたので
特集を読んで「はあ・・・なるほどぁ~・・・」と作者様のこの作品に対する気持ちがかなり興味深かったです
「蟷螂の檻 第21話」(ネタバレ有)
思い出す懐かしい記憶
飯田の車の後部座席に座る蘭蔵と育郎
蘭蔵はぐったりしている育郎の頭をギュっとしてくてくれている
ぐったりしている育郎が思い出すのは幼いころの記憶
成績優秀者である表彰状を父に見せたくてかけよる育郎
しかし、父から見向きもされない・・・
育郎は持っていた表彰状をぐしゃりと丸めてしまう
それを見ていた典彦が育郎に話しかける
丸めた表彰状を典彦に見せる育郎
表彰状を見た典彦は育郎の頭をなでてくれる
育郎の顔は驚いて・・・そして照れている
あの手で終わらせたかったのに・・・と思う育郎
そして、次に思い出したのは高等学校に入ったばかりの頃・・・
夜、勉強している育郎の様子を見に来る典彦
「お勉強の方はどうですか?」と聞く典彦に、育郎は「不足ない」とテストを見せる
典彦は、「立派ですね」と育郎の頭を幼いころと同じようになでてくれる
育郎は照れながら「もう・・・子供ではないのだから・・・」という
典彦が手を離すと・・・寂しそうな顔になる育郎
そんな育郎に、母親を早く亡くした分、人より早く大人にならなければならなかったのだから、私にくらい甘えてもいいんですよ。と声をかける典彦
典彦の手は、育郎の手を意味ありげに触っている
育郎は、最近の典彦の仕事について尋ねる
典彦は、主にだんな様のお仕事補佐ですね・・・と答える
だんな様が私を使うのは坊ちゃんを思われてのことと思います。という典彦
典彦から「坊ちゃんが大学を出るころにはお役に立てるようになりたいと思います」といわれ
赤くなる育郎
立ち上がって部屋を出ていこうとする典彦に触ってほしくて、思わず呼び止める育郎
でも・・・
肌と肌が触れ合うようなことは男と女がするようなものと先日典彦に言われたばかりで・・・
なにか、理由がなければ、触れてもらうことはできないと触れてもらえる理由を探す育郎
そんな育郎の様子を見た典彦は、「もう少しお話しましょうか」と育郎に声をかける
そして・・・
「髪が伸びましたね」と育郎の髪に触れるのです
育郎は思います
あの典彦の手が好きだったと・・・
あの手で自分の人生を終わらせてくれたら・・・・と思った
なのに・・・
その手を振り払ってしまった!と大きな後悔に気持ちが支配されて混乱します
混乱し声をあげだした育郎の様子を見て蘭蔵も飯田も心配していて・・・・・
海ホタルの感想
ページ数が12Pとなっています
思い出すのは、昔、典彦が育郎にやさしかった時代の思い出ですね
幼い育郎にとっての味方は典彦だけで・・・
その気持ちがまだ初心で汚されていない頃の記憶ですね
4巻を読んだ後に読んだので・・・
なおのこと、清々しく思えてしまいました・・・