こんにちは!海ホタルです
この記事ではりゆま加奈先生の「狼の花嫁」第9話の紹介をしています
目次
「狼の花嫁」第9話の紹介です
ルーイとアズラクの出会いは・・・?
幼いルーイの母親は庭に咲いている花の名前を教えてくれるやさしい女性でした
けれど、王宮の中では、卑しい身分で王の子供を身ごもったルーイの母親への風当たりは強く、いつしか寝込むことが増えていき、幼いルーイは母の体調の心配をしている
母に元気になってもらいたいと、母との「ひとりで外には出ない」という約束を破り、好きだった花を摘んでこようと外へと飛び出したルーイ
外に出たルーイを待っていたのは、ルーイのいじわるな異母兄弟たち
ルーイを暗がりへと連れ込み「召使の子供」「おまえ、両方あるんだろ?見せろよ」と暴力をふるう
幼いルーイは怯えて半泣き状態
そんなルーイの下腹部を持ち上げ「うわ!本当に両方ある」「きもちわるー」という兄弟たち
ルーイは、「いやだー」と大きな声で叫ぶ
暴れだすルーイに驚く兄弟たち
そこに入ってくるのが、アズラク
アズラクの登場に、兄弟たちは驚き、言い訳をして部屋を出ていく
ガタガタ震えるルーイに声をかけるアズラク
「俺は何もしないよ」というアズラクの手をとるルーイ
アズロクの手を握り、外へと出るルーイ
ルーイには、自分がなぜいじわるをされたのかがわからない
アズラクは、「あれは君の兄弟だよ」と答える
ルーイが「兄弟は仲がいいものでしょ?」と聞く
アズラクは「みんながそうあるわけではないよ」と答える
ルーイにはアズラクの言っていることがわからない
そんなルーイに、アズラクは、「俺も君の兄弟だよ」という
ルーイは、探していた花を見つけ、そちらへとかけよる
雑草の花を摘みながら、母親から教えてもらった花の名前を口にするルーイ
アズラクは「こんな雑草にも名前があるんだな・・・」という
そして・・・
怖い顔をして「人の意図にかかわらず、勝手に繁殖して害をなす草」だというのです
やさしいアズラクだけど、時々コワイくて・・・その理由は?
この日を境に、ルーイはアズラクになつくようになる
アズラクにまとわりつくルーイの姿に、アズロクの重臣(友達?)が「世間体的によくない」と心配している
ひとりで遊ぶルーイに話しかけるアズラク
ルーイは、アズラクに最近、母親の元気がなくて、不安だと話をします
ルーイに「このまま死んじゃったりするのかな・・・」と言われたアズラク
ほほ笑みながら「じゃあ俺がなんとかしてあげよう」と言うのです
ルーイを自分の寝室へと連れていくアズラク
アズラクはルーイをベッドへと投げ入れ、ルーイの首を絞める
ルーイは、アズラクも自分のことが嫌いなのかと聞く
アズラクは「この世で一番嫌いだ」と答える
けど・・・アズラクの頭にルーイの母親の姿が思い浮かび
ルーイの顔に自分の顔を近づけて「ザフラ(ルーイの母)が手に入らないならお前を・・・」と言うのです
ルーイはアズラクの指を噛み、ベッドから逃げ出します
自分が気持ち悪いのが悪いんだ!と思い込むルーイ
アズラクの寝所から逃げ走るルーイは、きれいな女性にぶつかる
倒れる女性
女性の侍女たちが「サジュ様!」と呼び名がら女性にかけよります
サジュ様と呼ばれた女性は、アズラクの部屋から出てきたルーイの衣服が乱れているのを見て、カッとなり、ルーイをおもいきりはたきます
倒れるルーイ
サジュは「あの女ね!自分の子供まで使ってアズラクさまに手を出そうとするなんて!」と叫ぶ
サジュから「気持ち悪い!」と言われたルーイ
ルーイは、「自分は気持ち悪い人間なんだ。」と思うのです
自分が嫌われるのも・・・母親が泣いてばかりなのも・・・すべて自分のせいだと思うルーイ
そして・・・
自分の父である王に王宮の奥の暗い塔へと幽閉されたのです
海ホタルの感想
第9話はまるっとルーイの幼いころの回想です
これを読むと、アズラクはルーイの母が好きだったみたい
だから、好きな女性と父親の間に生まれたルーイが憎くてたまらないと思っている
そして、ルーイが生まれたせいで、自分の好きな人がつらい思いをしているのも快く思っていない感じです
けれど、自分の好きな女性の血を分けたルーイを身代わりにできる。と気づいたって感じ・・・
第9話は幼いルーイが自分の王宮での立場を理解していき、同時に、「自分が気持ち悪い存在なんだ」と信じ込んでしまうまでが描かれていて・・・
なかなか切ないですね・・・