こんにちは!海ホタルです
イアハーツ2019年1月号より、「囀る鳥は羽ばたかない 34話」の紹介記事です
目次
「ihr HertZ 2019年 1月号」
「囀る鳥は羽ばたかない 34話」より【ネタバレ有】
矢代の言うことを聞かず倉庫までついてきた百目鬼に向かい銃を撃った矢代
(百目鬼に当たったかどうかは不明)
そして、ひとりで甘栗ちゃんたちが拉致ってきた平田のいる倉庫へと向かう
平田を拘束している結束バンドを甘栗ちゃんたちに切らせて、甘栗ちゃんたちその場から立ち去らせる矢代
矢代と平田がついに対峙し!!!
三角さんターン「平田のことをケリをつける」
シーンは三角さんのいるヤクザ事務所
キレイにならんだ金塊が入ったスーツケースを目の前にし「なんだこれは?」と聞く三角さん
舎弟たちが、「二人組が置いていきました」と答える
二人組は「矢代からだ」と言って金塊を置いていったそうで・・・・
「その二人組を、鮫と鯨につけさせています」と報告する天羽さん
三角「三和の綱川を呼び出せ。平田のことはその後、ケリをつける」
三角さんが表立って動くことに難色を示す舎弟たち
けれど、三角さんも、平田の好き勝手ぶりに我慢も限界の様子・・
三角「平田にはそれなりに情もあった。なのにあいつは恥かかせやがった。報いは受けさせる」
弟と二人暮らしの晃生には、忘れられない人がいる。
高校時代の同級生の嵯峨だ。高校生の時に晃生は嵯峨とのキスを弟に見られてしまう。
罪悪感から晃生は嵯峨を遠ざけ、そのまま疎遠になった。だが、それから十年以上経ったある日、
嵯峨は弟の仕事関係者として再び晃生の前に現れて…!?
平田と矢代ターンへ!「それでも俺を殺しますか?」
シーンは、平田と矢代の倉庫での対峙シーンへと移ります
「井波(刑事)に恨まれ、豪多にも恨まれているお前に待っているのは地獄しかない!」と言う平田
矢代は、平田に向かい「自分はどうなんです?手下の落とし前つけないんですか?」と聞く
平田は、「今すぐ、豪多にお前の首を差し出してもいいんだぜ」と矢代が自分の拘束を解いたことを笑う
矢代は「あんたは俺を殺せないよ」と答える
矢代「あんた、今、無一文だから」
矢代の言葉の意味がわからない平田
矢代の説明によると、平田は以前から甘栗ちゃんたちに強盗をさせていたようで・・・・
その取り分を甘栗ちゃんたちにちょっとしか渡してなかったそうです
それに不満を持っていた甘栗ちゃんたちは、保険のためにと、平田の全財産がどこにあるのか調べていたそうで・・・
現金・小切手・手形・権利書・・・ありとあらゆる平田の財産を、すでに盗んじゃった!!拝借済みだそう!
今頃、その全財産持って、自分と甘栗ちゃんたちしか知らない場所へと移動している。という矢代
矢代「俺が死んだら、金はすべてあの二人がかっさらっていきますが・・・それでも俺を殺しますか?それとも、拷問して吐かせて痛めつけてくれますか?」
怒りマックスの平田は立ち上がる
「わざわざ俺に話して、死にてぇのか?」と憤怒し矢代を殴る
額から血を流す矢代
薄ら笑いを受けべながら「やだな・・・死にたいわけないじゃないですか?特に生きたいとも思いませんけど」という矢代
その薄ら笑いが、平田の怒りをさらに買う
「ホモ野郎が!」と矢代をなぐりつける平田
出口晴海が好きになったのは、小野田良。三歳年下のストレート。気がつくと、好きになっていた。友達でいい。そう思っていたのに、どんどん好きになっていった。素直になれなくて、不安になって、ささいなことに幸せを感じて、言えない言葉がたくさんたまっていって──誰かを好きになる切なさと幸せがここに。
平田の激白!そんなに三角さんに愛されたかったんですか?
矢代は、平田がなぜそんなにホモが嫌いなのか?と聞く
平田のホモ嫌いが、自分にだけ向いてるのなら、それは嫉妬か同族嫌悪だと言う矢代
矢代が「そんなに三角さんに愛されたかったんですか?」と聞くと、平田の目が見開き、矢代を強く何度も殴りつけます
矢代に「お前はいつか三角を裏切る。墨も入れてねぇくせに!」と怒鳴る平田
矢代は「あんたはとっくの昔に裏切っているもんな」と言う
黒羽根のことを話し始める矢代
矢代「損得なしで温厚。義理と人情の人格者である黒羽根が、下っ端だった平田を連れて報復に行くなんて・・・違和感しかない。三角さん・・・疑っていたんじゃないかな」
平田は、開き直ったのか?当時のことをペラペラ喋りだす
三角のそばに、自分ではなく、「極道のくせに自分だけはキレイだ」と言わんばかりの黒羽根が側にいるのが気に食わなかったこと
だから、黒羽根のいる場所を奪おうと殺したこと
黒羽根がいなくなり、ようやく三角さんが自分を見てくれたこと
なのに!
矢代が現れたことで、再び、三角さんの興味は矢代へと奪われたこと
平田「お前を愛人扱いしてたときはお前を“女”だと思ってりゃ済んだ!なのに!若頭にまでして次は本家の盃だと!どこまで俺を無視しやがる」
超人気俳優×新人俳優、同性愛ドラマ撮影中の恋。
新人俳優の白崎由岐(26)は、大学の先輩で超人気俳優の羽山麻水(28)と同性愛ドラマで共演することになった。ゲイ役の芝居感が掴めない白崎は、男に抱かれてみようとハッテン場へ。そこでなぜか羽山に捕まり、相手を買って出られる。“芝居のためのセフレ協力”。即物的に始まった関係だったが、精緻な美貌と圧倒的なオーラの羽山に甘く心ごと抱き込まれ、白崎は恋心を自覚した。しかしドラマ撮影は終わりに近づき―――。
平田に何度も殴られ朦朧となる矢代!その時現れたのは!
平田「あいつ(三角さん)を摺り下ろすために竜崎を焚き付けてお前を襲わせ 豪多の連中まで殺してやった」
平田が「殺し」を自分の口で認めた後・・・矢代は自分のスーツポケットからスマホを取り出し、遠くへと投げる
スマホのディスプレイは通話OFF(今まで誰かに通話が繋がっていたと思われる)状態
平田はスマホを拾いに行き、スマホを見ながら「誰に送った」と聞く
矢代は「わかっているくせに」と答える。
そして、「警察にある証拠品ならすでに処分済みです」という
矢代の罠に引っかかった平田の怒りはさらに膨らみ、傍にあった鉄パイプを手にする
平田「殺さねぇでいたぶり続けてやる」
怒りに満ちた平田の目に「いいね」と答える矢代
平田に何度も殴られ、矢代の意識は朦朧としていく
壊さないとあいつは言った
もうとっくに壊れていた
綺麗なものは汚したい
大事なものは傷つけたい
幸せなものは壊したい
平田に首を絞められて・・・・
「ああ・・これで・・・ようやく俺は俺を終わらせることができる」と思う矢代
そこに、登場するのが百目鬼
百目鬼は平田をボコボコにします
しかし、百目鬼の意識が矢代に向かった一瞬に、平田は落ちていた銃を手に取り百目鬼を撃つ
倒れる百目鬼
それを見ていた矢代は、そばにあった拳大の大きさの石を持ち、平田を頭から殴りつける
何度も、何度も平田を石でなぐる矢代
平田が倒れ、矢代は、倒れている百目鬼の側へと行く
矢代「おまえは・・・・俺を・・・・」
矢代のセリフは頭上を飛ぶ飛行機の音でかき消され、何を言ったのかわからない
そして、その直後、何者かが矢代のことを石でなぐりつける
倒れて意識を失う矢代
雨が振ってきて、倒れた矢代と百目鬼を濡らします
そこで続くとなっています
海ホタルの感想
ええ!
えええええ!!!!!
って展開で、びっくりしました!!!!
黒羽根を殺ったのは平田かもしれないと三角が気づいているかも・・・。と矢代が言うシーンがあるんですが・・・・
だとしたら、びっくり!!!!
確証はなくとも、「もしかして・・・」と思いながらも平田に目をかけてやっていたなんて・・・
三角さん・・・・ハラの中にいろんな思惑を隠せる男なんだなー・・・かっちょいい・・・
それに比べて・・・平田は、ペラペラ喋りすぎ!!笑!!
そこが、三角さんとの器の違いですよね!
平田は「極道は人から奪う生き物だ」って言っているんですけど、極道ヤッている人が、みんな平田のように小細工ばっかやっている小物のようにいうのはやめてほしいわー・・・
ほんと、平田は、どこまでも小物でどこまでも性根の腐ったやつだなー
三角さんの特別になりたくて・・・平田なりに裏工作してがんばったのに・・・でも、特別になれなくて・・・
「好き」を通り過ぎて「憎しみ」へと気持ちが切り替わっちゃったんですねー・・・
自分を愛してくれないのなら、いっそ目の前からいなくなってくれ的な?
ああ・・・ほんと・・・・男の嫉妬もコワイよ・・・
あとね・・・
矢代は、早くこの世からフェードアウトしたかったんだなって思いました
それは「死にたい」って感情とはちょっと違う感情なんですよね・・・
この世に未練はない的な寂しさに近い感情ではないかと思います
そんな矢代だからこそ、自分の中に生まれた百目鬼の存在が愛しいと思う感情が、この世への未練につながり、自分の根底にあるものを変えられる怖さのようなものを感じたのかもしれません
だから、百目鬼を遠ざけたのかも・・・
愛しいけれど疎ましい
疎ましいけれど愛おしい・・・
とても矛盾したとても複雑な感情です
最後の矢代のかき消されたセリフも気になるところです
矢代を殴ったのは誰なのか?
次回の展開を待ちたいと思います
海ホタルおすすめ「囀る鳥は羽ばたかない」試し読み
現在コミックは5巻まで発刊中です
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