りゆま加奈「狼の花嫁 3巻」第17話 ネタバレ感想

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こんにちは!海ホタルです
こちらの記事では、「ダリア」さんで連載中の「狼の花嫁」17話の紹介をしています

いよいよ、隣国との戦いが始まり、敵国の人間であるルーイに王宮の人々の憎悪が集中する中!

登場した第二王子のハシ

ハシはルーイにとっての味方か?敵か?

緊張感であふれた前回のラスト!

今話では、ルーイがハシにどのような扱いを受けることになるのか?

大変、ドキドキハラハラな回となっています

では!紹介に行ってみましょう!

前回のあらすじ

りゆま加奈「狼の花嫁 3巻」第16話 ネタバレ感想

この記事にはネタバレが含まれます。ネタバレNGの方は閲覧にご注意をお願いします

「狼の花嫁」第17話の紹介です

おまえにも責任がある

「自分にできることならなんでもします。」と言ったルーイを、傷ついた警備兵たちが手当されている救護室へと連れていくハシ

ベッドがいくつも置かれた部屋の中では、包帯で体中をグルグル巻きにされた兵士たちの苦し気な呻き声が響いていた

その光景に目を見張るルーイ

ハシは、傷ついた兵士たちは、アズラクがこの国に来た後に突然の敵襲に合った国境警備の者たちだ。という

ユルールは、ルーイのことを、「母親を人質に取られしかたなくこの国にやってきた」とかばった

「しかし、おまえは、これを見ても、兄のしでかしたことで、自分には関係ない」と言えるのか?と聞かれるルーイ

 

ハシ「兄の蛮行に気づかなかったおまえにも責任があるのではないか?」

 

ルーイには返す言葉もない

ルーイの世話役のマルジャは、ルーイをかばう

しかし、ハシは「状況もわからぬまま殺された者もいる」と言う

ルーイは真っ青に・・・

「戦とはそういうものだ」というハシ

訳も分からず、突然、襲われ亡くなった者の命のことを想えば・・・

自分が背負っている事情なんて・・・と思ってしまうルーイの気持ちもわかる・・・せつない~・・・

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不幸だと思っていたが・・・自分は「王族」だったと気づく

そこに医者らしき男・アヴラが現れる

ハシは、アヴラに、ルーイをここで使うように言って去っていく

こうして傷ついた兵士たちの看病をするようになったルーイ

冷たい水で洗いものをし、汚れた仕事もするルーイは、王族である自分は洗濯物もしたことがないという事実に気づく

塔の中に幽閉され、実の父親に冷遇されようとも、自分は「王族」として生きていたのだ・・・と思い知るルーイ

黙々と、どんな汚い仕事でもやるルーイの姿に、他の看護師たちからは「王族とは思えないほどよく働くわ」と感心する声があがる

しかし、敵国の人間であるルーイに兵士たちの反感は大きい

どんなに陰口をたたかれようと、笑顔を絶やさず黙々と働くルーイ

 

そんなルーイに、以前、ルーイのことを「役病神!」と責めた少女が話しかけてくる

少女は、どんな仕事でも黙って引き受けるルーイにイライラしていて「イヤならイヤッていえばいいのよ!」と怒っている

「イヤだなんて思ってないよ」と答えるルーイ

自分は王族なのに、この戦を止める力も、みんなの役に立つ医療知識もない

自分ができることなんて、ほんと、些細なことだけで・・・それでも、役に立ちたいんだ・・・というルーイ

ルーイの言葉に少女は「なにそれ!」と怒って去っていく

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自分を責めるルーイ・・・心の中で祈るが!

ルーイが病室へ戻るとアヴル先生が青い顔をしている

今、看ている患者も、ここ2~3日の峠を越えなければ危ないと元気がないアヴル

その患者の傍に行くルーイ

傍についている看護の女性は疲れてフラフラ状態

「自分が代わります。」と声をかけるルーイ

看護の女性は「でも・・・」と困るが、ルーイの厚意に甘えて休憩に行く

苦しそうに短い息を吐き横たわる患者の傍に座るルーイ

ルーイは考える

もし、自分がこの国に来る前に、この戦いが起こるとわかっていたら・・・?自分はこの国にはこなかったのか?と自分に問いかけるルーイ

しかし、大勢の人が傷つくとわかっていても、きっと、自分は母親を守るため、この国に来ただろう・・・と思う

自分はひどい人間だ・・・と自分を責めるルーイ

患者の手を握って「どうかお願い・・・助かって・・・」と祈るのです

海ホタルの感想まとめ

え?これ進んだ?

ちょこっと進んだの?!

もともと、自分に自信がないルーイが、さらに、自分の無知さと無力さを攻めるという展開です

いやいやいやいや・・・

確かにルーイは無知で無力だけど、ずっと塔の中に幽閉されていたし・・・自分の国のことをなにひとつ知らなかったのは仕方ないことなのでは?と思っちゃうのはわたしだけ?

もし、ルーイが、もっと図太くて、筋肉ムキムキキャラであったならば!

塔に幽閉されようと、オラオラオラって、王様や兄のアズクルと戦っていたかもしれないが!

でも・・・そういうキャラじゃないじゃん!

ルーイにはルーイのよさがあるんだよー

なにしろ、ルーイはやさしい!

そして、自分の辛い運命を受け入れる強さもあるよ!

 

いや!もう!ほんと!

ここらへんで、ルーイを幸せにしてやってほしい!!

 

早くゼスが戦地から戻ってこないかな~っ・・・!

 

最後、瀕死の兵士の手を握るシーンでは、実は、ルーイに治癒能力とか・・・・そういう不思議な力があったらなーって本当に願ってしまった

この悲しい主人公が幸せになる大どんでん返しはいつくるのか?!

次回こそ期待したい!!!

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