こんにちは!海ホタルです
本日は映画化もされた「ひだまりが聴こえる」の「-リミット-」の紹介です
1巻には5話までが収録されていましたので、本日紹介する第7話は、2巻に収録されると思います
「ひだまりが聴こえる-リミット-」1巻には1-5話まで収録されています
目次
「ひだかりが聴こえる-リミット-」第6話を振り返り
それを見た時、「人口内耳」がなんなのかもわからなかった太一
そして、太一は 会社で「人工内耳」がなんなのか知ります
また航平がひとりで何か抱え込んでいないか心配になります
ちゃんと会って話したいのに 最近の航平の避けるような態度もあって、自分から連絡を取る一歩が踏み出せない
そして 太一がもんもんと悩む頃 リュウとフットサルをして遊ぶ航平
そして 練習後 チームの女の子から この後の飲み会に誘われます
その様子を見ていたリュウが 「航平は彼女持ちだから 無理だよ。でも 近々別れるから その時に誘いなよ」と女の子に伝えるのです
航平は 帰り道に どうして そんなことを言うのか?とリュウに聞きます
リュウは「聴者とずっと一緒になんか居られるわけない」と返事をします
航平は なぜ リュウがここまで聴こえる側の人間を嫌っているのか気になり それを聞きます
リュウは 「向こうが俺たちを見下してる」と返事をします
航平はリュウのその言葉にギクッとしますが そんな心の動揺を隠し「そんな人達ばかりじゃないよ」と返事をします
すると リュウが「君の彼女はかわいそうだね だって 君といる限り ハンデのある君を助ける役目を背負うことになる」と言うのです
それは航平自身がずっと思っていたことで・・・航平には返す言葉が見つからず・・・ショックを受けます
その時 航平とリュウの直ぐ側を通り過ぎようとする太一や千葉の姿が目に入り・・・
「ひだまりが聴こえる-リミット-」第7話より
ここからが最新話の紹介となります。
ネタバレが含まれますので 閲覧にはご注意をお願いします
千葉とリュウは兄弟だった
千葉と天童と太一は 会社の帰り道・・・太一がとんでもなくソフトが使えないことをネタに 3人一緒に和気あいあいに帰っているんですが 太一が航平達の視線に気づき そっちを向きます
航平に気づいた太一は思わず「航平」と名前を呼びます
太一の声に 千葉たちも航平達の方を向きます
航平の横にいるリュウに気づいた千葉さんは いきなりリュウめがけて走り 同時にリュウはその場を逃げ出します
何が起こったのかわからない太一と航平
そして千葉につかまるリュウ
「こんなところで何してんだ!」と声を荒げる千葉に 天道さんがのんきに「あれ?リュウくん 久しぶりだねー」と近寄ってきます
近くの大きな屋台のベンチで腰をかける5人
天童さんが 「リュウ君は千葉くんの弟だよ」と航平と太一に紹介します
リュウを説教しだす兄の千葉。かばう航平
千葉に弟がいると知り驚く太一
太一は リュウに「オレ佐川太一 よろしくな」と自己紹介しますが リュウはぷいっと顔をそむけます
そのリュウの態度を不思議に思う太一
天童さんが航平と太一の関係を聞いてきて どう返事していいかテンパった太一は 天童さんを連れて 屋台へと買い出しに行きます
取り残された千葉とリュウと航平の3人
千葉は家に帰らないリュウに説教をはじめます
航平は 千葉の手話の早さに驚きますが リュウはスマホを覗いていて 千葉の言葉を見てもいない
呆れた千葉さんは 航平に「こいつ自己中だから 一緒にいると疲れるでしょ」と話を振ってきます
リュウのことを「周りの都合お構いなしで自己主張を押し付ける人間だ」と話しはじめる千葉
それを聞いた航平は 「耳が聞こえない分 会話に入れず周りの意見がわからないから、自分の主張が強くなるのは当然じゃないですか?」と言います
その航平の意見に 千葉は 素直に謝ります
裏表のない千葉の謝り方に 恐縮する航平
リュウに無視をされてもめげない太一
テーブルに食べるものを持って戻ってくる太一と天童さん
スマホの世界に入っていたリュウが 航平に声をかけます
それに応対する航平
そして リュウと航平でしかわからない世界の話が始まるのですが それを見ていた太一は リュウの視界に入る位置からリュウのことをジッと見だすのです
太一が自分をじっと見ていることに気づくリュウ
太一は リュウの視界に入ったと同時に リュウに他愛もない話を振ります
そして、リュウは その太一の他愛もない話しに乗っかかります
太一は 手話はまだ勉強中ですが ジェスチャーでリュウと喋り 会話も通じ合っている
その様子を見ている千葉と天童と航平
どんな相手にも壁を作らない太一の長所がよくわかるシーンです。でも 一昔前の太一だったら 「無視すんなよ!」って心の内をそのまま言葉にしていそう!!
太一も成長したよね!!
もっと一緒にいたなって電車を降りる太一だが…
リュウは千葉に連れられ実家に帰ることとなり 天童も途中下車し 太一と航平で電車に乗っています
太一は航平が フットサルをやりだしたことを知らなかったので 「いつからやっているのか?」と聞く太一
けど その太一の声が航平の耳には届かなくって 航平は手話で「何?」と聞き返すのです
自然に言葉ではなく手話で返事を返した航平に ドキッとする太一
太一は 航平のその返事の仕方に、「まるで 全く聴こえない人みたいだ」と焦るんです
そんな太一の動揺に気づかず 先に自分の最寄り駅で降りようとする航平
不安になっていた太一は 思わず 航平と追いかけ 同じ駅で降ります。太一の行動に驚く航平。
「ここのところ 会ってなかったし もったいないっつーか・・・」とモゴモゴ言う太一に 航平もうれしく思ったみたいで 次の電車が来るまで 一緒にベンチで待っていようという話になります
いいムードが一転!すれ違うふたり・・・
ホームのベンチで一緒に喋っていて 航平が笑っている顔を見て それが 久しぶりの見る笑顔で すごくうれしくなってしまう太一
最近、リュウの出現で太一との関係を難しく考えていた航平も、すごくリラックスしていいムードになります
久しぶりにごはんでも行こうよと 今週末にふたりで会う約束もできます
けれど 太一の仕事が忙しくて ふたりでのんびり旅行もできないって話になって 航平が「太一が 大学生の頃に戻れたらいいのに・・・」とつい 日頃から思っている本音を口に出しちゃいます
太一が大学生の時は もっと一緒に入れて楽しかったという航平
航平にもっと笑っていてほしくて、大学をやめて今の会社に入った太一は その気持を素直に口にするのを恥ずかしいって思ってしまいます
だから つい「お前の役に立てたらって思って この会社に入ったから」と言っちゃうんです・・・
太一にとって その言葉は 航平のことがすごく好きなんだよって意味を込めて言った言葉だったんですけど 航平には 自分のせいで太一が大学をやめたという意味にとられてしまいます
ホームに次の電車がきて つないでいる指を離すふたり・・・
太一は 最後に航平が なにか言っていることがわかりますが その声を耳に拾うことができませんでした
航平とわかれ 聞き取れなかった言葉がなんなにかと考え 航平が遠くに行きそうな気持ちになり不安になる太一・・・
そこで続くとなっています
海ホタルの感想
航平も太一の お互いのことがすごく好きなんですけどね・・・
その思いが お互いに伝わっていないのが 読んでいて すごく歯がゆいです・・・
だいたい、航平は 物事をなんでも難しく真面目に考えすぎなんですよね!!
でも 航平の場合は 好きな子は守ってあげたいって気持ちが大きい子ですから・・・・
相手に負担をかけている側である以上 そうやって深刻に受け止めちゃう気持ちもわからなくもない!!
そういう航平の頭でっかちの考えを ずっとほぐしてきたのが おおらかな太一という存在なんですけど 太一も航平に恋をしたことで 「嫌われたくない」って気持ちが大きくなった分 踏み込めなくなっているんですよね・・・
友達同士でなくなったからこそ 生まれるすれ違い・・・勘違い・・・・
友達でいた頃は 相手にとっての一番になりたいと切に願ったはずなのに・・・いざ 一番になると生まれちゃう怖さ・・・
読んでて ほんと つらいです・・・
航平にはいつも笑っていてほしいって太一が思っていますが・・・
わたしも そう思いますよ!!
早く二人が お互いを見て笑いあっている未来が読めればいいなって思います
電子書籍を試し読み
健常者と難聴の青年の恋という重いテーマですが、巻を重ねるたびに、絆を深めていくふたりに注目したい作品なのです
オススメBLコミックス『ひだまりが聴こえる』シリーズ
映画化もされた「ひだまりが聴こえる」のシリーズ
シリーズ1作めでほのかに気持ちを通わせ、シリーズ2作目で無事に両思いに!そして、続く3作目では・・・すれ違い始めています・・・・