こんにちは!海ホタルです
本日は、悠ちとせ先生の「陽だまりのオレンジ」の紹介です
表紙をめくった中表紙が、卒業式の主人公二人のカラーイラストが入ってて
なんかいいな~・・・と読んでみた!
ズバリ!
期待を裏切らない爽やかさとピュアさが詰まったBL作品でした!
男子高校生のピュアラブがお好きな方におすすめです
では!紹介に行ってみましょう!
目次
作品紹介
成績がふるわず追試が決まった高校一年生の七海は、美術準備室で全国模試三位の実力者・小鳥遊先輩と出会い、半ば強引に勉強を教えてもらう事に。
容姿端麗で人を寄せつけない雰囲気を持つ先輩に、最初は苦手意識を持っていた七海。
しかし、優しく面倒見の良い本当の姿や、人前では見せない笑顔に心惹かれていく。
──この関係は期限つき。
先輩の心の中をもっと知りたいと逸る七海は…?
「陽だまりのオレンジ」のここが面白い
とにかく甘酸っぱくてピュア!心理描写がわかる仕草や表情がよかった!
テストの点数が悪くて、追試を受けることになった七海
追試で平均80点以上取らなければ留年!
この大ピンチに七海が頼ったのは、全国模試3位の先輩の小鳥遊
といっても、七海と小鳥遊は知り合いではない!
頭のいい小鳥遊が美術準備室を勝手に使っていたことを知った七海は、それをネタに「勉強を教えてください!」と必死に頼みこんじゃう!
まあ・・・
この時の七海!
留年がかかっているせいか、初対面の小鳥遊相手に必死!
口では脅し文句を言っているのに、膝をついて必死に頼み込むという情けなさ!
小鳥遊は、初対面の後輩に、いきなり「勉強を教えてください!」と泣きつかれて「は?」って感じなんだけど
七海の必死さに負けて教えることになる
出会いは、こんな感じだけど
勉強を一緒にしていくうちに、好きなものが一緒なことがわかったり、小テストの結果で一緒に喜んだりして距離を縮めていくふたり!
そして、七海にとって、小鳥遊と一緒に過ごす時間がすごく楽しいものになっていって・・・
けっこうね・・・ストーリーとしては、あるある展開!!
あるある展開だけど・・・
ある瞬間から小鳥遊の横顔がきれいに見えるようになったり
どきどきする自分に「あれ?」と思ったり
会えない夏休みは、先輩どうしてるかなー?って考えて、思い切って夏まつりに誘ったり・・・
もうね・・・なんか・・・すっごい!ピュアで甘酸っぱいんです!!!
表情や仕草から、七海と小鳥遊の心の動きがすごくよくわかって、一緒になってドキドキできるよ!
クールな小鳥遊が七海を受け入れるのは当たり前?
美術準備室で一人静かに過ごしている小鳥遊には友達がいません
頭よすぎて、普通の子とは共通の話題がないのか?と思っていたら
実は、小鳥遊は母子家庭で、友達から「可哀想な子」扱いを受けるのがつらかったみたい
母親は仕事が忙しくて不在がちで、小鳥遊は、ひとりぼっちでいることで自分を守ってきたんです
なのに、突然現れた、明るくて、物おじしない七海の前で、ちょっとずつ感情を出すようになっていって
小鳥遊自身もけっこう驚いている!
でも、七海くん!すっごいいい子だもん!
目がまっすぐでキラキラしてて、表情豊かで楽しい子!
こんな後輩に懐かれたら、誰だって毎日が楽しくなると思う!
2人の出会いから、夏休みを経て、受験、卒業まで・・・
小鳥遊の表情がどんどん明るいものになっていくのがすごくよかったです!!
最後、美術室のカーテンを小鳥遊が開けるシーンがあるんですけど
小鳥遊本人の閉ざされていた心に風が入ってきたって感じがして、とても素敵だなって思いました~!
エロターンはあるの?ないの?
はい・・・
こういう男子高校生のピュアッピュアなBLの場合・・・
エロにたどり着いているかどうかって部分がヒッジョーに重要になってくると思います
ズバリ!!!
巻末にある番外編でさわりっこまで進みました!!!
小鳥遊を押し倒したはいいけど、「ここから俺はどうすれば!」とグルグルする七海が面白いです!笑!!
BL的には、ほんと、たいしたエロをしてないんだけど・・・
さわりっこ終了後の七海の達成感を見たら
おもわず「よく!がんばった!」と声をかけたくなります!
七海には、ぜひ!
小鳥遊との間には、こんな初々しい時もあったなと、遠い未来に懐かしく思ってほしいと思います
海ホタルの感想まとめ
春らしい作品を読みたくて、読んだんですけど!
やっぱり、卒業式のシーンっていいですよね!
寂しさと未来への希望が詰まっていますよ~!!
後輩(七海)から先輩(小鳥遊)への挨拶の言葉とかね・・・
例え、恋人同士でも、きちんと挨拶する七海くんは、すごく礼儀正しくていい子だと思った!
七海くんにはいつまでもこの明るさを失わないでほしい
小鳥遊先輩は、そんな七海くんに甘えつつ甘やかしてあげてほしいなって思いました
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