露久ふみ先生の「后宮のオメガ」の配信がスタートしました
連載を追いかけていましたが、イッキ読みをしたくてポチっちゃいました
連載を読んでいた時は先が気になって仕方ない面白さがありましたが、コミックはイッキに読める分、感動が倍倍増です!!!
どんなお話なのか?
気になっている方も多いと思いますので感想を書きたいと思います
作品紹介
オメガとして生まれ諦めながら生きてきた小国の第十三王子・イリヤ。同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられることが決まり後宮入りした日、不思議な少年と出会う。その彼は実は……!? 絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!
「后宮のオメガ」のここが面白い
あらすじ紹介
発情期があるオメガは虐げられ支配される側の弱者として扱われる小国の第13王子として生まれたイリヤ
アルファしか生まれない王族の中でオメガだったイリヤは誰からも愛されず育つ
けれど、王族として生まれた以上、国の繁栄のための政略結婚をせねばならない
国の為に、顔も年齢もわからないハヌ国の王へ輿入れすることとなるイリヤ
イリヤの前に現れた相手は、まだ精通もむかえていないハヌ国の10歳の少年王・ハーリドだった
でも、ハーリドの方は、美しいイリヤに一目ぼれしちゃうんです
おませさんですよね~❤
イリヤが輿入れしたハヌ国は、豊かな美しい国で、オメガは神の御使いとして崇められる国だった
側仕えとなったスゥヤから、そう説明されるイリヤだが、幼いころから植え付けられたオメガは醜いという考えを変えることはできず、自分で自分のことを軽んじる発言をやめることができない
そんなイリヤに尽くす少年王のハーリド
イリヤに世間知らずの子供だと馬鹿にされながらも、一生懸命にイリヤへの愛を示す
ハーリドと一緒にすごすうちに、徐々に、和らいでいくイリヤの心
オメガが卑しい生き物であるという考えは変わらないものの、幼いハーリドを支えて生きていこうと思った矢先、領地の視察に行っていたハーリドが何者かに襲われて亡くなってしまうのです・・・
ハーリドの死にショックを受けるイリヤ
ハーリドの兄であるザインがハールドの後を継ぎ王位につくのですが、これが、ひどい暴君王で!
ハーリドが愛した美しく豊かな国が、あっという間に暗く貧しい国へとなってしまうのです
ハーリドが死に、一度は捨てようとした命
でも、ハーリドが愛した美しい国を取り戻すため民を救う決意をするのです
受けは、戦うヒロイン!ストーリー性重視の方におススメ
オメガとして生まれたがゆえに親兄弟、召使たちからも見下され育ってきたイリヤ
でも、とにかく芯が強くて、頭の回転も速く、どんなに、周りから見下されようと自分の中にある魂の価値までは落とされまいと思っている
そんなイリヤが幼い少年王と出会い変化をしはじめる
幼いハーリドを支えることを決意し、ハーリドが亡きあとは、ハーリドが愛した国を復興させようと決意するわけです
はい・・・ボーイズラブはどこに行った?って程の濃いーーー展開です!
しかし、とにかく、主人公のイリヤがかっこよくて、グイグイ、ストーリーに引き込まれてしまう!
じゃあ、ラブの部分は全くないのかと言うと、そうではありません
ここからはネタバレになりますが・・・
コミック上巻のラストでは、死んだはずのハーリドと再会できる展開がやってきます
感動の再会なのですが、ハーリドがイリヤが生きていると信じながらも8年間もの間、イリヤのことを探さなかったことが判明!
ちょっと待て!!!!
BLであるならば、すぐにイリヤを迎えに来てもいいのでは?って思う部分があるのですが!?
しかし、イリヤは、ハーリドのことを強く責めないんですね~
しかも、再会して、すぐにエロ展開が来るかと思いきや!!!!
なかなか来ない!!!(笑)
イリヤとハーリドの間にあるのは、エロではなく、国を愛する“同志”としての深く強い絆なのです
再開後、ハーリドと一緒に過ごし、イリヤが、ようやくオメガである自分を愛せるようになる展開もすばらしいです!
ストーリー重視で進むふたりの関係性に注目してほしい作品です
海ホタルの感想まとめ
下巻のクライマックスで、ふたりはようやく結ばれます!
クライマックスエロは、ちゃんとエロかったけれど、エロ重視の作品ではないです
政略結婚や政権交代・・・愛する美しい国と民衆を守るため戦うふたりに注目してほしいコミックです
ひとつ、個人的に残念だったのは、最後は、たくさんの子供に囲まれたふたりが見たかった!!!
子供に恵まれたふたりを見れなかったことが残念!
とても読みごたえのあるBLなので、この作品が気になった方は、ぜひ、試し読みからチェックしてみてね!