表紙にいる無精ひげが生えた背中に刺青をしょってる男性・・・
むちゃくちゃ雄っぽくてドキドキしませんか!?
鳥丸太郎先生と言えば・・・
以前「私の可愛いヴァレット」を読んだことがありますが、そちらがけっこうラブコメ風だったんですよね
だから、表紙にはかっこいいヤクザ男がいるけれど・・・中身は、ラブコメなのかな?と思いながら読んだら?
表紙を裏切らない見た目も性格も男らしい攻めが出てきた!!!
さらに記憶喪失の受けが登場します
雄っぽい男らしさ全開のヤクザに記憶喪失の受け!
どんなお話なのか?気になりますよね!
紹介したいと思います
目次
作品紹介
7年前抗争中に記憶喪失になった栖原組組員のラン。
ヤクザの自分を受け入れ前向きに生きていたが、周囲の関係者からの情報で、記憶をなくす前にランと親しくしていた窪田という男の存在を知る。
昔の記憶を取り戻すキッカケになるかもしれないと思い会いに行くが、聞いていた話とは違い冷たく追い返されてしまう。
それでもめげずに会いに行く日々が続いていたある日、窪田が何者かに追われていると知り!?
「インディゴの記憶は夢の中」のここが面白い
記憶喪失のヤクザが、自分の過去を知る男に会いに行くのだが・・・
ヤクザの組員であるラン(表紙左にいる美人さん!)
ランは、7年前にヤクザの組同士の抗争中に撃たれたショックで記憶喪失になった
記憶がなくなる前、自分は「窪田」という男と親しくしていたらしいと知ったラン
窪田に会いたいと願うが、窪田は7年前の抗争で組を破門され、拘置所に入っていた
ランは出所してきた窪田に会う
でも、ランの顔を見た窪田は怖い顔になって!ランに冷たい態度を取る
物おじしない性格のランは、グイグイと窪田に近寄っていく!
ランに冷たい窪田だが、突き放しきれないやさしさがちらほら見えるのが胸キュン!
記憶のないランも、窪田と一緒にいると、懐かしい気持ちになって・・・
過去を思い出したいって気持ちが大きくなっていく!!!
2人の過去が少しづつ明かされる展開が面白い
あまりネタバレをしないほうが、たぶん楽しめる作品だと思うので、多くは語りませんが・・・
ランと窪田は7年前、恋人同士でした!
当時、アラサーだったヤクザの窪田の前に「ヤクザになりたい」と現れたラン
まだ未成年だったランの面倒を見始める窪田
今まで、特定の誰かを特別に思ったことなどなかった窪田
しかし、自分になついていくるランの存在がどんどん特別なものになっていきます
それは、ランも同じで!
家族に恵まれず育ったランは、窪田にやさしい言葉をかけてもらう度に心が満たされて、もっと、窪田に愛されたいと願うようになる
10歳の年の差があれど、「いつ死んでもいい」と思っている寂しい者同士が、特別な相手を見つける展開が胸を打ちます
そんなふたりが、組同士の抗争に巻き込まれることになる
この抗争でランは記憶喪失になり、窪田は拘置所へ入ることになる
そして、記憶を失ったランが、窪田と再会してすこしづつ失った過去を思いだし始めるって展開です
物語の冒頭で、記憶を取り戻したがっているランに窪田が「忘れたい記憶だったのかもしれないぞ」というシーンがある
ランは「だとしても知りたいかな・・・忘れたくない記憶だってあったのかもしれないし」と答えるんですが!
その言葉が、最後にみごとに回収されている
一体、なにがあって、ふたりが離れ離れにならなければならなかったのか!
それが、少しづつわかっていく展開がむちゃくちゃ面白かった!
程よくエロがあり、ストーリーも楽しめて!
最高の1冊でした
海ホタルの感想まとめ
鳥丸太郎先生の既刊コミックを調べてみたんですが、けっこうテイストがバラバラなんですね~
「私の可愛いヴァレット」はラブコメって感じで面白かったけど、今作はストーリー性が凝ってて面白かった!
また、他のコミックも機会があったら読みたいわ!と思いました
あと、この作品、主人公のふたりが、ものすごく魅力あふれてて!
途中で登場した細目の小野禾連合の若頭も気になる存在なんですよねー
続編の予定とかないのかしら?って思います
どの登場人物もすごい魅力があふれて大変読みごたえがある1冊でした
ぜひ、試し読みからチェックしてみてね!