こんにちは!海ホタルです
先日、お伝えした「海王社の日」キャンペーン!
わたくし!
この機会に、以前から腐友さんからおすすめされていた志々藤からり先生の「先生、その恋 死んでます。」をポチしてみました
こちらの作品・・・私の腐友さんが絶賛していて!!
口コミを見ても「今までの作品の中で一番好きかも。」とか・・・「作者買いですが、その中でもけっこう上位に好きなお話でした。」という高評価が並んでいて気になっていた作品なんです
んで・・・
読んでみて・・・
個人的には、志々藤からり先生らしい真面目さがある作品だな・・・という印象でした!
そう・・・志々藤からり先生の作品って画がとってもかわいいのに、けっこう、真面目なテーマをさらりとぶっこんでくるのがやばいんですよ・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
では!どんなお話なのか紹介したいと思います
作品紹介
才神律太は、学生時代に書いた小説で大きな文学賞をとったものの、なかなか二作目がかけずにいた。そんな折、投資用アパートの立ち退き交渉に訪れた田舎町で、童顔の青年に出会う。その青年こそが立ち退きを拒否していた時任海その人だった。しかも海は律太がかねてよりファンだったラノベ作家で、律太は立ち退き猶予の条件として、海としばらく同居しつつ蔵書を読ませてもらうことに。そして、自分をゲイと見抜いた海と軽い気持ちで肉体関係を持ったのだが、なんと海は童貞で…!?
「先生、その恋 死んでます。」のここが面白い
10年前に死んだ相手を思い続ける相手に恋をし・・・
志々藤からり先生の面白さって、このライトでかわいい絵にさらっと重いテーマをぶっこんでくるところでして・・・
今回のお話は10年前に死んだ相手をいまだに思い続けている男の子(名前は“海”)が登場です
しかも、まだ14歳だった海を置いて先に亡くなった相手は恋人ではなく、小説を書く上での師匠みたいな立場の人間・・・!
師匠が亡くなってからも自分が胸に抱いた感情は「恋」だったのか?「子弟愛」だったのか混とんとしている海
うやむやな感情を抱いたまま師匠の骨を散骨した海が見えるアパートから離れられずにいる
そんな彼の書く小説は、人気シリーズのラノベ小説
現在9巻まで出ているが、各巻の最後には振出しに戻ると言う出口のない異世界ファンタジーもの!
亡くなった師匠との関係に答えが出ないまま、まるで時が止まったかのように生きている海の10年間をそのまま投影したような小説なのです
そんな彼の人生に現れるのが、このお話の主人公の律太
律太は、学生時代に書いた小説で大きな文学賞を取り、印税生活でウハウハな生活を送っている勝ち組人間なのですが、祖父から、アパートから立ち退かない人間がいるから説得に行くよう命じられ嫌々アパートへ出向くんですね!
で、そこで海に会って・・・
海の持つ俗世離れした魅力に惹かれてしまう
そうはいっても・・・海は、10年前に死んだ師匠に今でも思いを馳せる男で・・・律太には勝ち目がない状態・・・
先生の骨を散骨した海が見えるアパートにしがみついている海がなんとも切ないし
そんな彼に、生きてる人間相手の恋愛を教えてあげたいって思う律太の気持ちもよくわかる
生きてる自分だから与えられることを必死に探す律太!
テーマが真面目・・・とっても真面目ですよね!
最後はちゃんとハピエンです
真面目で重いテーマなのに、さらりと読めるのは、志々藤からり先生が描くかわいらしい絵とジョークがつまった二人の会話のおかげ!
最後まで読んでからタイトルを見直すと・・・
このタイトルに含まれる残酷な意味合いにも気づきます・・・涙
でも、その残酷さを受け入れながら、このふたりは明るく未来を向いていくんでしょうね・・・
死んだ人には敵わない・・・まさにそういう「変えられない過去」を受け入れて前に進むふたりが描かれている作品だと思いました
エロはソフトエロ!
物語序盤からエロが投下されていますが、生々さはないエロです
さらりと読める感じ!
経験あるでしょ?と抱いて、後から、実は「初めてだった」と知って、やばい!強制わいせつ!?と焦る律太が面白いです!!
じっくり読み返すと、たぶん、これ、体から始まるBLなんでしょうね・・・って気づく
エロがさらりとしているので、読み返して初めて気づきました(笑)
海ホタルの感想まとめ
重い・・・テーマが重いわ・・
でも、それが志々藤からり先生の手にかかるとサラッとなるのが不思議!
律太と海の会話も面白いなってところが随所にあって
ネームで読ませてくるタイプのマンガですよね
個人的には、最後の海の言う「無様な部分も財産」って言葉が心に響きました
そう考えられるって・・・理想!!!
おすすめしてくれた腐友さん・・・ありがとうございました!
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