こんにちは!海ホタルです
コミカルでかわいい受けを描くというイメージがある瀬戸うみこ先生のタイムリープBLだと聞いて、興味津々な方が多いと思われるこちらのコミック!
登場人物のちょっと抜け感のあるかわいさはところどころで見れますが、全体的にはシリアスです
ミステリー要素とサスペンス要素とタイムリープがいい感じでMIXされています
エロよりも、読み応え重視のBL!
では!どんな作品なのか?
気になっている方のために紹介したいと思います
目次
作品紹介
兄に続き、幼なじみの悠晟をも失ったカナ。
殺された悠晟の運命を変えるため……!?
瀬戸うみこが描く命懸けのタイムリープ・ラブ、上下巻同時発売!!
「明日の君に、言いたい事がある。」上下巻のここが面白い
タイムリープ+サスペンス!新感覚BL!
4年前のクリスマスイブにこの漫画の主人公であるカナの兄である律が何者かに殺された
白いカーテンで包まれた状態で見つかった死体
それは、死体に対して特別な思いを残す奇妙なものだった
そして、その後、毎年、12月24日に同じ犯行手口で死体が発見され、連続殺人事件に発展する
カナは、兄と同じ手口で殺された被害者の家族と、犯人に報復をするための会を作る
警察より早く犯人を見つけるため情報を集めて、事件の起こる12月24日に集まるのですが
今年の12月24日・・・・殺されたのはカナの愛する幼馴染の悠晟だったのです
このマンがの特徴は、登場人物の多さ!
兄の親友であった氷室・カナの高校時代からの友人の義博・カナの幼馴染の悠晟
さらに、遺族の会の、花邑さん・獅子川さん・水鳥さん
続々登場するキャラに、頭の中が混乱!!!!
でも、どう見ても、この中に、カナの兄を殺した犯人がいる!
さらに!
犯人は、カナの兄だけじゃなく、最愛の幼馴染の悠晟の命をも奪う
実は、カナは、死ぬと24時間前に戻ると言う不思議な力を持っていて・・・
悠晟を救うため、何度もタイムリープを繰り返す
何度、タイムリープをしても死んでしまう悠晟
「もう、救うことができないのか?」という絶望の中で、少しづつ、犯人に近づいていくカナ
何度も死んで24時間前に戻るカナ
これが、なかなか痛々しい・・・
カナの覚悟もわかるし、何度もタイムリープしたことで変わってしまった過去や未来・・・
こんなすごい力を持っているのに、大事な人を守れないつらさがシリアスな画で描かれています
カナの中にある罪悪感や後悔の数々が、すごくつらかったですね
ラブの部分はどこにあるの?
BLなので、やはりラブ要素が必要なわけですが・・・
どこにラブ要素があるの?と説明すると、カナと幼馴染の悠晟が、実は、両片思い状態でして!
このカップルがすっごいいいんですよ~
実は、カナと悠晟は、一度、気持ちを確認し合って、体を重ねたことがある関係なのですが・・・
カナがタイムリープしたことで、悠晟の方には、両思いになった過去がなくなる
何度もカナに告白してくる悠晟
一度は、悠晟の思いを受け入れて、思い思われって関係になったのに、それを告げることができないカナ
カナは悠晟に、嫌われようと冷たくするのですが、どんなに冷たくされても、悠晟はカナにくっついてくるんです!
もう・・・その健気で一途な悠晟の気持ちに胸がじーーーんってなるし、ちゃんと告白したのに、それをなかったこととして振る舞うカナがかわいそうすぎ!!!
タイムリープ物のつらさって、本来ならば、同じ記憶を共有しているはずなのに、そうじゃないってところですよね・・・
ワンコみたいに懐いて、カナを守ろうとする悠晟の一途さがすごくよかったなー
海ホタルの感想まとめ
最後は、犯人が捕まり、カナと悠晟も両思いになりハピエンです
正直・・・わたしは、犯人の犯行動機が少々、弱い気もしましたね~・・・
これは、途中から、直接的に犯人を捜すことではなく、遺族側に寄り添うことで被害者の共通点を探すって展開になっているせいかもしれません
カナと悠晟のラブも同時進行せねばならないし・・・
2冊でまとめるにしては、詰め込みすぎた感もあるかも!
でも、タイムリープ物が好きな人は、きっと満足できる作品だと思います
カナの命がけのタイムリープや、言いたいことがあるけど言えないつらさがすごく伝わってくる作品でした
悠晟に気持ちを伝えることができる明日を無事に迎えることができたね!って思えるラストです
ぜひ!試し読みチェックしてみてね!