俺のこと甘やかさないでよ「25時、赤坂で」3巻 夏野寛子

IMG

オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

11/26まで30%OFF

新装版 秋山くん

新装版 秋山くん

11/27まで無料配信



当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは!海ホタルです

「25時、赤坂で」3巻が発売されました!

わたし・・・この作品の1巻がすごく好きで!!!

新人俳優と有名人気俳優の恋!!!

独特な空気感とテンポがなんとも癖になる作風です

では、3巻を読んで面白かったところ!ここが、いまひとつだって思ったところを紹介したいと思います

作品紹介

恋人の超人気俳優・羽山麻水と同じマンションに引っ越した、若手俳優の白崎由岐。
蜜月が始まるかと思いきや、白崎は出演する舞台の演出家から演技にNGを出され続け、焦るばかり。羽山に頼らずに自力で乗り越えようと、連日逢瀬を断り続けてしまう。その一方で、白崎に会えずにいる羽山はーー。

「25時、赤坂で 3巻」のここが面白い

ストーリーはこんな感じ!

26歳になっても売れない俳優だった白崎・・・

しかし、人気俳優である羽山のドラマの共演者に抜擢されて!

羽山と息の合った演技を見せ、一躍、有名人になります!!

コンビニで買い物をしても俳優だと気づかれず、トホホ状態だった白崎が、羽山と出会ったことで、どんどん有名になっていく展開が、ある意味、サクセスストーリーっぽさもあって、程よくエロもあって、すごく面白かったんですよね!

で・・・

続く3巻では・・・

一躍、時の人となった白崎くんが、厳しいことで有名な演出家の舞台に出ることになります

で!その舞台稽古で、演出家の人にこてんぱんにダメ出しをされまして!

「人の気持ちがわかんないの?!」などとけっこう厳しいことを言われている

 

もしかして、俺って人の気持ちがわからない人間なの?

羽山さんと共演したドラマがたまたま当たっただけ?

人気俳優である羽山さんの隣にいるのにふさわしい人間になりたいのに・・・と焦る白崎

 

で・・・

白崎くんは、仕事で壁にぶち当たると、なぜか、羽山さん断ちする癖がありまして・・・

今巻でも、羽山さん断ちをしています(笑)

でも、最後の最後には、壁を乗り越えて無事舞台を成功させています

この成功は、もちろん彼氏の羽山さんの支えが合ってからこそ!

壁を乗り越えて、さらに成長した白崎さんの姿がなんともまぶしい巻でした!!!

この作品のここがよかった!

やっぱり、白崎さんの成長が描かれているところがよかった!

実力のある有名俳優である恋人に追いつきたいって焦りもわかるし

今まで、彼氏に頼ってきたからこそ、今度こそ、一人で乗り越えたいって気持ちもわかる

わたしも、若いころは、ひとり空回りしている時があったので!

白崎さんの気持ちに共感できる部分が多かった!

でも、最も、よかったのは、やっぱりクライマックスのエロターンですよね

「頼られるのは諦めたの・・・だから好きなだけ甘やかしていいよ」

いやー・・・なにこの甘いセリフ!?って思いましたね~

甘えたいのは自分の方なのに「甘やかしてもいいよ」って!

ちなみに、この後、白崎くんは、むちゃくちゃに抱かれています♥

脇キャラの三原さんが魅力的だった

脇キャラがなかなか魅力的なこちらの作品

過去にも、たくさんの魅力的な脇キャラが登場しました!

3巻では、白崎くんと羽山さんが出会ったバーのバーテンダーの三原さんが、なかなか魅力あるキャラとして描かれています

つり目でいじわる・・・他人の不幸をいじりたくて仕方ないってキャラ!

ちなみに、1巻で、大学時代に、白崎さんに「モデルは見た目だけがいいやつがやること」と言われて、役者の道を進みだした羽山さん

羽山さんにとっては、白崎のこの言葉が人生のターニングポイントでした

だから、羽山さんは、白崎くんにいまだにゾッコン状態なのですね・・・

けれど・・・そのセリフは、当時、モデルをしていた三原からしたら、「ムカつく言葉」だったという下りがあります

ひとつの出来事が、誰かの救いになって、誰かの憎しみの対象になるってことなのですが

今回、白崎さんが苦戦した舞台も、同じことがテーマになっているんですよね

たぶん、これ、作者様からのメッセージも込められているのかな?

そこらへんが、ちょっと曖昧なのですが・・・

受け取り手によっては、ちゃんとキャッチできているのかも!?

ここが「うーーーーん・・・」

いつも羽山さんに助けてもらっている・・・と、今回は、ひとりで壁を乗り越えようとした白崎さん

だけど・・・結局、最後は、羽山の言葉をきっかけに、立ち直るってパターンなんですよねー

そこの部分を「いい!」と取るか・・・「また、このパターン?」となるかで評価がわかれそうな気もします

白崎さんが、最後は、恋人を頼ってもいいとふっきっているので・・・

ある意味、ありといえばありなような気もするし・・・・

でも、やっぱり、このパターンかよ!って気もするし・・・

わたしは、けっこう、グズグズ悩んでいた割に、ここが着地点になりましたか~・・・ってなったかな・・・

もう少し、ココロオドルような捻りが欲しかった気がしました

 

しかし・・・それ以上に気になったのは・・・・

白崎くん、舞台本番前日まで、演技がうまくできないんですよ・・・

業界のことはよく知りませんが、前日まで仕上がっていない役者を本番の舞台にあげるか?って疑問がフツフツと湧きました!

しかも、厳しいと有名な演出家って設定なんですよ?!

一応ね、代役を立てるかどうか?って匂わせはあるんですが・・・

いまひとつ、ハラハラ感がなかったんですよねー

もっと、白崎くんを追い込んでくれてもよかった方が、面白かったのではないかと思いました

海ホタルの感想まとめ

口コミをチェックすると、このふたりをもっと見たいって口コミがたくさんあって!

それは、わたしも一緒なんですよ!!

とにかく白崎が幼すぎて!未熟すぎて!!!

1巻は、その白崎の未熟さが面白かったのですが、3巻ともなると・・・

演出家に怒られて、一応、凹んでいるし、いろいろ、考えているんですけど・・・

なんか、心の奥底からの焦りみたいなものが感じられなかったんですよね~

で、羽山さんに相談もせずに、身勝手に「羽山さん断ち」ですからねー

今まで、この子、何回、羽山さん断ちしたんでしょうねー

一生懸命、電話している羽山さんが不憫すぎる・・・

羽山さんは、スパダリ要素がある攻め様なので、ささやかな意地悪返し程度で済んでいますが、相談もなしに勝手に距離を取るって、付き合っている相手に相当失礼ですよ!!

ほんと、羽山さんは、白崎さんを甘やかし放題だな!

でもねー・・・カップルとしては、ほんと、最高なので・・・

読むと、「もうひとひねり欲しい!」って気持ちと、「このカップル好きだわ」という複雑な気持ちが湧き出てくる作品でした

今後もこのシリーズ・・・続くのかな?

続くなら、ぜひ、白崎くんのさらなる成長を見せてほしいなって思います

試し読みはこちらから

シェアしてくれたらうれしいです!

コメントはこちらから