どんなカップルが登場するのか?
エロはあるのか?
気になる部分を紹介したいと思います
目次
作品紹介
各界の令息が通う男子校・私立シリカゲル学園。
そんな並み居る御曹司たちの憧れの的である眉目秀麗な生徒会長・大和御門は、たまたま入学式で根暗な新入生・根崎春の笑顔を見て以来、無口で物静かな彼のことが気になって仕方がない。
これはもしや……!?
我が道をゆく猛烈なギャグセンスでジャンルレスに突っ走る鬼才・毛魂一直線、初のBLコミックス!
「そんな目で見てくれ」のここが面白い
構成・ページ数・あらすじはこんな感じ!
●ジャンル/コミカル&痛快ギャグ
●紙初版日/2014年11月26日
総ページ186ページです
「私立シリカゲル学園」(←通称“シリ学”)
各界の要人のご子息様が通う超名門男子校
その中で、頂点の座に君臨する男!大和御門!
そんなふざけた自己紹介ではじまるこちらの作品
主人公の御門は、とにかく神に愛された男で!
文武両道・眉目秀麗な彼が、道を歩けば花が咲き乱れ
女性は彼を見るだけで歓喜に体を打ち震わせ
男たちは黙って尻をさしだす・・・(←え?笑・・・)
まあ・・・とにかく超ハイスペックな男子高校生なわけです
そんなハイスペな男子高校生が、目つきの悪い下級生の根崎春に一目ぼれした!
自分の誘いを断る人間などいないと、春をランチに誘う御門
だけど、断られる!!!
断られているのに、この世に、自分の誘いを断る人間などいないから、きっと聞こえなかったんだな・・・と前向きに考える御門
その後、何度断られても、ずっと「よほど耳が悪いんだな」と超絶ポジティブシンキングを発動!
だけど・・・自信がある男がゆえに、本当に断られていると気づいた時の凹み具合がすごすぎて!
全人類が自分のことが好きだと思っていた御門のはじめての挫折
でも、御門のいいところは、凹んでも立ち上がり
自分のことよりも相手のことを考えて行動できるところ!
好きになったら一直線!
春に気持ちを伝えるべくがんばりはじめるのですが!
まあ・・・これが、むちゃくちゃのハチャメチャ具合で・・・
御門の暴走ぶりがとにかく面白い展開なのです
痛快コミカル系!昭和の香り漂うギャグが面白い
ショックを受けて、悲壮感満載・・・もはや別キャラレベルの顔になったり(←イケメンキャラなのに!)
かっこつけシーンでは、常に背中にバラを背負ったり(←バラの香りがきつくて窒息死しそう・・・)
顔に衝撃を受けると梅干し顔になる・・・(←この古典的ギャグ!!!)
イケメン設定の御門が、好きな子を目の前にして、ひとり空回りし、残念イケメンぶりをフルスロットル状態で見せてくれるのがむちゃくちゃ面白い作品なんです
しかし・・・
口コミを見ると、昭和臭漂うギャグの数々に「お腹がいっぱいになった」というご意見もありました
個人的には、こういう昭和ギャグはすごく好きです♥
テンポもいいし、読みやすい!
なによりよかったのは、御門が一目ぼれした春が、おとなしくてちょっとコミュ障キャラってところで!
きつい目つきのせいで、友達がいない春が、御門と出会って変化していく展開がとってもいいんです
これだけ、まっすぐ好意を伝えられたら、春もすぐに御門に恋に落ちちゃうんじゃないの?と思っていたら
実は、春には別に好きな人がいたという思いもよらない展開が訪れます
御門の弟が兄の恋路を邪魔するのもすごく楽しかった!
数ある障害に凹みながらも、何度も立ち上がる御門の勇姿を見てほしい!
エロシーンはあるの?
今まで老若男女問わず、自分に好意がある人間とそれなりの経験を積んできた御門・・・
だけど、いざ、一つ屋根の下で春とふたりきりになったら?
どういうふうにコトを進めればいいかわからず、うわーーーーってなっちゃうシーンがすごく好きです
御門は、今まで俺が“愛”だと思って与えてきたものはなんだったんだう・・・と、本当に好きな人と恋愛をしたことがない自分の小ささに気づきます
まあ・・・こんな感じなので・・・
両思いになってもキス止まりのまま終わっています
本命の相手だからこそ、手を出すことができない御門・・・!
まあ、気持ちもわからなくない・・・
試し読みはこちらから
海ホタルの感想まとめ
こちらの作品は旧ブログでも感想レビューを描いているんですが(2015年頃ね・・・)
当時は、この受けひとりって表紙がものすごく斬新だったんですよ・・・(今でこそ、珍しくないが・・・当時は、まだ、受けと攻めのツーショット表紙が当り前って時代だった・・・)
そして、2014年に発売当初以降・・・定期的に、なにげに話題になっていている作品なんですよね~
個人的には、発売当初よりも、BLというジャンルの間口が広がってきていて・・・
普段、BLを読まない人も、なんちゃってBLなら読むヨって方が増えたと思うんですよ
今後も長く愛されるBLコミックだと思います
エロシーンがないので、幅広い世代の方におすすめできますし!
古典的ギャグが大丈夫で、痛快な展開が好きな方はぜひ手に取ってほしい!
わたしも、久しぶりに読み返してとっても楽しかったです♥