こんにちは!海ホタルです
連載も読んでいた「狐のよすが」
コミックで一気読みしても感動でうるうる~
異種族BLです
でもって疑似親子!
あと、獣人BLに分類されているのを見ましたが、獣人BLというより擬人化BLって気がしました
とっても素敵な作品なので!
ぜひ読んでほしい~!
目次
作品紹介
食い食われ、他者の命をよすが(縁)に生きる――。
森で暮らす狐の九重は、ある日、巣から落ちた鷹の赤児を拾う。非常食にしようと持ち帰り、食い応えが出るまで餌を与えることにしたが、「とーさん」と呼び一心に慕ってくる子を食べることができず、九重は「よすが」という名を与え親になる覚悟を決めた。成長したよすがはたびたび「俺を食べて。そうしたら九重のお腹でずっと一緒にいられる」と要求してくるが、九重はそんなよすがに対し食欲とは違う“飢え”を感じるようになり…?
「狐のよすが」のここが面白い
異種間で疑似親子・・・ふたりの結びつきに感動~
九重(ここのえ)は、自分の縄張りにいる小動物たちを容赦なく食べる狐
ある日、巣から落ちたひな鳥を拾う
その時、たまたま、お腹がいっぱいだった九重は、ひな鳥を「非常食」にしようと家に持ち帰る
そしたら、そのひな鳥がピーピーとうるさいわけです
うるせえなーって食べていた干し肉をあげたら、元気よく食べて!
九重は、もう少し大きくしてから食べるのもいいな~と、ひな鳥に、食べ物を与えるようになる
自分がいない間に誰かに盗られるのはいやだと、外に出る時はいつも抱っこ
愛称も着けて常に一緒にいる
そして、食べるには、ちょっとでかくなりすぎた・・・と気づいた時にはもう遅い!
ひな鳥は九重のことを「とーしゃん」呼ぶようになっていた!
そして、ひな鳥が蛇に食べられそうになった時、九重は、ひな鳥のことを、すでに「非常食」と見ていないことに気づく
自分が「鳥」だと知った時のひな鳥の衝撃の顔がかわいすぎ!
九重は、ひな鳥に、「よすが」という名前をつけます
「お前の名前は“よすが”だ・・・おまえはこれから俺を縁(よすが)に生きるんだ」
しかし、ひよっ子のよすがには、九重の話は難しすぎた!
そして、「おいしく、そだってみせます」宣言をするのです!
自分を食べてほしいというよすがと、親代わりとして異種族であるヒヨドリを育てる九重
ふたりの変わる関係性をじっくり楽しむBLコミックとなっています
「食べたい」って気持ちに邪な感情が入り混じっていく
BLにおいて受けのことを「食べたい」と思う欲求を攻めが抱くシーンはあるあるですよね
性欲を食欲に例えるのもよく見ます!
すくすく育つよすが
何のひな鳥なのか不明だったのですが、育ったら、鷹であることが判明
しかし、キツネに育てられたよすがは飛び方がわからない
狩りの役に立たぬなら、せめて、自分を食べてほしいというよすが
九重が食べてくれたら、ずっと一緒にいられると、「食べてほしい」とおねだりし続ける
食べる代わりに、よすがの毛づくろいをするようにぺろぺろ舐める九重
けれど、その行為が、よすがが育っていく過程で、支配したい色欲が混じるように!
それは、よすがも一緒で・・・・
よすがにも、九重に支配されたい欲求が沸き上がっている
でも、異種族であり、身体を繋げても、そこに命は生まれない
九重は、自分に懐くよすがを引き離すため、遠くへ旅たちます
ここは、親心もあるんでしょうか・・・
広い世界を見せてやりたい・・・仲間と出会えることを知ってほしい・・・大事にしている子だからあえて手を放つ
恋心と親心が入り混じった九重の気持ちがとてもせつなかった~!
最後はハピエンです
エロシーンはあるの?
エロシーンはちょこっとありますが、ほんとうに、ちょこっと・・・
くっついた後のクライマックスエロもないので~
正直、エロ目当てで読む作品ではないですね!
ほのぼのとしたいときに読むのがおすすめ!
海ホタルの感想まとめ
身体を繋げることで何かを生み出せるわけじゃない
その行為に意味があるのか?って悩むふたりの姿がとてもよかったです
あと、画がとっても美しい!
表情や立ち姿・・・ここぞというときで引きのアングルが入り、気持ちがワッと持っていかれます
濡れ場はちょこっとだけですが、心温まるBLがお好きな方は絶対にチェックすべき作品です
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