古宇田エン先生の「オレとあたしと新世界」が面白いらしいぞ!と、いくつかの口コミを見てて、ずっと興味があったんですよね
そこで、2巻の電子配信を機に読んでみました
事故でずっと意識がなかった恋人の目覚めを待ち続ける話らしいって前情報だけ入手していたんですけど・・
まさか、こんな長い間(10年!!)目覚めないとは!!
ちょっと、びっくりした・・・
イチャコララブのあははーん♥うふふーん♥というエロ重視のラブコメ要素がお好きな方は、ちょっと、心して読んだほうがいいかもしれません!!
「オレとあたしと新世界 1巻」作品紹介
しのぶが店子をやっているゲイバーに、同僚につれられてやってきたマコト。どう見ても外国人にしか見えないその風貌に興味を抱いたしのぶだが、オネエとノンケではそもそも恋が始まるきっかけすら見えなかった。そんなある日、マコトが店に血まみれであらわれて…!?
「俺とあたしと新世界 1巻」のここが面白い
おキャンで寂しがり屋で負けず嫌い・・・見た目は男性、喋りがオネエのしのぶ
根っからのゲイのようで、ゲイバーで陽気で明るく、騒がしい仲間たちと野太い声をあげて、毎日楽しく働いているのですが、そのお店にやってきたのが、日雇いで働くガチムチな体が魅力のマコト
マコトの見た目は、かなりのイケメンのようで、女の子ホイホイとしてよく利用されるみたいだけど、本人はそこまでガツガツしていない感じなんだよね
んでもって、どちらかというと負け組人生を歩いてきている人みたいで・・・
ある時、仕事仲間に裏切られて、すっごーく、心が弱ったときに、励ましてくれたしのぶとそういう仲になってしまうわけ
んで、最初にやさしくしてくれた親鳥に懐くように、しのぶとラブラブになるマコトなんだけど
1巻の第二話で、いきなりのシリアス展開が訪れる
なんと、事故に巻き込まれ、しのぶの意識が戻らなくなり昏睡状態となってしまうのだ!
マコトは病室にかけつけたしのぶの母(※ずっと疎遠だった)に恋人であるということを理解してもらえず、ひどい暴言を受けたりもする
それでも、恋人のマコトは、誠心誠意、しのぶにつきっきりで看病を続ける
しのぶの母ともいつしか仲間意識が芽生え、共にしのぶの看病をする日々
そして、しのぶが眠り続けている間、日雇い暮らしをしていたマコトはリーマンになり、ゲイバーで一緒に働いていた仲間たちにも変化が訪れる
しのぶひとりの時が止まっても、彼をとりまく人々や社会はどんどん変化していくんですね
10年という年月のすごさ・・・重さ・・・変わっていく人々や社会
そして、ひとり、取り残されるしのぶ
しのぶの目が覚ます日がいつくるのか全くわからない日々・・・
長引けば長引くほど、どんどん疲れていくマコトの描写がひじょうに切ない・・・
そして、1巻の終わりで、ついにしのぶが目覚めるんです
「オレとあたしと新世界 2巻」作品紹介
10年の時を経て目覚めたしのぶ。 母親の百合子とマコトたちは、感動のあまり気絶したり泣き出したりと大騒ぎしていた。 だが、しのぶが日本語をしゃべれなくなっていることが判明。 さらに、絶縁していたはずの百合子がそばにいることや、東條と息の合ったマッサージをしてくれるマコトの姿。 10年間のギャップに感情が追いつかず、しのぶはマコトを遠ざけてしまい……!!
「オレとあたしと新世界2巻」のここが面白い
10年ぶりに意識が回復したしのぶ
マコトと感動の再会をするものの・・・・
英語しか喋れないという言語障害が一時的に置きてしまう
言葉が通じ合えなマコトとしのぶ
さらに、10年間眠っていたしのぶは、筋肉が衰えて自分一人で歩くことがままならず・・・
かっこ悪い格好を見せたくないとしのぶはマコトにしばらく面会にこないよう言う
10年待って、さらに待てといわれるマコトが正直、不憫すぎる・・・
早くマコトとイチャコラしたいしのぶは血が滲むようなリハビリに毎日挑むんだけど、その間、ひとりで待ち続けるマコトの姿が可哀想すぎ・・・
最後は、ちゃんと退院したしのぶとマコトが同棲を始めるところでENDなんですが・・・
なんと、最後に「つづく」の文字が!!!
ええ!!これで、完結じゃないの?と、びっくりしちゃいましたよ
まとめ
ガチムチ系のBLがあまり得意じゃないんで、エロスとして萌えるって部分があまりなかったんですけど・・・
ってか・・・
エロシーン・・・少なすぎじゃね?って思うんですけど・・・汗をかけ!汁気を見せろ!って思ったわたしは、ほんと腐った大人です・・・
あと、これ、しのぶが受けだと思っていいんだよね・・・?
2巻を読んでいると、マコトが受けに見えてくるんだよね。
しのぶが襲い受けだからかな?って思いながら読んでいるんですけど、なにしろ、前戯や挿入シーンがないので・・・
しのぶが襲い受けなら具体的にどういう流れでエロするのかじっくり拝みたいところですよね!
エロ指数が足りないんですけど、意識のない相手を10年も待つって設定そのものは、やはり、胸にグッとくるものがあります
2巻でマコトが泣いちゃうシーンは、どれも、胸がじーんってくる。
それでいて、すごい、しのぶのオカマ仲間たちが、常にフィーバーしていてとっても賑やかでワイワイしているのが、楽しげでたくましいよな!って羨ましくなります
3巻に続くってことは、足りないエロスの部分の補給を期待してもいいってことなんですかね?
シリアスでありながら、コミカルさもある展開がお好きな人はきっと好きな作品だと思います
「オレとあたしと新世界 1巻」1/8まで2チケ/48H!!
「オレとあたしと新世界 2巻」電子配信スタート