未亡人子持ちオメガが出てくるお話が好きな海ホタルです
こちらは「バラ売り」の時からずっと気になっていた作品!
コミック版が配信されたのでさっそく読んでみました!
未亡人オメガが出てくる作品は、今までもけっこう読んでいるので、表紙を見て、こういう感じかな~?とある程度の予想をしていたのですが、ちょっと、わたしが思っていたのとは違いました
いい意味で裏切られた~!
でも、同時に「うん?!」って部分も~!!!
このかわいい表紙に中身が気になっている方も多いと思うので!
紹介したいと思います
ぜひ!参考にしてくださいね
作品紹介
α純血主義の名家に生まれたαの西宮光河は、
突然、遠縁のΩの子・春翔の面倒を見ることに。元気いっぱいの春翔に手を焼きつつ、
迎えのため保育園へ向かうと、
そこには同僚の宝条岬がいた――。眉目秀麗、営業成績もトップクラスな彼に、
光河も“同じα”として一目置いていたが、
岬は息子に「ママ」と呼ばれていて――…?α嫌いな御曹司α×子持ちの未亡人Ω――ワケありな二人の子育てオメガバース
「αの家の子」のここが面白い
あるある展開かと思いきや・・・途中から怒涛の展開にびっくり!
アルファ純血主義の家柄に生まれた西宮光河と宝条岬
ふたりともピラミッドの頂点に立つアルファ一族なのですが
光河の場合、アルファに生まれたものの、母親がオメガだったため、父と母から引き離されて祖父に引き取られたつらい過去がある
そのせいで、光河はアルファ至上主義である家柄を嫌い、自分自身も、アルファの本能に支配されたくないと、特定の相手とは恋愛をしないことにしている
そして岬の場合・・・優秀な仕事ぶりで、誰が見ても、「さすが宝条家のアルファ」と噂されるほどの男なのだが、実は、子供を持つ未亡人オメガ!
みんなが知らない岬の秘密を知ってしまった光河
なぜ?
光河が、岬が未亡人子持ちオメガだと知ったのかというと・・・
それは、実家を嫌って一人暮らしする光河の元に、元世話役の男が、オメガの子供を預かってほしいとやってきたことから始まる
光河は、男の子が「身内のもの」ということしかわからない
アルファ至上主義の実家にいると辛い目にあうと世話役の男に言われて、しぶしぶ面倒を見ることになるのです
そして、その男の子を保育園に連れて行った時に、岬と彼の息子に会うんですね~
会社のみんなには優秀なアルファだと思われている岬が、実は、子持ちオメガの未亡人だと知った光河
でも、オメガなら、定期的に休みを取るんじゃないの?と不思議に思っていたら、岬は、子供の父親である夫と死別してから発情期がこなくなったと言う
子供の面倒を見るのに慣れていない光河は、岬に助けてもらい子育てをしていく
お互いの子供が仲良くなっていくのと同じ速度で、信頼関係をふかめていく光河と岬
そして・・・・止まっていた岬の発情期が突然はじまって!
本能に贖えずふたりは体の関係を持ってしまうのです
はい!
ここまでは、子持ち未亡人オメガが登場するオメガバースコミックとして、順調にあるある展開をしてくれるのですが!
ここから、突然、「実は・・・」って展開がどんどん投下されます!!!
もう、読んでいる方は、「ええ!」の連続です
光河が引き取った子供は一体、誰の子なのか?
アルファ至上主義の家に生まれたオメガの岬・・・子供の父親とは死別だと言っているけれど・・・?
さらに、光河のことを実家に連れ戻したい祖父の陰謀も渦巻いて!!
こうして書いてみると・・・・ちょっと詰め込みすぎでは?ってくらい、次々と新事実が明るみになっていきます
後から、「実は・・・」って展開が好きな人は、こういう展開、きっと好きでしょうね~!
ここがわかりづらかった!
わたしは、後から「実は・・・」って種明かしをする作品が好きなので、全体的にすごく楽しく読めたのですが
正直に書くと、「ここがちょっとな・・・」って部分もありまして・・・・
個人的感想なので、ほんと、軽い気持ちで、参考までに聞いてほしいのですが・・・
ぶっちゃけ!登場人物の描き分けがわかりづらかった!!!
メインカップルのふたりはわかる!
しかし、光河の祖父が出てきた辺りから、登場人物が増えてですねー
そこら辺から、ちょっと、登場人物の見分けがしづらくて、スムーズに感情移入がしづらくなりました
あとね・・・場面転換がわかりづらい
これも、祖父が出る前後あたりからかなー・・・
それまでは、そんな風に感じなかったけど、話が複雑になると同時に「あれ?シーン変ってる?いつの間に?」ってところが、ところどころ出てくるんですねー
いやー・・・ほんとねー・・・途中まではスムーズに読んでいたんですよ・・・
ほんと、コミックの途中あたりから・・・登場人物の見分けとシーンの移り変わりについていくことに体力を使った!
ちょっと読むのに苦労しちゃいました・・・
海ホタルの感想まとめ
「オメガバース」設定で「子持ち未亡人オメガ」が登場すると、どうしても、あるある展開になりがちなのですが
この作品は、それじゃ面白くないでしょって感じで、いくつもの伏線を張り巡らせて、「実は・・・」と種明かししていく感じが面白かった!
ただ・・・
個人的には、ドロドロとほわほわが中途半端な感じがあったかなー・・・・
作者様の悪人にはなりきれない人の好さが作品から感じました
でも、「未亡人オメガ」が登場するBLで、一味違う作品を読みたいときにはいいと思います
そして!!!なんといっても、キッズたちがかわいい!!!
子供が登場するBLコミックは大好きなので!
子供たちの無垢な純粋さに癒されました
オメガバースらしい一筋縄ではいかない感も楽しめます!
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