本日は、博士先生の「ごめんしたって許さない」のレビューです。
これ、表紙のインパクトがすごいですよね!
表紙をよくみると、パンツの部分だけ白いの・・・
大胆でインパクトの中にさりげないいやらしさを仕込んでくるのが、この作者さん、只者じゃないよな・・・って感じです!!
あらすじを読んで、田舎から出てきたピュアっ子が、都会の汚さに堕ちていく?という痛い系なのかと、勝手に思い込んじゃったんだけど
いやいやいや。痛いシーンもあったけど、全体に、この受けが、もう!むっちゃ、ピュア!!すっごくいい子で最後ハピエンでよかった~!!と心から思える作品でした。
口コミを覗くと「流されすぎだ!」という少々辛めのコメントもあるけど、わたしは、寂しくて気持ちが流されるって心理は共感できるよ~!!
では、レビューに行ってみよー!!
目次
作品紹介
あらすじ・・・大学入学を機に東京にやってきた北島健太郎は、友達を100人作ろうと新歓コンパに参加するも緊張で訛りが出てしまい、見事ひとりぼっちになってしまった。アドバイスをくれる人もおらず、勧誘されるまま日サロ・肉体改造・おしゃれにお金を使い一文無し。イメチェンでゲイにモテモテになった健太郎はハッテン場でお金を稼ぐようになるのだか、新歓コンパで唯一連絡先を交換した綺麗な髪色の青年・優くんに売りがバレてしまい――。
「ごめんしたって許さない」のここが面白い
受けはバリバリ方言男子!世間知らずでピュアすぎる!
大学進学と同時に田舎から東京にやってきた純朴青年の健太郎!!
東京での新生活にワクワクしながら「友達100人できるかな?」と、勧誘されるがままイベサーに入るが、新歓の自己紹介で、方言バリバリで喋っちゃう
健太郎の方言は、理解不可能レベルのクセのある訛で、何を言っているか聞き取れないレベル・・・
完全に周囲から浮いてしまうんだよね・・・(←せつない・・・)
で、東京に馴染めないまま、勧誘されるがまま日サロやジムと契約して、気がつけば褐色肌のチャラい風貌へと変貌してしまった。
でも、外見がどんなに変わっても、中身は、純朴青年のまま・・・
大学デビューが失敗し、友達がいない寂しくて泣いちゃう健太郎に、声をかけてきたのが、見知らぬオジサンで・・・
口で奉仕をしてくれたらお金をあげるよ。って言われちゃう健太郎
純朴ピュアっ子の健太郎は、最初すごく驚くんだけど、すごくお金に困っていた健太郎は「これでこんな大金をもらえるんだー!!」って衝撃を受けちゃうんです
そして、お金欲しさからハッテン場にいくようになっちゃう・・・
健太郎のスマホには、自分が奉仕したおじさんたちのアドレスが増えていくんだよね。
友達がいない健太郎は、こんな心が伴わない繋がりであっても、寂しさが埋まっていくのです(←さびしい・・・)
ほんとね・・・この子、ダメな子だよね~。
でも、その根底にあるのが「寂しさ」だってなると、「誰でもいいから満たしてほしい。必要としてほしい」って気持ちが生まれるのもわかる気がする
この子、バカじゃないんだよ・・・
単に世間知らずなの!!
すごいほのぼのとした田舎で育ったから、人の悪意っていうものを知らないんだよね・・・
こんないい子が、このまま堕ちていったらいやだなーって思いながら、読み進めていったよー
救いは、クリームソーダ色の髪の同級生
健太郎のスマホには、ハッテン場で出会ったおじさんたちのアドレスしか入っていないんですけど、唯一、大学の新歓飲み会の時にアドレスを交換した男の子がいるのです
優くんっていうんですけど、この子が、健太郎の素朴さにほぼ一目惚れ状態で、それから、健太郎のことをストーカーしています
だから、健太郎がハッテン場にいっていることを知って、「全部、見てたよ」って健太郎を脅しちゃうんです
「やめときなよ」ってやさしい言葉がかければいいのに!
この優くんもどこか不器用男子で、素直に好意を伝えられない・・・脅すことでしか健太郎を引き止めることしかできないんですよね!
この優くん、どうもツンデレ要素もあるみたいで、一方的に健太郎のスマホをとりあげ、勝手にスマホのアドレスを消していき、二度と、客とは会うなって追い打ちをかけちゃう!!
でも、健太郎がピンチの時に助けに来てくれるし、健太郎がどんなにみっともない姿を見せても、言葉とは裏腹に優しくしてくれるんですね。
「こんなバカでどうしようもないやつ 忘れたい」って思っている傍から、健太郎の笑顔を見て、キューーーーん!!ってなっちゃう優くん
いやー。恋だねー。ニヤニヤ・・・
エロの方は、中級者以上向け
内容が内容ですので・・・いろいろエロいです。
描写に、「あ。こういう表現をするんだ」って驚きもあって、すごく読んでて楽しかったです。
私が、ちょっと痛いかな・・・って思ったのは、健太郎が客に騙されて、ホテルに連れて行かれ、いろんな玩具を突っ込まれちゃうってシーンですかね。
未貫通の初心者には、それはいきなり拷問だろう・・・という玩具の数々に、健太郎の反応が感じているのか?痛いだけなのか?
もはや、私にはわからなかったです。
もちろん、こういうハードなプレイがコーフンするって方もいらっしゃるはずで~
優くんは、健太郎が未貫通の初心者だとは思わず、怒りで健太郎に容赦なしに突っ込んじゃったりしてねー
でも、健太郎は、この時、すでに優くんのことが好きだから、痛いのに、「キモチイイよ」って涙目で笑いながら言っちゃうの~!!
ゔゔ~・・・せつない・・・そして、エロい~・・・
まとめ
最後は、ちゃんとハピエンです。
いろいろあったけど、優しい者同士がくっついてよかったね!って思えるラストでした。
前作「紅い椿と悪い虫」と絵が違いすぎる!!ってコメントを見かけたので、覗いてみたんだけど、たしかに、違いすぎる!!
前作と今作の間に一体なにがあったんだーーーー!!!って感じです。
「ごめんしたって許さない」は、比較的小動物系かわいいって感じですね。クセがあって、線が伸びやかな絵で、男子受けがよさそうな感じの絵です。
だから、男性の作家さんかな?って思ったんだけど、前作を見ると、わたしの勘違いかな?
体の描き方もすごく上手だし、細かな演出も、すごく見ごたえがありました。
私は満足度が高かったです。
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どこかで見たことのある絵だと思ってたんですが、ラブホの上野さんを書かれていた方でしたよ。
上野さんはPIXVで時々読んでいたのに、気が付かなかった私。
作者名で検索かけてビックリしました(;^_^A
ノリもですが、椿後に何があったのか私も気になって仕方がありません。
まるかーとさんへ
こんにちは!!
おお!!ラブホの上野さんを描いている作者さんと同じってわかったんですか!!すごいですね!!
わたし、お恥ずかしいことに・・・まったく、気づかなかったんですよ!!
気づいたのが、つい最近で・・・気づいてみれば・・・絵、似てるわ。って感じで・・・
ラブホの上野さんも面白いですよね!!わたしも、時々、覗いています。