やあ!やあ!「5人の王」4巻が出たよー!!
いやー・・・ようやく面白くなってきた!
いや、今までも十分面白かったんだけど・・・ほら、ラブの部分がどうも不透明だったからさー!
4巻でようやくセージが青の王への気持ちを自覚するよー!!
では紹介に行ってみよー!!
作品紹介
緑の王を継承したセージは、西方へ向かう途中で暴徒化した民に襲われかけ、青の王によって窮地を救われる。
彼と行動を共にする最中、過去に『飛ぶ』ようになるセージ。
そこで若き日の青の王に出会い、王たちの切ない真実を知ることに。
そしてセージは「恋心」を自覚し、初めての「嫉妬」を覚え――。
「5人の王」4巻のここが面白い
ようやく見えてきた青の王のやさしさや愛情
ストーリーそのものはおもしろいものの、どうも、すっきりしない!「5人の王」
その理由は、メインカップルの攻めである「青の王」からのセージへの愛がまったく見えない
1巻の冒頭では早々に手ひどく抱いているしさ!
その後も、ちっとも甘さがなく、セージのことをいじめてばかり!
時々みえるやさしさもあるんだけど、そこに甘さが感じられず、どうも消化不良って感じだったのです
しかし!!4巻にきて、青の王からセージへの愛がようやく見えてきました
一番よかったのがセージと街へ買い物に出かけるシーンですよね!
見た目から女の子と間違われるセージ
街の商人たちもセージのことを女の子として扱う
そして、セージの横にいる青の王のことを彼氏扱い!!
青の王もまんざらでなさそうにニヤニヤしてる
青の王は、セージの手の甲にあるティンクチャーを隠すため手袋を買おうとする
商人はふたりをカップルとしておだてて、さらに買い物をさせようとする
けれどセージは、青の王は自分の恋人じゃないことを精一杯訴える
商人は、青の王に向かって「こんなこと言われちゃ男として黙っていられないでしょ(ニヤニヤ)」と煽る
青の王は「どれがいいか選べないなら私がおまえにに似合うものを買ってやる」という
さらに!
「好きな女に服を贈るほどの甲斐性もないと私に恥をかかせるのか。素直に受け取れ」
ぎゃっふーーーーーん!!!
青の王からこんな口説き文句がでるなんて!!!
1巻からは想像もつかなーーーーい!!!
このふたりで買い物のシーンは、青の王の表情も柔らかくて、口元にうっすらと笑みがこぼれているんですね!!
きっと、青の王も楽しかったと思う!!!
でも・・・
「たかが恋で死んでもいいって思い詰める方が愚かだ」と平気で言っちゃう青の王
このクールな青の王とセージが禁忌を破り結ばれる日って本当にくるのかな?って思う・・・
この雰囲気がさらに甘くなるのを期待したいところなのですが・・・
4巻のラストでは・・・
あれれ?なんでそっちに行っちゃうの?って展開になっています・・・
点と点がつながる瞬間がむっちゃ爽快!
この作品はですねー・・・
なんか、いろいろ謎が多い作品なんですよ?
青の王はなにやら秘密をもっているけど、それを誰にも言わない
そんな中で、不思議な力を持つセージが、青の王にまつわる過去の夢を見ていく
でも、その夢をみて、明らかになることもあるけれど、同時に謎も増えていくという・・・
どこか、すっきりしないもやっとした感じがずっと続いていたんですが・・・
4巻では、その過去の点と今の点が結びつき
「あ!そいうことだったの!!!」と雲間が一気に晴れたような気持ちになれました
あーーー!!!これ!!!気持ちいい!!!!!
青の王は、セージさえも知らない間に、セージと会ったことがあるんですよ!!
でも、青の王は、自分が出会ったセージを妹のヒソクだと勘違いしていた
だから、ヒソクをどの王よりも早く王宮へと呼び寄せる段取りをつけることができたのです
え?青の王は一体いつ、自分があった子がセージだったと気づいたんだろう?と1巻から読み返しちゃいましたヨ!
青の王は、セージが王宮にやってくる前から、セージが現れるのを待っていたんですね・・・
そう考えると、すっごいロマンチックです!!
海ホタルの感想
3巻を読んだ後では、「おもしろいけど、なんかすっきりしないわー」などと言っていたんですが
いやー・・・4巻はむっちゃ面白かった!!!
青の王のやさしい顔がたくさん見れただけでかなり価値があるわぁ!!
セージのほうも、ようやく青の王に対しての恋心を自覚してきました
印象的だったのは、恋心を自覚したセージが、以前、青の王から「愛情に飢えた人間は簡単に落ちるな」って言われたことを思い出すところ
セージはその言葉を思い出して複雑な気持ちになっているけれど
きっとね・・・
やさしくされたら誰でもよかったってことじゃないと思うんですよ
このふたりは何か大きい結びつきがあると信じたいです
でも!!!
本当にくっつけるの?って不安も大きい!!!
ぜひ!未読の人は1巻からチェックしてみてくださいね
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