こんにちは!海ホタルです
こちらの記事では「キスは番にひざまずく」の紹介をしています
試し読み部分を読むと・・・
運命の番を探している高校生アルファが主人公で
ある日、廊下ですれ違った先輩オメガにビビビッときて、その場で告白しています
で、思いきり殴られると言う・・・(笑)
そして、自分が「運命の番」だと思った先輩オメガは、学校中のアルファを食べちゃってるビッチオメガだということがわかって!
まあ・・・展開としてはオメガバースあるあるだな~って思ったのですが、ただ、黒髪の先輩オメガの容姿がむちゃくちゃ私のタイプで~!
ポチっとしちゃいました!
ですので、期待せずに読み始めたんですが!!
これが、よかったんですよ~!!!
アルファ喰いのオメガが登場ってことで、エロエロ作品なのかな?と思っていたら?
それにもちゃんと理由があったって展開です
では紹介に行ってみましょう
目次
作品紹介
「俺は番を作らない たとえ“運命”だとしても」
“運命の番”を夢見るαの伊織が出会った運命の相手――
それはΩ性を武器に学園のαを食い散らかす『α喰い』として有名な不良Ωのレオだった。
本能で惹かれた伊織は早速アタックしに行くものの、αを嫌うレオのフェロモンに挑発され意思とは裏腹にレオを抱き潰してしまう。
それでも諦めない伊織はひたむきな告白を続けるが…
運命の愛を信じる無垢で一途なαと愛を信じきれない業を背負った悲しきΩ――その感情は、恋か運命か本能か?
心揺さぶられる至高のカタルシス・ラブ
「キスは番にひざまずく」のここが面白い
真面目なワンコ後輩が、特定の相手を作らないオメガに言い寄り続けて!
出会う確率は0.01%といわれる「運命の番」と出会えると信じている伊織
で、「運命の番」に出会えて、ビビビっとくるのですが!
その相手が、「アルファ喰い」で有名な学校の先輩のレオだったわけです
伊織は、レオとちゃんと話をしたいと思うけど、レオはわざとフェロモンを出して挑発してきて!
レオのフェロモンを嗅いだだけで理性がぶっとんで、第一話からガツガツやっちゃう伊織
真面目な伊織は、やってしまった後は大後悔の嵐です!!!!
オメガフェロモンに抗えず、レオとがっつりやっちゃった伊織だけど、とにかく「運命の番を大事にしたい」って気持ちが強くて!
あきらめずにレオにつきまといはじめる
まじめで明るくてまっすぐな伊織の存在を疎ましく扱うレオですが!
けれど、レオは、伊織と関係を持った後、他のアルファに触られると気持ち悪くなって、誰かれかまわずエッチができなくなっているんです
だから、レオだって伊織が自分の「運命の番」なのでは?と気づいているわけなのですが!
なのに、伊織を拒否しつづけるんですね~!
施設にいる伊織の家に入り浸り、施設のちびっ子たちに慕われるようになった伊織は、レオのために尽くしまくる
これには、レオも、さすがに心動かされ始めるのですが、それでも、伊織からの告白は強く拒否!
実は、これには、ちゃんと事情があって・・・
アルファに捨てられるオメガの惨めさ
オメガバース設定は、作品によっていろいろあるのですが
こちらの作品は、アルファは多数のオメガと関係を持てるが、オメガは、自分の番相手だけって設定です
レオは、自分の母親(父親?)であるオメガが、番相手だったアルファに捨てられて悲惨な人生を見て育ったオメガで
「番に捨てられて惨めに死ぬのは絶対にごめんだ」と強く思っている
だから、伊織のことを拒み続けるんです
運命の番であっても、いつかは、捨てられる可能性があるってつらいですよね!
そのつらさを味わうくらいなら、不特定多数のアルファと関係を持った方がいいってレオは思っているんです
どちらもみじめだけど、そのひとつを選ばないといけないっていうのが、まさにオメガバースって感じの悲惨さ!
レオの幼少期の回想シーンは、ほんと、悲惨・・・レオがかわいい顔をしている分、つらさが倍増です
番であるアルファに捨てられた母親(父親?)は、かわいがっていたレオのことを手放すことになり、レオは施設で育ちます
救いは、レオのために泣いてくれる友達がいることですね!
海ホタルの感想まとめ
なんちゃってオメガバースではなくて、ちゃんとしたオメガバースコミックでした
特定な番を作らないと固く強く心に決めているレオの揺れる心情部分がよかったです
伊織の強い愛の告白に、伊織の手を取るクライマックスは描写もきれいで見ごたえがあります!
たぶん、ドラマチックオメガバースに分類されると思われます
ツンツンしてる綺麗系ヤンキー顔のレオが、実は、家事上手で面倒見がいいお嫁さんポジって描き下ろしもよかったです
レオのお母さん(お父さん?)の分まで、レオには幸せになってほしい!