帯にある「連載時から大反響の作品が待望のコミック化」の文字につられて読んでみました~
すでに別れたふたりがヨリを戻すまでを描いた作品です
個人的に・・・わたしは、別れた相手とやり直してハッピーになった経験がない人間なので、共感できる部分はほぼなかったんですが・・・(ぐすん・・・)
このきれいな表紙に興味を持っている人はたくさんいそうなので紹介します
どんなお話なのか?
気になる人は読み進めて頂戴!
目次
作品紹介
あいつの体温が、今もまだ消えない――
同棲中の自由人な小説家・桐生(とうい)に振り回され4年、我慢の限界に達した尽(つくし)は別れを告げて家を出た。しかし「寝れない」という桐生からの連絡にしぶしぶ家へ行くと、あっという間に桐生のペースにのまれてしまう。喧嘩をするとセックスに持ち込もうとする桐生の不器用さもかつては好きだったはずなのに「来るんじゃなかった」と後悔する尽。お気に入りのキャップ、二人で見たお笑い番組、苦手だった枝豆…未練を断ち切ろうとすればするほど桐生との想い出が溢れてきて――
「ロスタイムに餞を」のここが面白い
ふたりが別れた理由について
小説家の早坂桐生(とうい)と美容師の尽(つくし)
SNSで知り合って、初めましてで意気投合!
一緒にいる時間が楽しくて1か月後には同棲!
だけど、一緒に暮らしだすと、マイペースな桐生(とうい)に尽(つくし)が振り回されるように・・・
晩御飯を作って帰りを待ってるのに、連絡もなく桐生が外食してくるところとか・・・
朝、ゴミ出しを頼んだはずなのに、ゴミ出しがされていなかったりとか・・・
桐生(とうい)のマイペースさが「自分勝手」に思えてきちゃう尽(つくし)
だけど、リアルな生活って、めんどくさいことがいっぱい!「楽しい」だけでは乗り越えていけないですよね
別れたはずなのに・・・別れたとは思えない態度!
4年たったある日、今まで我慢できた桐生(とうい)のマイペースさを、「もう、無理」と思った尽(つくし)
桐生(とうい)に別れを告げる
ある日、突然、どうでもよくなる瞬間がくるのよ!
別れたつもりでいる尽(つくし)
だけど、桐生(とうい)から「ホラー映画を見て、怖くて眠れない」と連絡をもらうと、ムッとしつつも、桐生(とうい)の家へ行っちゃう
別れたのに、以前と同じように気安くメールを送ってくる桐生(とうい)に怒りをぶつけるのだが、桐生(とうい)は、別れることに承諾した覚えはないって態度
そして、桐生(とうい)は、尽(つくし)が好きなお笑い芸人のDVDをエサに、エッチになだれ込み、仲直りをしようと目論む
謝らなくても俺の気持ちはわかるだろ的なこまったちゃんなの?と思っていたら・・・
気持ちを素直に口にできない・・・その事情は?
ほぼ、攻めである尽(つくし)視点で物語は進みますが・・・
途中で、桐生(とうい)が育ってきた家庭環境の回想が入ります
両親が離婚している桐生(とうい)
父親に「行かないで」と縋りついた母親の表情が忘れられない
そんな母親でさえも、半年後には恋人を作った
「愛してる」「好きだ」という言葉の浅はかさを思い知った桐生(とうい)
この経験から、桐生(とうい)は、自分の気持ちを相手に伝えられなくなったようです
受けのがんばりで復縁!
尽(つくし)と別れたくない桐生(とうい)・・・
でも、なし崩し的に別れ話をなかったとしようとする作戦はすべて失敗!
尽(つくし)のことが好きな桐生(とうい)は、最後にもうひと頑張りします
最後は、ちゃんと、自分の身勝手さを「ごめん」と謝ることができる
尽(つくし)も、ちゃんと、なにが嫌だったのか言葉にして伝えることができる
そして仲直りエッチのクライマックスへ!
海ホタルの感想まとめ
冒頭で言いましたが・・・
わたしは、あまり復縁展開は信じられないタチなので、あまり共感はできる部分はなかったかな・・・
あと、個人的に・・・私の中では受け攻めが逆!
受け至上主義派は、たぶん、わたしみたいに、心のどこかでひっかかる部分があるのでは?って思う・・・
ただ、世の中には、復縁して幸せなカップルも大勢いて、別れたことで相手のいいところを再認識し、さらに、お互いの仲が深くなっていく場合もあることも知っています
復縁BLがお好きな方におすすめしたいコミックです