こんにちは！海ホタルです。ちょっと前に発売された「日曜日にパウンドケーキ」のレビューを本日は書こうと思います。
実は、阿弥陀しずく先生、初読みなんですよー！！
がっつりとファンが付いていらっしゃる先生のなのかな？口コミをみると、なかなか熱い口コミが踊っています。
読んでみたら、「こうあるべき」ってあるあるセオリーを覆してくるところが、一味変わっていてなかなか面白いなって思いました。
では、さっそくレビューに行ってみましょう！
作品紹介
あらすじ・・・武義（たけよし）は父子家庭で家事を切り盛りする男子高校生。最近父親が家で絶賛するのが部下の“西田（にしだ）くん”。女よりきれいだとベタ褒めする姿に若干引きつつも、家にやってきた彼は、顔面イメージに反して言いたいことはハッキリ言う、一本筋の通ったキャラ。彼のことが気になりだした武義は、翌日から「うちでメシを」と誘いまくり――？
「日曜日にパウンドケーキ」のここが面白い
父親のホモ疑惑。でもその相手に一目惚れ？いろいろおかしいよ？
父子家庭で育った武義。男子高校生でありながら料理が得意で、家事はおまかせ！という主婦力の高いマメさなのだが、最近、父親が発言が気になっていて・・・
新しい部下のことを、ひたすら褒めちぎるのだ。
しかも、その内容は「肌がきれい」だの・・・「そこらの女の子よりキレイ」だの・・・
ん？なんか容姿に関することばかりなんですけど・・・まさか、親父、そっちの方に目覚めちゃった？って不安になっているところに、その部下を家に招待すると言い出す。
焦る不安・・・募る父親ホモ疑惑・・・
そして、ついに、その部下である西田さんと対面し・・・
武義本人が、西田くんの美しさに一目惚れをしてしまうのである！！
え？なにその設定？どこからどこが前フリなん？と、読んでいて、わたしは迷子になったんだけど、話は容赦なくどんどん突き進む！！
顔面偏差値が高い西田さんのほんとの姿は、その美しい顔には似つかわしくなく、大変、短気でキレやすいオラオラ系！！
武義は、その一本気通った男前の西田さんの性格にもドッギューン♥状態。
会社帰りの西田さんを待ち伏せし、お持ち帰り。そして、夕食を御馳走し、父親と三人、食卓を囲むのが、さも当たり前状態に持っていく
それに驚くのは父親である。
「これこれ。西田くんの迷惑も考えなさい」と息子を諭すのだが、武義は、甘える面持ちで西田さんに「俺のメシ、美味しくなかったですか？」って聞いちゃうのよねー。
なにこのあざとさー！！笑！！年下だから許される武器だよー！！
こうして、年下の武器を最大限に使い、スキあればチュッとかわいくキスをし、西田さんにキレられると喜んじゃうという・・・
「お前、くり出す珠がイレギュラーすぎて、反応がおっつかねぇ」 と頭を抱える西田さん
大丈夫です・・・西田さん・・・読者のわたしも全く、おっついていませんよーーー！！！
初エロは、若さが爆発！？
年下であるという武器を最大に使い、どんどん西田のペースを崩す武義
西田くんも、容赦なくグイグイくる武義に対し怒っているようで、ほだされ感もあったようで、比較的、簡単に一人暮らししている家に招待しちゃいます
あまーい雰囲気になって、武義は、据え膳食わぬはなんとか状態で、西田くんにがっつくんですけどね・・・・
ふふふふ・・・・
ディープキスだけで達してしまいます
若いからねー・・・思っている妄想とは、いろいろ違うこともあるさー。笑。
読者は面白おかしいが、キスだけで達しちゃった本人は凹む一方で・・・
そんな武義を「一緒に風呂に入ろう」って西田くんから誘ってくれるんですよね。
今まで、年下であることをいいことに西田くんを振り回してきた武義が、西田くんから、ようやくやさしくしてもらえるんですよー！！
どうやら、武義の恋は実ったみたいです。グイグイいった努力が無事実りました！！
よかったね！！
肝心のパウンドケーキはどこで出て来るの？
そうなんですよ・・・題名にもある「パウンドケーキ」は、どういうシーンで生かされているの？
まさか、武義が作る料理のレパートリーの中で、お父さんが好物という設定だけで終わらせるつもりか？と思っていたら、最後の最後で、ちゃんと、パウンドケーキの逸話が入っていました。
パウンドケーキの思い出話から、西田くんへの一生ものと思えるプロポーズをしちゃう武義！！
もう！！あまい・・・あまいね・・・
ほんと、どこまでも幸せになってください！！って思える二人でしたよ。
まとめ
面白いし、あるあるじゃないところがいいね！！って思います。
でも、見目麗しい西田さんが落ちるには、ちょっと説得力が甘かったかも・・・
でもでも、年下だからこその、やんちゃな甘えぶりが、クールな西田さんの心に引っかかったのかもしれませんね！
年下で甘えたな武義と、クールな西田さんは、これからも上手くやっていくんでしょうね。
こういうカップルもなかなか美味しいよね！！って思える作品だったと思います
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