こんにちは!海ホタルです
ふと目について試し読みをしてみた「バケモノの花嫁」
狐の嫁が狼の花婿を初夜にかみ殺そうとしていて・・・「え?どうなっちゃうの?」とドキドキ・・・
もしかして、敵同士のお話なのかな?争いの中で愛が育っていくとか・・・?
いろいろ気になってポチっとしてみました
その予想は、ちょっと裏切られたのですが・・・(笑)
なかなか面白い展開でした
どんなお話なのか紹介をしたいと思います
作品紹介
和平のため、敵対する狼族に嫁ぐことになった狐族のヒナタ。
雌に化け、その身ひとつで嫁入りしたヒナタはある密命を帯びていた。それは狼族族長の息子・暁夜を殺すこと――。
その夜、暗殺を実行しようとするも、たちまち勘付かれ計画は失敗。
九つの尻尾を持つが故に同族から疎まれていたヒナタは生を諦めるが、暁夜に殺されるどころか「初夜だ」と犯され、囚われて…。
「バケモノの花嫁」のここが面白い
敵対ものかと思っていたんですが・・・そういうわけではなかった・・・けど、面白い!
その昔、人間たちに住処を奪われた獣たち
人間の姿を真似ることで、人間たちとの共存を図るが、獣耳と尻尾だけが残ってしまい、人間にも獣にもなれない半端な姿になってしまう
そんな半端モノの種族である狼とキツネ
敵対する関係となるが、和平のため、キツネ族は狼族に和平の証である嫁を差し出す
しかし、キツネ族が差し出してきたのは・・・9つの尻尾を持った妖狐!!!
ここには、キツネ族の薄汚い算段があり、狼族に嫁いできた妖狐は上からの命令で、初夜の寝床で、だんなとなった狼族をかみ殺そうとします!!
しかし、殺されそうになった狼の攻めがキツネを返り討ち!
逃げるキツネを追いかけて、森の中で強引に犯しちゃいます♥
死を覚悟するキツネ族の妖狐
しかし、そんな妖狐を、「自分の嫁」という狼の攻め
怪狐(バケモノ)であった嫁をすぐに監禁するように命令する父に逆らい、妖怪狐を大事に囲うのです
そして、徐々に明かされる妖狐妻の裏事情・・・
妖狐である妻は、キツネ族の中でも、「異様な存在」として扱われてきた厄介者だったのです
生まれた時から、9つの尻尾を持っているというだけで、仲間たちからの名もなき暴力に耐えてきた受け
自分なんていつ死んでもいいと思っている受けが、攻めと過ごす時間の中で、すこしづつ、自分の存在価値に光を見出すのです・・・
けれど・・・
受けの気持ちが動こうと、攻めは受けのことを受け入れられない事情を抱えていて!
後半戦は「え?え?え?!」っていう展開の連続!!
このストーリー性の転換を柔軟に受け入れられるか?
思っていた展開と違う!と思うかで評価が変わってきそうな作品です
個人的には、1冊でまとめるのはもったいなかった気がします
・・・・。
ええ・・・本当に・・・後半部分が、かなり足早だった気がする!!
海ホタルの感想まとめ
第一話で逃げ出した受けを攻めが追いかけて強引に犯すシーンがありまして!
だから、暴君&俺様攻めなのかなって思っていたのですが・・・強引な暴君ぶりをみせるのは第一話だけでした~!
その後は、受けの気持ちを考慮する期間を経て、思い思われのエロターンが何回か入っています
途中からの展開は、けっこう驚いたんですけれど・・・
1冊の中に濃い展開を織り込んだな・・・と感心する部分も・・・
最後はハピエンなので!
受けと攻めの幸せな姿を見れて満足したって感じです
ぜひ、試し読みしてみて!