こんにちは!海ホタルです
いつも、新感覚のコミカルさで驚きと笑いを提供してくれる倫敦巴里子先生の新刊「愛なんて叫ぶはずがない」を読みました
わはは!
今回の作品も面白かったわ!!
主人公の男の子がすごく努力している姿がよかった!
ものすごい弁がたって、なおかつ毒舌!
頭がすっごくいいのに・・・恋に落ちたことで、すごくマヌケになっている!!プププッ・・・
では、紹介にいきたいと思います
作品紹介
頭脳明晰かつ毒舌で、生徒や教師から恐れられる生徒会長の千歳(ちとせ)。そんな千歳の野望は、誰もが羨む完璧な人生を送ること!! 向かうところ敵なしだったが、なぜか後輩の落ちこぼれ柔道部員の信吾(しんご)に熱烈に懐かれてしまう。どんなに酷い言葉で突き放しても、「そんな綺麗事を言わない先輩が好きです!」と、ピュアな瞳で返す信吾。その笑顔に翻弄され、千歳の人生計画は崩壊寸前――!?
弟にコンプレックスを持っている兄が主人公
双子の千歳(兄・主人公)と万里(弟)
オリンピックに出たくて柔道をはじめた千歳
しかし、生まれつきの虚弱体質のせいで、柔道の道を断念・・・
兄のまねっこで柔道を始めた万里は、「ちーちゃんがやめるなら僕もやめる」と言うんだけど
この時、千歳は、「じゃあ、身体交換してくれよ!俺はオリンピックに出たかったんだよ!俺とお前の身体がこんなに違うなんて!双子なのに!!」と泣きながら万里を責めたのです
でも、くやしさをバネに、万里より絶対にしあわせになってやる。と気持ちを切り替え
「万里をオリンピック選手にすることで、自分も成功して幸せになってやる」と万里をオリンピックに行かせることを目標にします
そして!万里は将来オリンピック出場を有望視される柔道選手へ!
なのに、万里は、推薦を蹴って千歳と同じ高校にきてしまう
設備もコーチも整っていない環境で練習する万里のために、千歳は、生徒会長になり、一流のコーチを柔道部へまねこうとするのですが・・・
頭脳明晰の毒舌男が恋に落ちたら・・・暴走?
とにかく、この千歳が、ほんと毒舌で、頭がいい
先生たちもタジタジです
目的のためには手段を選ばない効率主義。
生徒会長になったのも、輝かしい自分の未来のためのステップのひとつにすぎないと、堂々とみんなの前で公言しちゃう。でも、それが許されるカリスマ性を持っている
そんな千歳に近づいてきたのが、万里のファンの柔道部後輩の磯貝くん
万里先輩を育てた千歳先輩に柔道を指導して欲しい。とお願いしてくるのです
最初は相手にしていなかった千歳ですが、この磯貝くん、すごくいい子なんです
毒舌ゆえにみんなに怖がられている千歳なのですが・・・
その千歳に
「綺麗事をいわない人は努力した人です」
「不器用な先輩が強くてかっこよくて好きです」
となついてくる
ワンコのように自分になついてくる磯貝くんに、心揺さぶられちゃう千歳
磯貝くんのことを好きになるんですけど・・・
でも、磯貝くんは万里が好きで・・・
恋愛においても万里に負けていると思った千歳は、気持ちが爆発して暴走しちゃいます
完璧な人生設計!弟の万里よりも絶対に幸せになると決めているのに!まさか、まさかの犯罪者へ道へ~!!!
ここらへんから、千歳の勘違いループが始まる
千歳の思考がネガティブ思考へと転がり始めます
弟の万里が千歳のことが大好きなブラコンって要素も投下され、どんどんこじれていくのが面白かったです!
最後は、ちゃんとハピエン!
本当に、千歳が不憫で面白すぎるキャラで!
無事、幸せになって本当によかった!
海ホタルの感想
後半は、ずっと千歳の勘違いループとなっています
磯貝くんは、ちゃんと「先輩が好きです」と言っているんだけど・・・
万里も「先輩」だから、ややこしくなるんだよね~・・・笑!
磯貝くん視点でのお話も入っていて、磯貝くんから見たら、毒舌の千歳がこう見えているんだなって思えました
コミカルだし、とっても読みやすい1冊となっています
エロ描写も有ります!
だけど、個人的には、倫敦巴里子先生が描くエロが好きなので、もっと見たかった!というのが本音です!!てへ☆
くっついた千歳と磯貝くんの邪魔をこれからも万里がしていくんだろうなって、ニヤニヤできるラストでした!!
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