こんにちは!海ホタルです
本日は、「オンブルーvol.35」より「蟷螂の檻」の最新話の紹介記事です
実は、「オンブルーvol.34」に掲載されていた「第17話 後編」が記事になっていませんので、それも合わせて紹介させていただきます
よろしくおねがいします
目次
「蟷螂の檻第17.5話 (17話後編)」(ネタバレ有)
蘭蔵に拒絶された健一は・・・
泣きながら健一のことを拒絶するかのように手を払い除けた蘭蔵
泣きたいのは自分のほうだと思う健一
どうしてうまくいかないのか・・・自分は蘭蔵のためにこんなに尽くしているのに・・・と悩むが、その時、ふと、以前典彦に「貴方がいなければ誰が蘭蔵さんを守るんです?」と言われたことを思い出す
「蘭蔵さんのためにも(健一が)いてくれないと困る」と言った典彦に相談をしようと思う健一
サチコを巻き込んですまないと思う育郎ですが・・・
典彦に何度も何度も抱かれ、最後に、奥様(サチコ)も旦那様と本多先生との情事を見ていたと言われる育郎
けど、育郎が目を覚ますと、変わらずサチコが付き添っていてくれて、やさしく「いきなりお倒れになったの心配しました」と言ってくれるのです
目覚めたものの頭が割れるように痛い育郎
顔色の悪い育郎に「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるサチコを見て、「巻き込むべきではでなかった」と思うんです
でも、育郎は、サチコのことを手放すのもコワイと思ってしまうのです
「蟷螂の檻第18話」(ネタバレ有)
典彦の手のひらで踊り出す健一
夜中・・・人気のいない場所で会う健一と典彦
蘭蔵さんのことを典彦に相談をする健一
奥様には笑うのに、こんなに尽くしている自分のいうことは何一つ聞いてくれないという健一に、「貴方が蘭蔵のことを思う気持ち、私には痛いほどわかります」と声をかける典彦
典彦のその言葉に、気が緩んで涙がにじむ健一
けれど、典彦は、そんな健一に、「せっかく、貴方と蘭蔵さんがいい関係を築いていたところに、何食わぬ顔して割り込んでくる奥様に嫌な感情を抱くのもよくわかる」と言います
健一は、奥様に対して疎ましいという感情はないと言い、奥様のことを疎ましく思っているのは典彦の方ではないかと言います
健一は、育郎と典彦が抱き合っているのを見たことがあると告白します
典彦は、奥様は、自分と育郎の関係はとうに知っているといい・・・
ふと、今思いついたかのように、奥様は、遺産目当てに蘭蔵さんに近づいたのかもしれない。というのです
典彦の話が見えない健一
典彦は、表向き、この家の財産は、育郎が継いだことになっているが、実は、すべて蘭蔵のものであることを健一に説明します
育郎は女を愛せない。しかも、育郎の子を身ごもってもこの家の財産は手に入らない
同じ身ごもるなら蘭蔵の子でないと財産は手に入らない
奥様が財産目当てで蘭蔵に近づいたかのような典彦の物言いに「あんな優しそうな方がまさか・・・」と信じられないという頭をかかえる健一
そんな健一に「賢しい方だからこそ利を図る」と言います
奥様が財産狙いで蘭蔵の子を孕み、その後、蘭蔵を事故に見せかけて消すことだってできる・・・そのために健一から蘭蔵を離れるよう仕向けたのかもしれない・・・とささやく典彦
最後に「あくまでわたしの推測です」と言い残し、健一に「貴方は十分蘭蔵さんの力になっている」と健一の肩を叩くのです
健一は、典彦の推測を信じたようで、自分が奥様の手から蘭蔵を守ろうと思ったのでしょうか?
典彦に「僕は 蘭蔵さんのためにこれから何ができますか?」と聞くのです
育郎はサチコを必要と思いだしている?
体の具合をなんとか持ち直し、出社しようとする育郎
その育郎を見送るサチコ
心配するサチコに、思わず育郎は手を伸ばします
けど、サチコに触れる前に、申し訳なさそうに手を引っ込め「行ってくるよ」と言うのです
海ホタルの感想
典彦・・・・ほんと、コエー・・・コエーよ・・・こいつ・・・
一度、持ち上げといて、突き落として、さらに持ち上げる
健一の心を手の中で転がしているよ~
健一!典彦のそんな話、信じちゃダメだよ~!!って思うけど・・・・健一も、もともと心に闇を抱えている人間だからさ・・・
こうなると思っていた!!!
育郎がサチコのことを救いに思い始めていて・・・それが典彦にとってどういう刺激になるのかがコワイです
海ホタルは、サチコのことが大好きなので・・・・個人的には、ほんと、サチコにはつらい思いをしてほしくないです。
育郎は当てにならないし・・・蘭蔵も幼子のようだし・・・(←ダメダメ兄弟だな!)
もはや!「典彦VSサチコ」だと思っています
次回もドキドキだなー・・・
このまま闇に落ちる一方なのか・・・・それとも、ここから救いがくるのか?
この先の展開も見逃せませんね!!
この続きは、8月25日発売の「オンブルー」にて掲載予定となっています
海ホタルオススメ「蟷螂の檻」
現在3巻まで発刊中
ひとりのサイコパスやろうによって狂い出す登場人物たち
メス堕ちさせられた当主・・・その当主の知恵遅れの美しい弟・・・そこに嫁いできた美しい嫁・・・主人公の裏金問題を追いかける記者・・・
複数に絡み合う登場人物たちが卑猥で痛々しくゾワリとしたエロスを楽しませてくれます