原作:ARUKU/作画:雪居ゆき「こんな悲しい恋をするはずじゃなかった」

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オトクにBLが読みたい!

αの花嫁 共鳴恋情 1【コミックス版】

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こんにちは!海ホタルです!!

原作がARUKU先生、作画が雪居ゆき先生

6/9に発売された「こんな悲しい恋をするはずじゃなかった」の電子配信がスタートしました

前作の「俺の人魚姫」で振られ役になってしまった柏原が主人公のようだったので、さっそくポチして読んでみたんですけど・・・・

俺の人魚姫【電子限定かきおろし付】

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こちらの作品はファンタジーをぶっこんできています!!!!

 

ええええーーー!!!!

 

前作にそんな要素ゼロなのに!?

 

「俺の人魚姫」の攻め役の悠馬は出てきますが、「俺の人魚姫」を未読でも全く問題ありません

だって・・・・世界がファンタジーワールドにワープしているんだもん・・・

まあ・・・なんつーか・・・・つっこみどころが満載な部分もあるんですけど・・・

でも、原作のARUKU先生のストーリーテラーの異名にふさわしいドラマチックな展開の数々に胸がドキドキしました

山場が、一体、いくつあんねん?笑!!

冷めた目で読むと、突っ込みたい部分にどうしても目がいってしまいます

でも、それでは、もったいない作品です

ツッコミどころは満載だけど、ここは、どっぷりARUKUワールドにひたって楽しんでください!!

本日は、あまり詳しく話すと、つまらないだろう作品なので、サクッとまとめてみました

作品紹介

会社員の裏稼業として「別れさせ屋」をしている柏原は、おいしい条件にうっかり乗せられ、ターゲットである朽葉を騙そうと近づくことに。だがあまりにもまっすぐで純真な様子に、しまっていた良心がうずき出す。しかも眼鏡を外した朽葉はおそろしい程の魔性で…!?
あっという間に落ちた本気の恋。心を暴こうとどんなに焦っても、軽やかに逃げていく朽葉の正体とは一体…?

攻めの柏原は前作とは別人みたいだよ?人を騙す裏バイト?

前作の柏原さん・・・とってもいい人でしたよねー。ちょっとオラオラなゴーインさもあったけど、ヒロインを励まして支えて最後は振られちゃうという報われない役どころでした

その柏原さんが、今作では「別れさせ屋」という人を騙すバイトをしています

まあ、柏原さん、かっこよかったしね!恋愛もイージーモードっぽい感じがあった

だからといって、カネ欲しさに人の恋路をぶち壊すバイトなんてしちゃいかん!!

しかし・・・柏原さんにも、どうしてもお金が必要な事情があるんですよ・・・

そんな柏原の元に、義理の弟のスキャンダル的な写真がほしいという依頼が入る

遺産争いにおいて愛人の子どもが邪魔な姉が相続権を奪うため画策した計画なのですが、柏原は、その破格値の報酬にその依頼を引き受けます

義理の弟は図書館司書として働く冴えない男で、柏原は、こんな騙しやすそうな男とのスキャンダラスな写真など簡単に撮れると思うんですよね

けど、その冴えない男を知れば知るほど、彼のかわいい一面を知っていってしまう

同時に彼のミステリアスな部分に惹かれ、いつの間にか、ミイラ取りがミイラの状態に!!

彼に愛されたくて、いつの間にか、必死に彼を追いかけることになっている柏原

ARUKUせん先生の作品の特徴といえば・・・・「攻めが受けのことを目に入れても痛くないほど溺愛・執着・恥ずかしい愛のことばを吐き続ける。」というものがありますが、そこからは、ひたすらそんな感じ・・・・笑!!

攻めの愛の言葉の数々がこそばゆいわー・・・

でも・・・・

実は、この冴えないと思っていた義理の弟には、秘密があったのです

スクールナイト/ ARUKU
自分以外の人間の顔がただの点と線にしか見えない雪村。だが、新しく寮の同室となった紫ノ宮の顔はなぜか判別できたことに驚く。学校では怪しげな魔物が蠢き生徒が何人か消えたが教師も同級生も見て見ぬふり。訝しむ雪村に、紫ノ宮は「お前を守る騎士になる」と宣言するのだが!? ストーリーテラーARUKUがお贈りする甘い呪いにも似た長い長い恋の物語。

孤独に生き続ける受け。実は家族はおらず天涯孤独の身

その秘密というのが・・・・ちょっとファンタジー要素が入っているんですよね!!

義理の弟の名前は斐(あやる)

美しい模様って意味があるそうですよ!

冴えない風貌なのに、柏原と体を重ねていくごとに美しくなっていく斐

可愛さの中に、芯の強さがあって、自分を邪魔者扱いをする姉のことを逆に脅すくらいの度量を持つ魅力あふれる受けです

そんな彼の持つ秘密が、本当に切ないんです

柏原は斐とつきあいたくて必死になりますが、その流れの中で、実は、斐は、戸籍上の父親である資産家の愛人であることが判明します

問い詰める柏原。斐の口から、はっきり「愛人じゃなく恋人」だというセリフも出ます

でも、この戸籍上の父親である義梵が、もう!!ほんとうに!!ほんとに、いい男なんですよ!!!!

描き下ろしに義梵と斐との愛の日々がちょっとだけ描かれているんですけど、その大きな愛に涙しか出ない

義梵くん、高齢のため本編の方で亡くなっちゃうんですが、柏原も義梵くんと同じように深い愛で斐を愛してくれる言葉を言ってくれるんです

こういうふうに人を愛せるって、ほんといいな・・・

いや・・・男のロマン的なものかな?

大きな秘密を持つ受けは一度は死のうとするんですけど、こんなに愛してくれる存在に出会えて本当によかったと思いました

恋に落ちる花

恋に落ちる花

恋に落ちる花/ ARUKU
妻との関係が冷え切っている花岡は、取引先の真壁という青年から熱烈に求愛される。真壁もまた不幸な結婚生活を送っており、かねてから花岡への想いを募らせていたのだ。抗いつつも真壁に惹かれてしまう花岡。蜜のように甘い二人だけの時間と辛い現実の狭間で揺らめきながら彼らが行き着いた先は……?

海ホタルのまとめ

クチコミをちらほら見ましたが前作の「俺の人魚姫」に通じるものがあるというクチコミを見かけました

せつなさとドラマチックさを詰め込んでいる部分は、共通するものが確かにありますよね!!

でも・・・テイストはかなり違うかな?

前作の「俺の人魚姫」は、身分差とか・・・障害とか・・・尽くしても報われない愛などの受けの献身的な一途な愛が描かれていたのに対し、こちらは、救われない孤独を抱える受けの秘密を理解して、その孤独から救い出そうとしてくれる攻めの大きな愛が描かれていると思います

1巻完結ですが、すごく読み応えがありましたね

二転三転する展開に、ドキドキしました

BL作品って「1巻完結」作品が多いため、話の展開を複雑にしていくのがなかなか難しいんですよね

だからこそ「あるある展開」が多いというか・・・その「あるある展開」の中で、どれだけ作者様が個性を出せるか?ってところが大きいと思うんです

でも、ARUKU先生の話って、その短いページ数の中で、ドラマが二転三転するのが面白いと思うんですよ

そういったお話を書けるってところが「ストーリーテラー」といわれる所以かもしれません

ぜひ、試し読みでチェックしてみてくださいね

試し読みはこちらから

こんな悲しい恋をするはずじゃなかった

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