「テンカウント」が アニメ化されるということで!!おめでとうございます!!
SNSでファンの喜びの声で溢れていますね!!
詳しい情報はまだ出ていない感じですが いつごろ放送されるか?どこの放送枠か?発表がすごく楽しみです
さて・・・その「テンカウント」最終巻となる6巻が3月26日に発売されました
そして 本日 電子配信がスタートします!!
電子版は雑誌掲載時のカラーを再現したデジタル版限定仕様!だそうですよ!!
「電子化をほんと待っていたよーーー!!」って方は このまま 試し読みページにいってくださいね!!
本日の記事は テンカウント6巻の感想記事です
連載の方も追いかけていたんですけど 一気に読むと別の気付きがありますね
ただ「あー!!楽しかった!!」で終わらないラストがすごくよかったと思います
では!!レビューに行ってみたいと思います
目次
作品紹介
「キスしてみて嫌じゃなかったら俺のこと好きって認めてくれますか?」 時を重ね、体を重ね、確実に距離が近づいていく二人。城谷が黒瀬を誘って外出した先で二人は、城谷が潔癖症となったきっかけに関わる女性と遭遇する。様々な気持ちが蘇る中、城谷は……!? そして、手帳の10項目に書いたのは……? 無愛想なカウンセラーと潔癖症の社長秘書の恋、ついに完結!!
「テンカウント」6巻のここが面白い!
植田さんをやりこめたのが黒瀬くんが小気味よかった
5巻のラストで出てきた城谷さんの「不潔恐怖症」の原因となった植田さん・・・・
わたし・・・連載を読んでいるときはスルーしちゃっていたけど この子 黒瀬くんのことがいいなって思って わざと鍵を落としていたんだね!!
6巻を読んで 気づいたよ!!
ほんと!!この女!!どこまでもサイテーだな!!
強かさとあざとさは女の武器だと容認している私でも ほんと植田(←もはや呼び捨て!)のイヤな女ぶりには吐き気がします
自分が幼い城谷さんに何をしたのか?
覚えていないんですかね?
黒瀬くんが城谷さんの連れと知って いけしゃあしゃあと「私もご一緒してもいいかな?」なんて言っていますよ!!
もう!!この植田(←やっぱり 呼び捨て!)の口を縫い付けてやりたい!!!
城谷さんが小さい時 父親にべったりだったことを黒瀬さんにいう植田
城谷さんが席を立った時に 黒瀬さんのことを誘いますが「ビッチは好きじゃない」と 黒瀬さんにこっぴどく振られています!!
黒瀬くん!!かっこいい!!
植田さん!!むっちゃ憤慨していました!!
植田さんの出番はこれで終わり!!
植田さんの登場をきっかけに城谷父が出て来るなどの展開を期待したんですが けっこうあっさりめだったのが少々残念・・・
でも 植田の顔を見ているとイラ~ッてくるから・・・即 退場でよかった・・・という気も!!
ちなみに植田さんと城谷父はすでに別れているみたいですよー!
体をつなげるよりキスのほうがハードルが高い?
5巻で体をつなげるまで進んでいるふたり・・・
「“”不潔恐怖症”の城谷さんが黒瀬さんのブツを受け入れたこと」 イコール 「完全なる両思い」という認識をしていたわたしなんですが 性行為以上に重みがあるのが「キス」だったようです
「キス」って BLにおいての位置づけがかなり重いんですよね・・・
BLあるあるでは 「体を許してもキスは許さない」という展開がよく見られますもんね!
お互い求め合って初めて濃厚なキスシーンになるし ある意味 性行為以上に主人公たちの心の距離の表現がしやすいのかもしれません
そして!!
ついに黒瀬さんのキスを受け入れる城谷さん!
特に城谷さんは「不潔恐怖症」ということもあり 飲み物の回し飲みもできない人でしたが
その城谷さんの舌が黒瀬さんの舌の動きに合わせて出し入れされている!!
キャーーーーー!!!!
黒瀬さんと城谷さんの舌が溶け合うようなキスシーンが ほんと!!よかったです!!
ほんと!!甘いなー!!すてきだなー!!エロイなー!!!!
クライマックスは?どんな感じ?
1巻で黒瀬さんが城谷さんに提示した「不潔恐怖症」を治すための10項目全てがクリアされ 物語はついにクライマックスへ!!
最後の最後で黒瀬さんが見せたドSぶりがこちら!!
「城谷さんが俺にしてほしいことを書いてください(10項目)」と白い紙を出すんですよね
そして「城谷さんが望まない限り 俺からはなにもしません」
ええ!!なにもって!!
わたしはスケベ脳なので とっさに 10項目全てスケベなことで埋め尽くされちゃいましたよ!!
え?城谷さんがそんなスケベなことを書くわけがない?
え???
そうなの???
でも黒瀬さんは 城谷さんにスケベなことを書かせようとしてこういうことを提案したと思うんだよなー
もし 真面目な城谷さんが健全なことを書いたとしてもね・・・
「おうちデートしたい」→変換「家でまったりエロしたい」
「お祭りデートしたい」→変換「浴衣姿で エロしたい」
すべて 黒瀬くんの脳内でエロ方面に変換されてしまうと思うわー
あ!!でも 城谷さんのことだから「僕のことを一生 嫌いにならないでください」なんて書いちゃうかも!!
そんなん書いたとしたら・・・想像しただけで うるってキてまうわー・・・
きっと時間をかけて10項目をクリアしていってくれるんでしょうね・・・
読者に「END」の先を妄想させるスキマを置いていったのが なんともすばらしいラストだったと思います
ほんと 最後の最後まで楽しめましたね
ここが難しかった「テンカウント」
わたしの腐トモさんで「テンカウントはよくわからない」って方がいて・・・
どこが面白いのか いろいろ聞かれたこともあります
ぶっちゃけ「腐トモさんのよくわからない」って気持ちが理解できる部分があるんです
わたし自身・・・
実は「テンカウント」1巻、2巻は あまりついていっていなかったですもん・・・
でも 今思うと 城谷さんが抱える「不潔恐怖症」の闇部分がよくわかっていなかったんですね
漫画の方でも「不潔恐怖症」についてちゃんと触れているんですが 自分自身が「不潔恐怖症」じゃないので その重みが実感できないんです
つまり 共感が薄かったんですよね・・・
そこで「不潔恐怖症」について調べてみました
「不潔恐怖症」の場合 自分自身が汚れているという考えを持っているので 性行為をすることで相手を汚してしまうと考えてしまい性行為そのものが罪悪感でいっぱいになってしまうことがあるそうです
でも性行為事態は気持ちいいから 自分が「不潔恐怖症」ということを忘れ 最中は快楽に夢中になっちゃうケースもある
そして事後に すごい自己嫌悪に陥ったりする場合があり それが躁鬱につながることもあるそう・・・
だから パートナーが「自分は大丈夫だ」と言ってあげることで 「不潔恐怖症」の方を安心させてあげないと駄目なんですね
普通のカップル以上に深い信頼関係が必要となるわけです
それを知ると 黒瀬くんが 城谷さんに投げかけてきた数々の言葉や卑猥なことも納得ができるんですよね・・・
黒瀬くんは 時々Sだけど 総合的に見返してみると 結局 すごく優しかったですよね・・・
植田さんもやりこめてくれたしさ・・・・
城谷さんのことを大事に思っているのがよくわかるしさ・・・
黒瀬くんの城谷さんを見つめる目がとっても好きです
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました
ほんといろんなことを考えさせられた作品でした
結局・・・城谷さんと黒瀬さんは「運命のふたり」ですよね
黒瀬くんからの告白でしたが 城谷さんも黒瀬くんに惹かれるものがあったから 突き放し切ることができなかったんでしょうし 「不潔恐怖症」である城谷さんが 迷いながら 黒瀬くんを受け入れていくのがとてもよかったと思います
出会ったことで お互いが持つトラウマを乗り越え 成長していくふたりの姿が眩しく思えた最終巻でした
描き下ろしは ピアス穴を開けあいっこする城谷さんと黒瀬くんです
仲がよさそうで なによりです
これからも 末永く幸せになってください
すてきなふたりに出会えて本当よかったです
アニメ化もされることですし いつか 1巻からの感想もまとめてみたいなって思います