クズ好き大歓喜! 地獄行き芸能界BL『エンドロールは地獄まで』感想レビュー

当ページのリンクには広告が含まれています。

美しさと狂気が、これほどまでに噛み合うなんて――。


少女漫画でも活躍する三ツ星しずく先生が描くのは、サイコパスクズ×ヒモカスクズというインパクト抜群の組み合わせBL!

ため息が出るほど美しい二人のご尊顔が、暴力描写や異常な執着に説得力を与え、読む者を底なし沼へと引きずり込みます。

「クズ×クズ」の謳い文句に惹かれて速攻で読んだんですが、これは想像をはるかに上回る面白さ! とにかく絵が綺麗で、美しいご尊顔を拝みながら、恐ろしさを通り越して胸キュンが止まりません。

どんな登場人物が現れ、どんな物語が展開していくのか――。
美しい表紙を見て気になっている方も多いと思いますので、さっそく『エンドロールは地獄まで』の魅力をたっぷりご紹介します!

💡この記事を読めばわかること

  • 『エンドロールは地獄まで』のあらすじと登場人物
  • タイトル通りの衝撃的な展開を解説
  • 購入前に知っておくべき注意点
  • どんな人におすすめなの?
目次

作品紹介

あらすじ紹介

小犬丸嵐こと通称マルは、
7人の彼女たちの家でヒモ生活をしていたが、
ある日ついに7股がばれ…彼女たちに刺されてしまう。

生死をさまよう中、何者かに拾われたマルは、
「俳優にならないか」と誘いを受ける。
マルを拾った男・純は、一流芸能事務所
『スノーライトプロダクション』のマネージャーだった。

最初こそ乗り気でなかったが、
純が出してきた、魅力的な衣食住の保証や、
女遊び継続OKの条件の良さにも引き込まれ…
マルは、芸能人生活の魅力にはまっていってしまう。

そんなある日、純の言いつけを守らず、
有名スポンサーの娘に手を出してしまったマルだが、
純の様子がいつもと違っていて…?

天国への道標が、地獄への片道切符に変わる――!
サイコパスクズマネージャー×遊び人チャラクズ芸能人の、芸能界BL!

登場人物

冬城 純(マネージャー):一流芸能事務所のマネージャー。マルを拾い、言葉巧みに芸能界へ誘うサイコパスクズ

小犬丸 嵐(マル):通称「マル」。顔だけはめちゃくちゃ良い23歳の遊び人ヒモクズ男。7股がバレて元カノたちにボコボコにされ、ゴミ捨て場で瀕死状態に…

試し読み

「エンドロールは地獄まで」の魅力を解説≪ネタバレ含む≫

顔だけ最強!絵に描いたようなクズっぷりの主人公

金のためなら土下座どころか他人の靴も舐める——。
倫理観・プライド・節操ゼロのヒモ男・マルは、顔面偏差値だけは超絶MAX

そんなマルが、芸能事務所のマネージャー・純に拾われたことで、ラッキー(?)な芸能界ライフをスタートさせます。
……が、幸運は長く続きません。

純との「ある約束」を軽く破ったことで、マルは純の策略にはまり、なんと5,000万円もの借金を背負う羽目に!
ここから一気に地獄の幕が開きます――。

サイコパスクズ?!純の豹変!狂気と恍惚の表情が最高すぎる

言葉巧みにマルを甘やかしたかと思えば、約束を破った瞬間に態度が一変!
芸能人にとって命ともいえる顔を、平然と殴る蹴る

しかも、「そんなのメイクで隠せばいいじゃないか」と笑顔で言い放つ純。
この瞬間の顔が本当に怖い……そして美しい……!

純:「バカで間抜けで節操がなくて、ゴミと血にまみれている姿が一番輝いている君は、芸能界のスポットライトを受けて、最後は僕の手で特別な死を迎えるんだ」

いやー・・・このセリフはやばいでしょう~

この病んだセリフと恍惚とした表情の組み合わせ、まさに刺さる人にはぶっ刺さるポイント

読んでてゾクゾクします!

純の狂気はかなり本格的ですが、マルが深刻さを引きずらない性格なので、重くなりすぎずテンポよく読めるのがこの作品の魅力です!

怖さの先に「萌え」がある!純の異常なまでの執着愛

攻め・純が見せるマルへの執着は、愛なのか?とても、気になるところです。

純がマルに暴力を振るうのは、いつでも無差別というわけではありません。
それは「自分との約束を破ったとき」、そして「“自分のもの”であるマルが他人に汚されたとき」だけ。
この行動の裏には、常軌を逸した独占欲と支配欲が潜んでいます。

殴る・蹴る・水に沈めるなどのえげつない暴力の直後に、「君が一番」「可愛い」と甘く囁く――。
暴力と愛情が背中合わせで繰り出される、この異常な愛情表現が純の本性です。

さらに、ねっとりした演技指導(という名のキス)や、マルが吐いた服を恍惚とした顔で舐めるなど、戦慄の描写も次々登場。

微笑みながら狂気を繰り出す純の姿は、まさにマルの言う「胎の底が見えない」そのもの。読んでいても、この人いったい何を考えているの…?とゾクッとさせられます。

「偶然ではない」匂わせ!二人の過去に隠された大きな謎

本作はただの芸能界BLでは終わりません。
純の不穏なセリフや行動から、二人の過去に何か重大な秘密があることが示唆されます。

1巻の時点では身体的な関係はまだありませんが、純の「10年…」という呟きや、マルを掌の上で転がすような態度から、二人の出会いは「偶然」ではないことが強く匂わされます。

純が語る意味深なセリフにはどんな意味があるのか?
「10年前」に二人の間で何があったのか?

この謎が物語の深みに直結しており、読者の「2巻早く読みたい!!」欲を爆発させる最高の引きになっています。

目次