BLファンのみなさん、そしてミステリー好きのみなさん…これは見逃せませんよ!
今回ご紹介するのは、私がまさか「ポチって」しまうとは…と自分でも驚いた衝撃作「こまどりは今際の目醒め 上巻」
実は私、このシリーズの前作「こまどりは、夜の帳」がかなり苦手ジャンルで…。
正直に言いますと、私、海ホタルは、コミックに限らず映画も小説も、性的搾取要素がある「因習村もの」は得意分野じゃないのです!!!!
こちらの作品も、受け役の慶臣が性的搾取をされていて、読んでてしんどかった~・・・
しかも、それを命じたのが母親の親友だったってやるせなさ…
感情の持っていき場がないほどの怒りで、正直、気持ちが乗り切れずにいました。



因習村テーマ作品では「あるある」なのかもしれませんね…苦手な人には本当につらい展開でしたよね…
だから、正直、続編の「こまどりは今際の目醒め」は、読むつもりは全くなかったんです。
…が!
「后宮のオメガ 雪花の章」が面白すぎて!!!


読後、気持ちが大きくなっていたのでしょう…。気づけば「ポチっ」と、買ってしまっていたのです…!
そして、読んでみたら、これがもう…
「お…面白いやん!!!!」
と、まさかの大興奮!!!!!



あわててて下巻を探したほど面白かったんです!(←まだ発売されてなかったけど!泣)
苦手な私でも夢中になった「こまどりは今際の目醒め」、その魅力をたっぷりお伝えしますね!
作品紹介|あらすじ&登場人物
あらすじ
双子信仰のある村で「呪い」を強要されていた慶臣。
ある事件がきっかけで警察官の紀人と出会い、惹かれ合うようになる。
だがある日、昏睡状態だった双子の弟・三輪が姿を消して……!?
“追う男”たちの命を懸けた恋愛譚、続篇が登場!!
人物紹介



【橘紀人(たちばなのりと】
・俺様キャラ
・警察官
・父は警視総監
・えらそう
・男前
・受けのことを溺愛



【卜部慶臣(うらべよしおみ】
・意地っ張り
・不憫受け
・クーデレ
・ツンキャラ
・美人
こういう人におすすめ!おすすめできない人!
- ミステリー要素が入ったBLが好きな方
- ツンデレ・クーデレな受けキャラが好きな方
- シリアス展開と甘い恋愛のギャップを楽しみたい方
- 露久ふみ先生の作品ファン
- 明るくライトなラブコメを求めている方
- 因習やオカルト要素に抵抗がある方
- 甘々&ラブラブ&イチャコラ展開を摂取したい方
前作のおさらい「こまどりは、夜の帳」の魅力について
まずは、「こまどりは今際の目醒め」を最大限に楽しむために、前作「こまどりは、夜の帳」を簡単におさらいしましょう。
物語の始まりは、政財界で続く不審死の捜査を命じられた俺様警察官・橘紀人(たちばな のりと)の登場から!。彼は双子の兄で民族学者の慎仁(しんじ)と共に、山奥にあるカルト教団の村「片坂村」へ向かいます。
そこには、不思議な力を持つ双子の美少年、卜部慶臣(うらべ よしおみ)と三輪(みわ)がいました。
彼らの傍には、その力を利用して悪事を働く里江がいました。
里江に脅されて村を出ることを諦めていた慶臣…その閉ざされた心に、紀人がずかずかと入り込んできて…。
最初は、紀人を拒絶していた慶臣だが、図々しくもやさしい紀人に惹かれ始めて…❤
ラストは、無事、慶臣と三輪を村から救い出すことはできたものの、三輪は眠ったままの状態に――。



「こまどりは、夜の帳」は、閉ざされた因習村を舞台にゾクゾクする展開が楽しめる作品!好きな人にはたまらないはず!
- 双子の神秘的な力が好きな人
- カルト教団、霊能者、呪いといったオカルト展開にゾクゾクする人
- 美少年が苦しむ姿に萌える人
- ストーリー性重視のBLが好きな人
前作のラストで最高だったのは、掴みどころがなく飄々としていた紀人の、内側に秘めた慶臣への強い愛情が見られたシーン!あれは本当にたまりませんでした…!
でも、やはり気がかりだったのは、不思議な力を使って眠り続ける三輪の存在でしたよね。
その続きが楽しめるのが、今回紹介する「こまどりは今際の目覚め」です!
爆萌え!「こまどりは今際の目醒め」はここがすごい!
上巻の見どころ|舞台は因習村から漁村へ!「人魚伝説」の新ミステリー
続編では、三輪が入院先から忽然と消失。
消えた三輪を追って、舞台はなんと!「人魚伝説」を信仰する漁村へ!
排他的な村民たち、口伝として残る話に隠された謎…と、今回もミステリー要素てんこ盛りで、ぐいぐい引き込まれていきます。これはミステリー小説を読まない私でも大興奮の展開でした!
そして、今回、私が「面白いやん!」と叫んだ最大の理由…それは…
なんと!慶臣とペアを組んで調査するのは、あの紀人の双子の弟・慎二の方なんです!
慶臣溺愛の紀人が、それを黙って見ているわけもなく…!兄に振り回される不憫な弟役の慎二が、紀人にボコられて涙目になりながらも逆らえない姿がもう面白くて面白くて!
さらに!その流れで慶臣にお仕置きエチする展開は、もう、BL神展開!
いつもはツンツンクールビューティーな慶臣が、涙目になって「おまえなんか知らない…嫌いだ」って言うんですよ?!その後に続く紀人の「俺はお前を愛してるよ」の破壊力たるや…!



もう、ごちそうさまでした!!って感じです!!!
漁村で出会う日焼けした肌が魅力的なイケメン神主・みくにさんも要注意人物です。ミステリー小説を読まない私でも、登場した一コマ目で「こいつが怪しい!」ってなるのに、全然気づかない慶臣と慎二の人の良さったら!もう、頼むから気づいてあげて!って心の中で叫んじゃいましたよ(笑)。
「今際の目醒め」から読んでも大丈夫?気になるポイントを解説!
「前作読んでないけど、気になる…」と思った方もご安心ください!
コミックの最初にこれまでの話が簡単にまとめられているので、未読の方でもストーリーや人間関係は理解できると思います。
ですが!
個人的には、断然、前作「こまどりは、夜の帳」を読んでからの方が、物語に深みが出て、より一層楽しめると思います。前作の慶臣は、完全に心を閉ざしていたので、もっとツンツンしていて、それが彼の大きな魅力でもありました。
今作では紀人に甘やかされて、ツン度がちょっぴり軟化している状態です。
それでも、三輪の捜査をしているのに紀人が何も話してくれないからと、単独で三輪を探そうとする気の強さは健在!
前作から読んで、慶臣の変化を楽しんでほしいです。
購入前にチェック!リアルな口コミまとめ
実際に読んだ人たちはどんな感想を持ったのか?
良い点も気になる点も、リアルな読者の声をピックアップしました。購入の参考にしてみてくださいね!
🌟 読者も夢中!『こまどりは今際の目醒め』の「胸熱ミステリー」口コミ
- 甘さと不穏さのギャップに心奪われる!
「紀人と慶臣の甘い同棲シーンに癒されたかと思えば、一瞬で不穏な空気に…!日常とミステリーの緩急がすごくて一気読みしました。」
- 因習ミステリー好きにはたまらない舞台設定
「人魚伝説の残る村の雰囲気が圧巻。祭りや儀式の描写がリアルで、閉ざされた空気感にゾクゾクしました。」
- キャラクターの感情の深みが刺さる
「紀人の嫉妬や独占欲、慎二の不器用な優しさ…一人一人の感情が丁寧に描かれていて、胸に迫ります。」
- 上下巻構成なので注意
「上巻のラストで衝撃的な展開!続きが気になりすぎるので、完結後にまとめて読む派も多そうです。」
- ゆっくり進む展開に好みが分かれるかも
「キャラ描写や舞台説明がじっくり描かれていて、テンポ重視派にはやや長く感じるかもしれません。でもその分、世界観に没入できます。」
はやく下巻を読ませてくれー!発売日は?!
上巻を読み終えた方は、みんな「下巻はいつ発売されるの?」と気になっていると思います。
「こまどりは今際の目醒め」の最終話は、「ディアプラス2025年9月号」に掲載されています。
下巻の発売予定は、2025年12月1日予定と告知がありました!
アニメイト特典には小冊子付!電子版も登場!!!
📕アニメイト購入特年典には、描き下ろし小冊子が付いてきます!
「アニメイトブックストア」では、小冊子付の電子版が配信中!
双子信仰のある村で「呪い」を強要されていた慶臣。ある事件がきっかけで警察官の紀人と出会い、惹かれ合うようになる。だがある日、昏睡状態だった双子の弟・三輪が姿を消して……!?
今すぐ『こまどりは今際の目醒め 上巻』を試し読みする!
気になる謎に慶臣と紀人の甘いシーンにキュン♡
漁村の秘密や失踪事件、そして二人の恋の行方が気になりすぎる!
まずは無料の試し読みで、このワクワクを体験してみてほしいです!