こんにちは!海ホタルです
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で・・・この機会に、前から気になっていた早寝電灯先生の「See you later,Mermaid」を買っちゃいました~
これ・・・第一話が無料公開しているんですけど・・・
なんというか・・・
第一話の試し読みだけでは、さっぱり意味がわからないんですよ?
それがあって、買うのを後回しにしていたのですが・・・
コミックで読んでみたら、第一話で感じた「?」って部分が、すべて、一本筋でつながっていくって展開でした
声を出すと相手がいいなりになるというちょっとだけファンタジー要素もある作品
でも、とても素敵な作品!
紹介したいと思います
目次
作品紹介
人を操ることができる声を持つ辰実は、旅先のある海辺で一人の青年・一士と出会う。
同じ宿に泊まっていた彼と酒を飲みかわし親しくなるが、翌日、一士から突然「愛してるよ」と言われ…?
謎多きふたりの過去と記憶が徐々に解き明かされていく、極上のミステリアス・ラブ。
「See you later,Mermaid」のここが面白い
あらすじはこんな感じ
旅先の海でボーっと海を見ていたら、一士という青年に声をかけられる辰実
初対面の一士を警戒しているのか・・・?どうも様子がおかしい辰実
一士から離れようと、その場から立ち去ろうとするが、その時、一士が砂が目に入ったと突然泣き出して・・・
心配する辰実
聞くと、一士の泊っている旅館は自分と一緒の旅館で・・・
宿まで一緒に帰り、旅は道連れだと酒を飲み明かすのです
酒が入って酔った辰実は、自分には不思議な力があると話し出す
海の波音のような声で言葉を発する辰実
この声を使って言葉を話せば、誰でも、自分の言うことを聞いてしまう。と話す
不思議な話だが、一士は、「面白い」と言ってくれて・・・
そして、ふたりの旅の終わりがやってくる・・・
一士は、友達になろうと言うが、辰実は、自分にはこの力があるから友達にはなれない。と返事をする
いつも、無意識にこの力を使っているんじゃないかと不安になる・・・怖い・・・。と話す辰実
せっぱつまった表情の辰実に・・・この力のせいで辛い目にあったのかな?と思っていたら・・・
次の瞬間、一士に「好きになってほしい」と告白をする辰実
すると、一士は「愛してるよ」と答えて・・・・・
でも、第二話以降に、辰実視点・・・続けて、一士視点でお話が続いていって・・・
最後の最後まで読んで、ほんと、読んでよかったと思える作品です
小さかった幼馴染ふたりの恋を描いたBLでした
第一話を読むと・・・???
あらすじを読んでも・・・「ミステリアス・ラブ」とあって・・・???
でも、第二話から、辰実の子供の頃からの回想がスタートします
まだランドセルを背負っているちびっこの辰実
海辺で泣いている子供を見つけて、黙って近くに座ります
泣いている子「なんで、僕の隣に座るの?」
辰実「ぼ・・・僕もそうしてほしい時があるから・・・・」
泣いている子「じゃあ、なんで、何も言わずにいたの?」
辰実「ぼ・・・ぼくも、そうしてほしいって思ったことがあるから・・・・」モジモジ・・・
こうして、泣いている男の子と仲良くなる辰実
泣いている子は、遺産相続でいつももめている家にいるのがつらくて泣いていて・・・辰実の家も、母親と父親が毎日のようにいがみ合うような家で・・・
不思議な連帯感に、ずっと一緒にいて、ふたりは、中学生、高校生へと成長していくのです
その成長過程の間でも、揉め続けている辰実の家
その状況がつらすぎたのか・・・ある日、辰実に、言った言葉で相手を従える不思議な力が宿ります
自分に宿った不思議な力に怯える辰実・・・
でも・・・そんな辰実を、海辺で出会った泣いていた男の子が支えてくれるんですね~
辰実の子供の頃から回想を振り返ることで、海辺で泣いていた男の子と辰実の深い絆が色濃く描かれていて・・・
成長過程で、周りからのゲスな勘繰りや、性的対象として相手を見るようになってしまった罪悪感も描かれてる
同時に「言葉」の持つ力の強さを描いているのが、とても印象的!
そして・・・
最後の最後で、第一話の謎をすべて回収!
いや・・・お見事です
ほんわりと予想ができる部分もありましたが、気持ちの部分で読者の予想を大きく飲み込んでくる強さがありました
ぜひ、早寝電灯先生の描くハッとする言葉の強さを楽しんでほしい作品となっています
エロはあるの?ないの?
コミックの最後に入っている「later talk」が、描きおろしだと予想していまして・・・
そちらで、ふたりの初エロが楽しめます
激しいエロではないですが・・・
小さいころから思い合ってきたふたりが結合できた瞬間に立ち会えたことに感動をしました!
早寝電灯先生は、時々、エロなしの場合もあるので・・・
結合できてよかったね~って感涙です
海ホタルの感想まとめ
ネタバレ多めだと、コミックではあまり楽しめない作品かと思って、ネタバレ少な目で紹介しましたが・・・
ネタバレ少な目だと、意味がわからん記事になってしまいましたね(;^ω^)
でも・・・ほんと、なんていうか、海のさざ波の音が聞こえてくるような作品で!
小学生の頃であったふたりが、様々な成長過程を経てって展開がすごく胸にグッときました
早寝電灯先生は、ほんと、空気感を描くのがお上手
小学生の頃のふたり・・・中学・高校生のふたり・・・
いろんなエピを経て、大人になっていく二人を巧みに描いています
胸の奥底にしんみりとくる・・・
そういう作品が好きな人におすすめしたい作品です