体温も性格も超絶に冷たい攻めにときめく受け!バカップル誕生!「熱浸透率」国枝彩香

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オトクにBLが読みたい!

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国枝彩香先生の新刊が出ています!その題名も「熱浸透率」!!

ってぇぇぇぇぇ~!!!なんて読むの?読めんよ?

ローマ字表記を見てい見たら「ねつしんとうりつ」だった!!

表題作を読んだら、「うおっ!!なるほど!確かにそういう話だ!!」て深く納得!!国枝節炸裂な一冊でした!

作品紹介

登場人物&あらすじ

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出典:「熱浸透率」

:白鳥 玄・・・体温低ければ、性格も冷めている背の高い大学生
:高木岳人・・・明るく元気な大学生。おせっかい。

 

おせっかいで空気の読めない高木岳人(たかぎがくと)と体温も性格も超絶に冷たい男・白鳥 玄(しらとりげん)。
正反対の二人はなぜかつるむようになり、一線を超えてしまったのに、お互いにその意味がわからず大混乱…?

天然男子二人のもだもだファーストラブを描いた表題シリーズ他、
読み切り作品と「耳たぶの理由」シリーズを収録▼

引用:アマゾンより

 

「熱浸透率」のここが面白い

好きになった相手は壮絶に冷たい男

相手に流された上で誰にも見せないような秘部をさらけ出した直後に、面倒くさそうに「なんか、体力とエネルギーの無駄使いって気がする」なんてことを言われた日にゃ・・・!!

ムッキー!!お前なんか知らねー!!って受けが油ギトギトのモツ鍋煮込みを相手にぶっかけちゃう気持ちがわかる・・・

手を出してきたのはお前の方だろうが!!!怒!!!ってなっちゃうよね!!

もう、これは、本当に好きになった相手が悪かったとしか言いようがない・・・

攻めの玄は、ひょろりとしたのっぽの低体温男。何事にも冷めた性格で、発情期もごくまれにって淡白さ・・・

世間一般にある恋人同士のようなおつきあいをしたいのに、それさえも叶わない相手を好きになった受けがひらすら、攻めの玄に振り回されちゃう。

そして、どんなに振り回されても、努力する方向がいろいろ的外れな玄を見て、「やっぱり好き」ってなっちゃう岳人の気持ちがよくわかる。

あと、サイコーに冷たくてデリカシーのない玄なんだけど、玄なりに岳人のことが好きなんだよね。それが、読んでる読者にはわかるのね。それが、お相手の岳人には伝わらず、すごくもどかしい気持ちにもなりました。こういうもどかしさ、とっても胸がキュってしちゃいます。

 

挿入はノンケにはハードル高し!

世間一般の恋人同士であれば、お互い求め求められ・・・めくるめく熱々の一夜をいくつも過ごすはずだけど。岳人のお相手の玄は、めったに発情をしない男!

ふたりで、勉強のためにと男5人(初心者にはハードすぎる内容だ!笑)が交わるDVDを見て雰囲気を出そうとしたけど、思いがけない場所に出し入れしちゃう映像に、受けの岳人のほうが「これはない」と引いちゃうのねー。

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出典:「熱浸透率」より

あはは!!俺、いろいろ勘違いしてた~!これはしたくない!って、「友達以上恋人未満」の関係で一度は満足しちゃうんだよね!

しかしこの後に、当て馬(?)が登場することで、岳人の中に独占欲が芽生えちゃうのがよかった!

どちらかに彼女ができたらふつーの友達に戻ればいいやって思っていたはずなんに、いざ、目の前で別の誰かに玄を取られそになったら、すごく焦ってしまう気持ち、わかるよー!!まさに「恋のあるある」だよね!

そうした思いが高まって、ふたりは、ついに「絶対にできない」と思っていたハードルを飛び越えちゃいます!!

凸凹コンビの初めて描写も、ほんと、ワラエル・・・いろいろ大変です。ププッ・・・でも、その分、無事、つながることができた二人を祝福したい気持ちになれたよ!

 

短編「愛玩生物」「儀式」同時収録

コメディタッチな作品もあれば、シリアスでどこか後味の悪さもある作品も描く国枝先生ですが、同時収録されている短編2編は、どちらも、少々、シリアス・・・シリアスの中に、どこか救いのある部分もあるって作品です。

「愛玩生物」

遺伝子レベルで好きな人が決まっていたってお話かな?
でも、いろいろつっこみどころもあって・・・息子かもしれない相手に挿入しちゃってるよ?とか・・・息子かもしれない相手が自分の本命とくっついちゃってるけどいいの?とかって、読後、自分の中で消化しきれない部分があった。

けど、表紙を見て、もっとドロドロした展開を想像していたので・・・それを思えば、意外な結末を楽しめましたね!

「儀式」

これはね・・・過去を回想していくタイプの構成なんですけど、いろいろ読者を不安にさせといて、「なーんだ!あ!そうなのね!」って安心させてくれる作品です。
結末が見えなくて、ハラハラしながら楽しめました!!

 

まとめ

コメディあり。ダークさありで、国枝先生ファンにはたまらない一冊に仕上がっていると思います。

「耳たぶの理由」のケンカップルふたりの短編がちょこっと収録されています。

読後に考えたのは、どこまで許したらつきあっていることになるのかな?ってところ。

触りっことはいえ、これ、男と女でやったら、それは、もう、友達ラインを超えている行為となるはず!!だけど、「触りっこする友達」なる言葉が当たり前のようにあるBLワールドの不思議さを再確認した!

私的には、触りっこの時点で、このふたりは「おつきあい」してるものと見ていましたが、読む人によっては、「友達」のニュアンスのほうが強いのかな?

いろんな意味で楽しめた一冊でした!

電子書籍をチェック!!


熱浸透率
国枝彩香
本日の記事はいかがだったでしょうか?昨日の内に、下書きをほぼ書き終えていたはずなのに、今朝、すべて消えておりました・・・な~ぜ~・・・?相当、動揺したようで、書き直しにいつも以上の時間がかかってしました~!笑。

シェアしてくれたらうれしいです!

2 件のコメント

  • やっと表紙等カップルをみて、どっちが受攻がわかるようになってきましたあ! ←喜べる?

    • sayurinさんへ
      ふふふ。表紙見て、受攻がわかるようになってきたって!!sayurinさん、なかなかかわいいことを言いますね~!!
      でも、やっぱり、そこは重要かもしれません!!喜んでいいと思いますよー\(^o^)/

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